講義情報
講義名: 哲学
教員: 渡邊 智寛
単位: 2
学部:
カテゴリ: 一般教育科目
開講情報
キャンパス:
開講時期:春学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:月曜 3時限
授業のテーマと目標
哲学の思考法・問いの立て方を学び、身近なテーマについて自ら考えてみることで、批判的検証能力・論理的思考力・問題分析能力を養う。
また、レポート作成を通じ、自らの思考を効果的かつ説得的に主張する力の涵養も目指す。
学士力
A【コミュニケーションの力、協働する力(社会性)】
―6.自分と周囲の人々や物事の関係性を理解する
C【自分たちの文化・異文化を理解し認める力(受容性)】
―10.意見の違いや立場の違いを理解し、受け入れる
G【創造し表現する力(創造力)】
―19.情報や知識を多角的、論理的に分析し、表現できる
授業の内容と計画
第1回:哲学とは何か
・宗教と哲学、科学と哲学
第2回:古代の哲学①
・世界を記述せよ
第3回:古代の哲学②
・究極の美しさを考える
第5回:中世の哲学
・神の存在を証明してみる
第6回:近代の哲学①
・「我思う」と「我在る」のか
第7回:近代の哲学②
・自分は他人ではないことを証明せよ
第8回:近代の哲学③
・社会とは何か
第9回:近代の哲学④
・嘘をついてはいけないのか
第10回:近代から現代へ①
・「他人の不幸は蜜の味」を考える
第11回:近代から現代へ②
・「赤色」は何色なのか
第12回:近代から現代へ③
・なぜ死を恐れるのか
第13回:現代の哲学①
・善いこと、正しいこととは何か
第14回:現代の哲学②
・世間体を考える
第15回:現代の哲学③
・個人主義と自己責任を考える
・レポート提出
成績評価方法と基準
授業内課題(小テスト)50点+期末レポート50点

アサインメント:
講義内容に応じ、必要な場合に適宜与える。
学生へのメッセージ
講義では、長い年月人間を対象に探究を続けてきた哲学を扱います。哲学になじみのある人は少ないと思いますが、これまでなされてきた哲学の営みをヒントに、わたしたちの周囲に散見される疑問を皆さんの頭で実際にいろいろ考えてみることを目指します。これらのテーマはすべて身近で素朴でありながら、多くの人にとって普段少しも顧みることないようなものばかりです。知識をたくさん詰め込んだり、難しい理屈を扱えるようになることが講義の主な目的ではありません。
講義内容は難解です。単位取得のみを目的とした受講では苦しむことになるでしょう。しかし他方、知的好奇心に溢れる人にとって無駄な時間とはならないはずです。積極的・意欲的な参加者を待っています。
また、選択科目である以上、常識的な受講態度を要求します。履修登録の前に熟考してください。
オフィスアワー
講義時間帯の前後、教室または講師控え室にて。
教科書・参考書
指定なし