講義情報
講義名: 経営学①
教員: 洪 聖協
単位: 2
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:春学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:水曜 2時限
授業のテーマと目標

授業概要          

本講義は,初学者を対象に経営学全般の基礎的概念,各理論の概要について解説します。現代の経営学は,環境変化に伴い、複雑・多様化する企業経営に対応すべく,その考察対象を広く,同時に細分化しています。したがって、経営学を効果的に学習するには,その全体像を把握することが有効です。本講義では、経営学全版の諸理論を解説しながら、特に近年企業現場において、大きな課題となっているテーマを加えて、解説します。なお、授業の進度によっては、講義の順番や内容を変更する場合もあります。

授業の具体的目標   

本講義では,経営学の全体像を体系的に取り挙げ、その内容、特徴を解説することによって、現代の企業経営の実態を理解することを目標としています。特に、グローバル化における諸課題や事例なども加えることによって、グローバル人材育成の基礎を提供致します。

1経営学の全体像を体系的に理解する。
2それぞれの、特徴及び関連性を理解する。
3現在の企業現場における課題を理解する。
4グローバル化時代における企業経営を理解する。


 

学士力
A-1 自分の意見をわかりやすく伝えることができる。
A-2 相手の意見を丁寧に聞くことができる。
C-10 意見や立場の違いを理解し、受け入れることができる。
E-13 卒業後も自律・自立して学習できる。
H-2 人の行動や言葉の深い意味を理解できる。
I-5 他社の立場に立ち、共感的に理解し関わることができる。
J-13 場面に必要な表現ができる。
L-27 モチベーションやリーダーシップに関する専門的な知識に基づいて行動できる。

授業の内容と計画

1プロローグ

2企業論(会社とは何か、企業とは何か)

3伝統的管理論(経営学は、いかに誕生し、発展したか)

4人間関係論(人は、いかなる存在か)

5行動科学管理論(なぜ、人は働き、何が、そうさせるか)

6近代管理論(組織とは何か)

7企業統治論(会社は誰のものか)

8経営戦略論(戦略とは何か、なぜ、戦略が必要か)

9資源ベース論(競争優位の源泉は何か)

10コア・コンピタンス経営理論(競争優位の源泉は何か)

11企業文化論(会社の組織風土を考える)

12人的資源管理論(社員をマネジメントする)

13内部統制論(内部統制と何か)

14リスクマネジメント論(グローバル化時代と会社経営のリスクとは)

15全体のまとめ

 

事前学習・事後学習
毎回、予め次回の資料を配布する予定であり、受講者は事前に関連資料に対する学習が求められます。また、毎回前回の内容を10分復習し、小テストを定期的に実施し、学習状況を確認します。
成績評価方法と基準
単位修得試験(70点)
授業態度(30
点)
学生へのメッセージ
これからの時代は、エンプロイアビリティが重要になります。すなわち、環境変化が激しい
時代は、雇用される能力が求められます。本講義は、経営学の全体像及び企業現場の諸問題
を理論と事例を通して、エンプロイアビリティ能力を高めて行きます。

授業開始20分後入室は欠席となる。


オフィスアワー
khongsang@yahoo.com
教科書・参考書

教科書

使用しない。配布資料による講義。出席してノートをとること。

参考書

 

伊丹 敬之 (), 加護野 忠男 () 『ゼミナール 経営学入門 ゼミナールシリーズ 』日本経済新聞社 第3版、2003年。

菊池敏夫『現代経営学 』(4訂版)税務経理協会、2006

菊池敏夫/平田光弘 『企業統治(コーポレート・ガバナンス)の国際比較』文真堂、2000

片岡信之,齊藤毅憲,佐々木恒男,高橋由明,渡辺峻著『はじめて学ぶ人のための経営学 Ver.2』文眞堂、2006