講義情報
講義名: 教育実習指導(事前・事後)(幼)
教員: 岩井 真澄, 泉 秀生, 木内 菜保子
単位: 1
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:通年
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:火曜 2時限
授業のテーマと目標
教育実習Ⅰ、教育実習Ⅱを有意義かつ充実した実習とするため、教育実習にかかわる事前及び事後の指導を行う。
事前指導では、教育実習の意義、教育実習の計画と準備、実習の心構え、実習日誌の書き方、指導案の立て方などを学び、実習にそなえる。
事後指導では、実習の成果をまとめたり、ディスカッションをしたりして、新たな自己課題を明確にしていく。

学士力
教育実習Ⅰ(幼)に向けて
A-2. 相手の意見を丁寧に聞くことができる。
A-4. 他者と協調して行動できる。
B-7. 自己の良心及び法規範・社会のルールに従って行動できる。
D-11. 自らを律して行動できる。
J-11. 子どもの行動に対して、すばやく応じることができる。 
J-16. 子どもの行動を把握し、分析・考察できる。 
K-21. 実践に基づいた正確な記録を作成し、記述できる。
K-23. 組織内外の人たちと連携・協業できる。

教育実習Ⅱ(幼)に向けて
A-6.  自分と周囲の人々や物事の関係性を理解する
D-11. 自らを律して行動できる。
E-14. 目標を設定し、自ら進んで取り組むことができる。
F-16. 獲得した知・技能・態度を総合的に活用し、課題に適用し、解決する。
J-15. 円滑に担当クラスの運営を行える。
J-16. 子どもの行動を把握し、分析・考察できる。
K-22. 月案・週案・保育教育指導案等の計画を作成できる。
K-23. 組織内外の人たちと連携・協業できる。
授業の内容と計画

1.オリエンテーション・授業理解
2.教育実習の意義と課題
3.教育実習の内容・方法
4.幼稚園の生活
5.幼稚園教員の役割の理解
6.実習にむけての心得・実習生としての心構え 
7.実習日誌の意義と書き方①記録の意味と記入方法
8.実習日誌の意義と書き方②観察の視点と幼児理解
9.指導案の意義と書き方①紙芝居と絵本
10.指導案の意義と書き方②朝の会、昼食、帰りの会
11.先輩の実習体験から学ぶ
12.実習に対しての自己課題形成
13.実習に必要な手続きの理解

教育実習Ⅰ(幼)

14.教育実習を終えて①実習での学びの整理
15.教育実習を終えて②幼稚園教員としての今後の課題の明確化

16. オリエンテーション・授業理解
17. 教育実習の意義と課題
18.教育実習の内容・方法
19.幼稚園教員に求められる専門性
20.幼稚園教育においてはぐくみたい資質能力
21.実習日誌と指導案の意義と書き方
22.幼児理解
23. 発達段階と遊びの展開
24. 教材研究の意義と指導案立案
25.指導案協議
26.先輩の実習体験から学ぶ
27.実習に対しての自己課題形成
28.実習に必要な手続きの理解

教育実習Ⅱ(幼)

29.教育実習を終えて①実習での学びの整理
30.教育実習を終えて②幼稚園教員としての今後の課題の明確化

 ※授業の進度によっては、順番や内容を一部変更する場合がある。

事前学習・事後学習
第1回、第16回授業では、学期を通しての授業計画を提示し、さらに毎回の授業で、次の回の具体的授業内容を提示・確認する。円滑な進行と、十分な理解のためには授業準備、予習が必要である。
また、授業内容の理解を深めるためには、各回の授業内容を各自が復習し整理することが重要である。各自の主体的復習だけでなく、幼稚園理解や幼稚園教諭理解の課題、教材研究、指導案作成など課題を課す。
アクティブラーニングの実施
第9回 グループになり、模擬保育形式で絵本や紙芝居の読み聞かせを実践し、理解を深める。
第14~15回 グループになり、幼稚園教育実習の体験を振り返り、共有することで、自己の課題を明らかにする。
第24回 グループになり、教材研究を深めていき、指導案を検討する。
第25回 グループになり、指導案を協議することで、指導案の立案方法や教材研究について理解を深める。
第29~30回 グループになり、幼稚園教育実習の体験を振り返り、共有することで、自己の課題を明らかにする。
実務経験を生かした授業の実施
【実務経験】幼稚園教諭
第4回~第10回、第18回~25回において、幼稚園教諭の実務経験から、各授業でテーマになっている場面での幼児の姿や幼稚園教諭の役割など、事例を示す。
成績評価方法と基準

授業内で課す課題などの提出物100%

学生へのメッセージ

幼稚園における教育実習が充実したものとなるように、準備をしなければならないこと、身に付けておかなければならないことに、1つずつ取り組んでいきましょう。何事にも努力は報われると信じています。授業内の課題を真摯に取り組んで欲しいと願っています。
また、鉄道遅延等による遅刻は20分以内の場合のみ遅刻として認めます。20分を超える場合は欠席の扱いとします。遅刻や欠席の場合は、授業開始前までにEM室に必ず連絡を入れましょう。欠席した場合は、必ず補講を受けなくてはなりません。
オフィスアワー

月曜日 15:30 ~ 18:00

※実習に関することは、オフィスアワーに限らず、実習担当者に速やかに報告・相談してください。

教科書・参考書
〈教科書〉
特に定めない。
〈参考書>
幼稚園教育要領(平成29年3月告示 文部科学省)
幼保連携型認定こども園・教育・保育要領(平成29年3月告示 内閣府・文部科学省・厚生省)
上記は、文部科学省・厚生労働省・内閣府ホームページからのダウンロードも可能である。

必要な資料は、授業中に適宜配布する。