レクリエーション論
授業概要
レクリエーションという文化が定着した歴史や背景を学ぶだけでなく、「楽しさ」を活用するという視点に立って保育・福祉の課題に対して私たちに何ができるかを考え、さまざまな状況にフィットしたレクリエーション的発想が持てる能力、そしてさまざまな対象に対する援助の意義、援助の企画などについても学習する。
また、これらの講義を通じて自分自身の余暇生活にレクリエーション的な発想によって、どう豊かさを加えて自分らしい生活を構築するのかも考えたい。あわせて具体的な展開方法としてさまざまな素材をとりあげながら、幼児・児童に対応したレクリエーション援助について学習する。
授業の具体的目標 1. レクリエーション運動の歴史、背景、レクリエーションの果たす役割について学習する。 2. レクリエーションの本質である「楽しさ」の構造や活用方法を学び、現場で企画運営ができる能力を身につける。 3. 現在のレクリエーション環境の情況、組織体の実情などについて理解する。 4. レクリエーション支援の具体的な方法について学習する。
5. レクリエーション支援を通じて、あるいはレクリエーション的な発想をもつことで余暇生活を豊かにしていく視点を養う。
レクリエーションの必要性や意義を理解するだけではなく、なるべく体験的、実証的にレクリエーション支援の構造を理解し、幼児や児童という対象に対して「楽しさ」を活用することの大切さや自分自身のライフスタイルにも活用できるノウハウや企画能力を身につけることをねらいとしています。人間が「楽しさ」を活用してさまざまな文化を構築してきた経緯を理解し、それらの知恵も利用しながらこれからの現場、組織に活かす方法について楽しく学習しましょう。