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講義名:
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法学(憲法を含む)②
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教員:
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大西 斎
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単位:
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2
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学部:
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カテゴリ:
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一般教育科目
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キャンパス: | |
開講時期: | 春学期 |
開講学年: | |
昼夜区分: | |
曜日・時限: | 木曜 3時限 |
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授業のテーマと目標 |
「日本国憲法によって守られる個人の権利と、国家社会の治安秩序体制の保障についての学び」を授業のテーマとします。
日本国憲法は「個人の尊厳」という考えを究極の目的としており、この個人の尊厳から派生する憲法原理として、自由主義、民主主義、平等主義、福祉主義、平和主義などがあります。これらの憲法原理の目標が人権保障であり、この人権保障の手段として憲法は、統治機構を実定化します。また、人権保障や統治機構を担保するものとして違憲審査権としての憲法訴訟があります。
本授業では、憲法の基本原理やわが国の憲法史を的確に理解してもらったうえで、基本的人権や、統治機構(立法・内閣・司法)について私たちの身近な事象から学説や判例を交えて考えていき、受講者のリーガルマインド(法的思考能力)の涵養を目標とする。 |
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学士力 |
汎用的スキル
B 社会の一員として責任ある行動をする力
・よりよい社会を実現するために、自らの資質を活かして積極的に社会に関与できる。
F 情報収集一分析ー解釈ー表現・発信する力(課題を解決する力)
・問題を発見し、必要な情報を収集・分析・整理し、解決できる。
専門的スキル
J 保育・授業場面で活かせる力
・子どもの行動に対して、すばやく応じることができる。
N 組織を動かす力
・国内外の社会情勢を理解する広い視野をもつことができる。
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授業の内容と計画 |
第1回 日本国憲法の基礎知識
①憲法の意義、特質、分類、立憲主義と法の支配
②明治憲法・日本国憲法の制定過程
③日本国憲法制定の法理
第2回 基本的人権の沿革および種類
①基本的人権の一般原則と包括的基本的人権
②自然権
③幸福追求権、新しい人権、自己決定権、プライバシーの権利など
④基本的人権の享有主体、私人間効力、基本的人権の限界など
第3回 国民主権と天皇
①主権の意味
②天皇の地位
③天皇の権能
第4回 法の下の平等
①日本国憲法14条
②婚姻・家族生活における平等
第5回 自由権(1)
精神の自由権について
第6回 自由権(2)
①人身の自由権について
②経済の自由権について
第7回 社会権
①社会権の意義、生存権について
②教育を受ける権利、勤労の権利、団結権・団体交渉権・団体行動権について
第8回 国務請求権
①請願権、賠償請求権について
②裁判請求権、刑事補償請求権について
第9回 参政権
①参政権の意義
②公務員の選定・罷免権について
第10回 国会
①国会の地位
②国会の構成
③国会の権限
第11回 内閣
①行政権と内閣
②議院内閣制
③内閣の権限と責任
第12回 裁判所
①司法機関としての裁判所
②司法権の独立
③違憲法令審査制度と憲法訴訟
第13回 財政、地方自治
①財政民主主義と予算
②地方自治の本旨
第14回 平和主義
①憲法9条の解釈
②憲法9条と安全保障
③憲法9条と安全保障条約
第15回 憲法改正、国民投票法
総括
授業の進度によって順番や内容を一部変更する場合があります。
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成績評価方法と基準 |
授業への参加度 30%
(出席確認や、受講態度、講義後のリアクションペーパー[講義内数回を予定]の提出を基準とします)
授業内で実施する小テストや、確認テスト 70% |
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学生へのメッセージ |
憲法を正しく理解して頂き、リーガルマインド(法的思考能力)を身につけることによって社会人としての生きて行くうえでの大切な素養を学んでいってください。
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オフィスアワー |
水曜日11時50分~12時50分です。 |
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その他 |
授業の進行や他の学生に迷惑を及ぼす行為(私語、居眠り、飲食、許可無くスマホ・携帯などのIT類の使用など)を行った学生や、担当教員の指示に従わない受講生は以後の受講を認めない場合があります。
受講者の座席を指定することも考えております。
出席の不正は単位不認定要因になります。 |
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教科書・参考書 |
教科書
大西斎『法律学概要』大学教育出版・2017年
参考書
授業中に必要に応じ指示します。 |
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