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講義名:
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音楽実技ⅡA(K2B)
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教員:
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伊藤 久恵
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単位:
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1
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学部:
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カテゴリ:
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キャンパス: | |
開講時期: | 春学期 |
開講学年: | |
昼夜区分: | |
曜日・時限: | 金曜 3時限 |
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授業のテーマと目標 |
◆授業のテーマ
幼稚園や保育所では、朝の会やお弁当の時間など、日々のさまざまな場面で音楽活動が展開されている。また小学校でも、音楽科授業、学級活動等の時間等に多様な音楽活動がおこなわれる。さらに園・所・学校のいずれの場でも、各種行事に際して音楽がもつ意味は大きい。
本授業は、保育者・教育者に必要な音楽実技の知識・技能を習得するためのものである。ピアノ初習者向けの教則本である「バイエル」に収められた楽曲、幼稚園 や保育園で日々うたわれるあいさつの歌、小学校学習指導要領において定められている歌唱共通教材を中心に扱う。さらに、楽譜を読み解いて分析(アナリーゼ)したり、自分の技術に応じて楽曲のアレンジを行ったりする。なお、教材として用いるこれらの楽曲はどれも、採用試験において課題曲として指定されることの多い作品である。
◆授業の目標
・歌唱共通教材やその他の子ども向けの歌を知り、レパートリーを増やす。
・楽譜をアナリーゼし、アレンジするための知識・技術を習得する。
・コードネームの基礎的な理論を習得する。
・幼稚園や保育園、小学校において行われる音楽活動に必要となる鍵盤楽器演奏、歌唱の技術を高める。
・自らが演奏・歌唱を行うだけでなく、子どもたちがより歌いやすく、演奏しやすい伴奏の方法を習得する。
・保育・教育の現場で、その場の状況に即した音楽的アプローチができるようになることを目指す。
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学士力 |
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記号
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内容
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汎用的
スキル
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A-2
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多様なメディアを主体的に利用し、他者と連携できる。
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C-9
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文化・社会と自然に関する知識を理解できる。
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専門的
スキル
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E-14
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目標を設定し、自ら進んで取り組むことができる。
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F-16
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獲得した知識・技能を総合的に活用し、課題に適用し、解決できる。
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G-20
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既存の知識を活用して、新しい価値(アイデア、生産物、方法等)を生みだせる。
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授業の内容と計画 |
第1回 ガイダンス、音楽実技ⅠBの総括
第2回 ト長調・ヘ長調の主要三和音
第3回 楽譜を読み解く ~調を判定する~
第4回 イントロをつける ~曲の末尾を用いて~
第5回 発表会形式の試験と講評 ~イントロをつけたアレンジの発表~
第6回 ニ長調の主要三和音
第7回 イントロをつける ~主和音(Ⅰ)を用いて~
第8回 コードネーム ~アルファベットが示す音~
第9回 コードネーム ~長3度と短3度、よく用いられるダイアトニック・コード~
第10回 発表会形式の試験と講評 ~コードネームを用いたアレンジの発表~
第11回 コードネーム ~セブンス・コード~
第12回 根音と和音による伴奏
第13回 オルタネーティング・ベースと和音による伴奏
第14回 コードネーム ~アナリーゼ~
第15回 発表会形式の試験と講評 ~アナリーゼを生かしたアレンジ~
※発表会の回数と形態は変更される場合がある。
※発表会の課題曲は、履修者ひとりひとりのレベルや状況に合わせて決定していく。
※毎回の授業において個人レッスンを行うため、上に示した学習の順序や内容から若干の変更がされることもある。
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事前学習・事後学習 |
履修者によっては練習環境の確保が難しいと思いますが、日常的にピアノに触れ、歌をうたって、練習をするように心がけましょう。毎回の授業は、練習の時間ではなく「1週間の練習の成果をみせる場」であると心得ましょう。 |
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成績評価方法と基準 |
レパートリー・リストに記載の合格曲数と難易度50%、発表会での演奏30%、毎回記入するレッスン記録の記載内容10%、その他授業への参加の度合10% |
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学生へのメッセージ |
・ピアノの演奏技術を習得し、子ども達との音楽活動を構成する技術を獲得することは、音楽教育の観点からはもちろん、学級経営や子どもとのコミュニケーションの観点からも重要です。初心者であっても、練習と理論の学習を続けていくことで、確実にレベルアップしてゆくことが可能ですので、心配せずにじっくりと取り組んでください。
・指導を行う前提として、まず指導者自身が音楽に親しみ、楽しんでいることがとても大切です。履修者によっては練習環境の確保が難しいと思いますが、日常的にピアノに触れ、歌をうたって、練習をするように心がけましょう。毎回の授業は、練習の時間ではなく「1週間の練習の成果をみせる場」であると心得ましょう。
・遅刻・早退について、1回を0.5回の欠席としてカウントします。20分以上の遅刻・早退は欠席とします。
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オフィスアワー |
水曜 17:00-18:30
※これは本学「音楽実技」全体の計画を担当している森薫のオフィスアワーである。
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教科書・参考書 |
鈴木恵津子他著『改訂ポケットいっぱいのうた 実践 こどものうた簡単に弾ける144選』教育芸術社
木許隆他編『うたのファンタジー』圭文社
高見仁志編著『新しい小学校音楽科の授業をつくる』ミネルヴァ書房←※小幼履修モデルの学生のみ
この他に、適宜資料を配布する。 |
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