講義情報
講義名: グローバル化と地域社会①
教員: 森下 一成
単位: 2
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:春学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:月曜 4時限
授業のテーマと目標
本講義では社会科学の基礎としての社会学を学びます。社会学的なものの見方を学ぶと、人と人との結びつきや人と社会との結びつきなどについての現象を解釈することができ、皆さんのキャリア形成やコミュニティを動かす力を養うことに役立ちます。
ここでいうキャリア形成とは、人の全生涯にわたるキャリアを意味し、なかでも「市民としての役割」に焦点をあてています。また、コミュニティを動かす力とは、コミュニティをデザインして実践する力を意味しています。
コミュニティ・デザインにおいては、まずはそのコミュニティがどういう状態なのかを知らなければ、次の段階であるデザイン(計画)へ進むことができません。「コミュニティがどういう状態なのかを知る」、まさにこのときに社会学のものの見方を使うのです。
人間は「社会的動物」ともいわれ、コミュニティなくして生きることは困難です。生涯つきあうコミュニティについて、この機会にそれを把握する方法を学び、皆さんひとりひとりが自分の得意なことでコミュニティを動かす力になることを切望しています。
<目標>
・社会学の基礎的な概念やキーワードを習得し、自らのキャリア形成のためにそれらの知識を活用できる。
・地域コミュニティや自らの属する共同体、かつそれらと個人の関係について、自ら分析し、状況を把握できるようになる。
・これにより、自らの社会参画の力ならびに市民としての資質を向上できる。
学士力
社会性(自分と周囲の人々や物事の関係性を理解する)
課題解決力(問題を発見し、必要な情報を収集・分析・整理し、解決できる/獲得した知識・技能・態度等を総合的に活用し、課題に適用し、解決する)
創造力(情報や知識を多角的、論理的に分析し、表現できる)

授業の内容と計画
1.ガイダンス 〜社会学のものの見方について
2.いろいろな「社会」 〜社会のなかで生きているのに「社会に出る」って?
3.「行為」の意味
4.人の集団
5.家族と性
6.まち・むら
7.社会的逸脱 〜どうして社会に背を向けるの?
8.コミュニケーション
9.知識
10.宗教
11.ジェンダー
12.医療と福祉
13.地域活動の拠点
14.社会調査
15.まとめ 〜コミュニティをデザインする力に

成績評価方法と基準
レポート(50%),小テスト及びリアクション・ペーパー(講義時)(50%)で評価する。
学生へのメッセージ
コミュニティを把握する手法として社会学のものの見方はとても重要です。
私の専門はコミュニティ・デザインですが、まずはそのコミュニティがどういう状態なのかを知らなければ、次の段階であるデザイン(計画)へ進むことができません。「コミュニティがどういう状態なのかを知る」、まさにこのときに社会学のものの見方を使うのです。もちろん、心理学も使えます。
人間は「社会的動物」ともいわれ、コミュニティなくして生きることは困難です。生涯つきあうコミュニティについて、この機会にそれを把握する方法を学び、皆さんひとりひとりが自分の得意なことでコミュニティを動かす力になることを切望しています。

オフィスアワー
木曜日3限時を基準としますが、皆さんの希望に応じて調整します。
教科書・参考書
<教科書>
奥井智之『社会学 第2版』東京大学出版会
<参考書>
講義時に適宜紹介します。