講義情報
講義名: 消費経済論
教員: 南 雅一郎
単位: 2
学部:
カテゴリ: 一般教育科目
開講情報
キャンパス:
開講時期:秋学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:月曜 1時限
授業のテーマと目標
この講義では経済学の基本的な考え方と現実の経済動向を学習する。具体的にはミクロ経済学(前半)とマクロ経済学(後半)の両方について基礎的な理論を学習する。授業においては、理論的な講義ばかりではなく時間の許す範囲で、現実の経済問題に関して学問的にどのように考えればよいのかについて、できる範囲で検討を加えてみたい。
授業の内容と計画
1 経済学とはどのような学問か
2 需要と供給の均衡と市場
3 弾力性
4 消費の理論:予算制約と効用極大化
5 消費の理論:価格効果、代替効果、所得効果、需要曲線
6 企業の生産コストと利潤極大化
7 完全競争市場と独占
8 市場の失敗
9 GDPと国民経済計算
10 乗数効果と政府の役割
11 金融とマクロ経済
12 財政・金融政策の経済効果
13 日本経済が抱える問題点
14 国際経済関係をどう考えるか
15 まとめ
成績評価方法と基準
授業内テストもしくは提出物及び出席(20%)+定期試験(80%)=100%

進捗状況や理解度を勘案して、時間が作れるようなら授業内で小テストを実施する(もしくは増やす)が、難しい場合は簡単な提出物で代替するか、あるいは比率を10%程度まで減らすかもしれない。いずれにせよ出席点と合わせて、「総合的に20%まで」と理解して戴きたい。ただし大学で規定している欠席数を超える場合については試験のいかんに関わらず単位取得ができないので念のため。
学生へのメッセージ
経済問題はとっつきにくい印象があるかもしれないが、我々の生活に常につきまとっている問題でもあるので、基本的な考え方を学習し、経済を見る目を養うことは重要である。
その他
上記の講義予定は一応の目安とするが、授業の進捗状況と理解度に応じて適時、進む速度と内容の深さを調整していきたい。したがって場合によっては後半の一部、特にGDP等に関する講義以降のマクロ経済学の中でも最期の部分)を削除することもあるし、追加的に新しい内容を講義することもある。その場合は前半のミクロ経済学を中心に学習することになる。いずれにせよ、受講生と相談しながら進めていきたい。
教科書・参考書
標準的な講義を実施する予定であり、特定の教科書は特に指定しないので、図書館や書店等で「経済学」の入門書を手に取って自分に合っている教科書、参考書を見つけて欲しい。特に前半部分の「ミクロ経済学」の基礎についてはしっかり学習する予定である。もちろん必要があれば、授業内で適時ご紹介する予定である。