講義情報
講義名: 歴史学
教員: 三村 昌司
単位: 2
学部:
カテゴリ: 一般教育科目
開講情報
キャンパス:
開講時期:春学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:月曜 2時限
授業のテーマと目標
歴史学の方法論や、歴史学が依拠する歴史資料の意味について理解し、論理的・客観的な思考方法の習熟と歴史を通じた他人とのコミュニケートのあり方について学ぶことをめざす。
授業の内容と計画
第1回:歴史学って、大事?
第2回:歴史資料は事実を語るか?ー歴史学と歴史小説
第3回:歴史学と史料解釈
第4回:「正しい」認識は可能なのか?
第5回:歴史の認識の仕方をめぐる論争について考える
第6回:歴史学の方法論(1-1) マルクス主義歴史学
第7回:歴史学の方法論(1-2) 戦後歴史学のあゆみ
第8回:歴史学の方法論(2-1) 国民国家論
第9回:歴史学の方法論(2-2) 民衆思想史
第10回:歴史学の方法論(3-1) 社会史、実証主義、自由主義史観
第11回:歴史学の方法論(4) 言語論的転回
第12回:歴史学の方法論(5) グローバル・ヒストリー 
第13回:歴史資料保全の活動について
第14回:歴史学とアーカイブ
第15回:まとめ―歴史学は現代社会の役に立つ? 市民と地域歴史資料の活用
成績評価方法と基準
平常点(40%)とレポート(60%)による総合評価。
学生へのメッセージ
この講義は、「邪馬台国」「大日本帝国憲法」といった用語を知ったり覚えたりするのではなく、「歴史学ってどういう学問なの?」「歴史学ってどうやって研究しているの?(してきたの?)」というテーマで行います。もっと大胆にいってしまうと「歴史学って世の中に立つの?」ということについて、みなさんと一緒に考えてみたいと思っています。
オフィスアワー
月曜日 12:50~14:20
教科書・参考書
【参考書】小田中直樹『歴史学ってなんだ?』(PHP新書、2004年)