講義情報
講義名: 宗教学
教員: 桑名 法晃
単位: 2
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:秋学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:月曜 1時限
授業のテーマと目標
現代社会において宗教に関する情報が良くも悪くも氾濫しているといえます。このような中、社会人として主観的な思い込みや独断に陥らないために必要なのが「宗教学」です。
様々な宗教、また宗教的行為を学問として客観的に概観した上で、宗教の存在意義やその本質、及び人間存在の意義を考え、最終的に自己を客観的に考えるようにすることが授業の目標です。

学士力
A-6.  自分と周囲の人々や物事の関係性を理解できる
C-10.  意見や立場の違いを理解し、受け入れることができる
D-11.  自らを律して行動できる
F-15.  問題を発見し、必要な情報を収集・分析・整理し、解決できる。
など
授業の内容と計画
本授業では、宗教を理解するさまざまな視点を学ぶとともに、諸宗教に関する基本的な知識の習得を通じて、宗教とはいったい何であるか、どのように社会及び人間生活と関わっているのかについて考える。世界における宗教をめぐる諸問題や現代社会特有の宗教現象に関する基礎知識を習得することで、学生自身が客観的に宗教全般について考えることができる力を養う。
授業計画
第1回 授業ガイタンス
第2回 宗教とは何か、宗教学とは何か
第3回 宗教はどのようにイメージされるのか
第4回 祈り―なぜ人は祈るのか
第5回 儀礼―なぜ成人式を行うのか
第6回 祭り―お祭りにはどんな意味があるのか
第7回 修行と戒律―なぜ修行が必要なのか
第8回 聖地巡礼―巡礼者は何を求めて聖地に向かうのか
第9回 死後の世界―人は死んだらどこに行くのか
第10回 シャーマニズム
第11回 カルト問題にどう向き合うか
第12回 先祖祭祀―なぜ墓参りをするのか
第13回 心のケアと慰霊―被災者への支援で求められるものは
第14回 宗教団体の多様性―社会にとって宗教団体とはどんな存在か
第15回 全体のまとめ
定期試験を実施
(授業の進度・リアクションペーパーの記述内容によって順番や内容を変更することがある)
事前学習・事後学習
事前学修としては、参考書等に目を通し、疑問をもって授業にのぞむこと。事後学修は、授業の内容を踏まえ、その問題について自分なりに考えてみること。事前・事後学修は最低でも各120分は必要である。なお、詳細は授業中に指示します。
成績評価方法と基準
定期試験(60%)と平常点(30%)、授業内で実施する小テスト(10%)で評価します。毎回リアクションペーパーを配付し、授業概要及び意見・質問等を書いてもらいます。平常点は、このリアクションペーパーに基づいて総合的に評価します。
学生へのメッセージ
必ず事前学習をし、疑問を持って授業に入ることを望みます。
授業開始時刻から20分経過以降の入室は「欠席」扱いとします。
オフィスアワー
授業時間の前後に教室にて対応します。
教科書・参考書
プリントを用いて授業を進めます。
参考書は授業中に適宜紹介していきます。