講義情報
講義名: 環境科学
教員: 鈴木 哲也
単位: 2
学部:
カテゴリ: 一般教育科目
開講情報
キャンパス:
開講時期:秋学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:月曜 3時限
授業のテーマと目標
授業のテーマ
 はじめに生物とその環境の作用について、共生や寄生、捕食などの生物どうしの関係に触れ、生物のニッチ(生態的地位)について取り扱う。そのうえで、生物と生物以外の環境の影響について検討し、生態系概念について取り扱う。さらに生物について歴史的な環境変化の視点より進化について触れる。また生物と紫外線、酸性雨、環境ホルモン、水質汚染との関係などを事例にしながら環境問題について扱う。そのうえ環境保全について科学的に分析する。

授業の目標
・生物をとりまく他の生物との関係及びニッチ(生態的地位)概念を理解する。
・生物と生態系との関係にについて理解する。
・生物と環境問題の関係について理解する。
学士力
生涯学習力(常に学び、向上を続ける態度)1.卒業後も自律・自立して学習できる 例 環境問題についての新聞記事やニュースを科学的理解し自分の意見を持てる。

創造力(創造し表現する力)1.自然や社会的事象について可視化できる。 例 今後起こりうる環境問題について考察できる。           

                 2.情報や知識を多角的、論理的に分析し、表現できる。 例 さまざまな立場からの環境的なデータを収集し客観的に物事を判断し対応できる。
授業の内容と計画
授業内容
生物の環境として他の生物との関係、ニッチ(生態的地位)、生態系、環境問題について学ぶ。

授業計画
第1回 生物種と生物どうしの関係の分類
第2回 食物網
第3回 共生と寄生
第4回 競争とすみわけ
第5回 スペシャリストとジェネラリスト
第6回 遷移
第7回 ニッチと生態系
第8回 生態系の歴史ー地球誕生から生命の誕生まで
第9回 進化論と環境の関係
第10回 環境ホルモン
第11回 オゾンホールと紫外線
第12回 放射線と生物の関係
第13回 水質汚染と生物の関係
第14回 酸性雨と生物の関係
第15回 環境保全と環境倫理
成績評価方法と基準
授業内の小テスト:レポート:期末テストを1:4:5で評価する。
(レポートを第8回目までに提出することとし、レポート未提出の学生は9回目以降受講できないものとする。)
学生へのメッセージ
この授業では主に環境と生物及び環境問題のうち主に自然科学的にとらえることができる事象(酸性雨や環境ホルモンといった)を扱っていきます。しかし本当の意味で環境問題を考えるためには、環境法、環境倫理、ディープエコロジー、自然史・自然哲学などの考え方も必要です。授業の中で本を紹介していきますので、積極的に本を読み、環境を守るためのしっかりとした自分なりの考えを構築していってください。
オフィスアワー
火曜日12時から13時半です。研究室は308です。
(後期は金曜日12時から13時半も質問しに来てください。)
教科書・参考書
参考図書
環境科学入門/富田豊(編)/学術図書出版
生命・食・環境のサイエンス/江坂宗春(監修)/共立出版