講義情報
講義名: 文学①
教員: 太田 真理
単位: 2
学部:
カテゴリ: 一般教育科目
開講情報
キャンパス:
開講時期:秋学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:木曜 2時限
授業のテーマと目標

【授業概要】
私たちが「昔話」として親しんでいる物語には、古典的な物語がもとになっているものがある。この授業は「倭建命」、「浦島太郎」、「竹取物語」をとりあげ、もとになった物語と比較しながら読む授業である。それぞれの作品を構成するいくつかの要素を手がかりに、これまでとは異なる視点から、物語が伝えようとしたものを読み味わおう。

【授業の目標】 
1.日本文学における「物語」について説明できる。
2.「倭建命」「浦島太郎」「竹取物語」を
構成する要素について理解する。
3.「物語」を読み味わうとともに、読み聞かせなどに生かすことができる。

 

学士力

学士汎用的スキル
C9―文化・社会と自然に関する知識を理解できる。
E13―卒業後も自律・自立して学習できる
F16―獲得した知識・技能を総合的に活用し、課題に適用し、解決できる。

学士専門的スキル
H2―人の行動や言葉の深い意味を理解できる。
K20―保育・教育に必要な教材を創造・開発できる。
N33―国内外の社会情勢を理解する広い視野を持つことができる。

授業の内容と計画

第1回  はじめに 「物語」とは何か
  倭建命① 「ヤマトタケルの物語」
  倭建命② 剣と火打
  倭建命③ 弟橘比売命 
  倭建命④ 白い猪
  浦島太郎① 「うらしまたろう」
  浦島太郎② 海の彼方
  浦島太郎③ 神女と亀
  浦島太郎④ 乙姫と竜宮城
10浦島太郎⑤ 玉手箱
11竹取物語① 「かぐや姫」
12竹取物語② 小さ子
13竹取物語③ 難題婿
14竹取物語④ 天女の羽衣
15まとめ 確認テスト

*シラバスは、授業の進度及び学生の興味関心等により内容を一部変更する場合がある

成績評価方法と基準

授業への参加状況(出席、リアクションペーパー等を含む)30%、確認テスト(筆記)70%

※20分以上の遅刻は欠席と見なす。単位の修得上、出席が2/3に満たない場合は評価の対象外となる。

学生へのメッセージ

古典は難しいと思い込んでいる人が多いかもしれませんが、私たちが慣れ親しんでいる昔話の背景にも古典があります。細かい文法にこだわらず、物語にこめられたメッセージを古代の人たちから受け取る気持ちで楽しんでみましょう。
〇私語、携帯電話、飲食物、机上の荷物、脱帽等のマナーについては、常識に従ってください。

 

教科書・参考書

〇教科書はとくに定めない。随時プリントを配布する。
〇参考書は授業内で紹介する。