講義情報
講義名: 文化人類学
教員: 碧海 寿広
単位: 2
学部:
カテゴリ: 一般教育科目
開講情報
キャンパス:
開講時期:秋学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:木曜 3時限
授業のテーマと目標
文化人類学とは、文化とともに生きている人間について学ぶための学問です。世界にはさまざまな文化があり、さまざまな人間の生き方があります。そうした生き方の多様性についてじっくりと考えることから、人間についての理解を深めることが、この学問の目的です。
本講義では、こうした多様な文化のなかでも、とくに私たちの文化すなわち「日本文化」について、文化人類学的な観点から考えます。日本文化とは何であり、日本人とは何であるか。ふだんはあまり意識することのない身の回りの文化について、改めて詳しく知ることで、私たちの生き方の特徴を考え直してみましょう。
学士力
C自分たちの文化・異文化を理解し認める力(受容性)
9文化・社会と自然に関する知識を理解できる。
G創造し表現する力(創造力)
18自然や社会的事象について、様々な表現方法を用いて分析し、他者に伝達できる。
授業の内容と計画
1  イントロダクション―文化とは何か
2  儀礼の文化①―葬儀の歴史と現在
3  儀礼の文化②―結婚式とジェンダー
4  儀礼の文化③―年中行事と贈答文化
5  宗教の文化①―祭りとアニミズム
6  宗教の文化②―聖地巡礼と現代社会
7  宗教の文化③―イスラームと日本人
8    中間まとめと小テスト
9    食の人類学①―食文化の多様性
10  食の人類学②―食と日本人
11  観光の人類学①―文化の生産と消費
12  観光の人類学②―旅と日本人
13  日本文化論の系譜①―日本文化とは何か
14  日本文化論の系譜②―日本人とは誰か
15  最終まとめと小テスト
成績評価方法と基準
授業への参加度 50%、授業内で実施する小テスト 50%
学生へのメッセージ
遅刻した場合は「授業への参加度」の評価に関し減点します
オフィスアワー
質問等は、授業終了後に受け付けます。
教科書・参考書
綾部恒雄・桑山敬己〔編〕 2010 『よくわかる文化人類学』ミネルヴァ書房
船曳建夫 2010 『「日本人論」再考 』講談社