講義情報
講義名: レクリエーション論
教員: 三浦 一朗
単位: 2
学部:
カテゴリ: 一般教育科目
開講情報
キャンパス:
開講時期:秋学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:水曜 3時限
授業のテーマと目標
 

授業概要

   レクリエーションという文化が定着した歴史や背景を学ぶだけでなく、「楽しさ」を活用するという視点に立って保育・福祉の課題に対して私たちに何ができるかを考え、さまざまな状況にフィットしたレクリエーション的発想が持てる能力、そしてさまざまな対象に対する援助の意義、援助の企画などについても学習する。

また、これらの講義を通じて自分自身の余暇生活にレクリエーション的な発想によって、どう豊かさを加えて自分らしい生活を構築するのかも考えたい。あわせて具体的な展開方法としてさまざまな素材をとりあげながら、幼児・児童に対応したレクリエーション援助について学習する。

授業の具体的目標
1.  レクリエーション運動の歴史、背景、レクリエーションの果たす役割について学習する。
2.  レクリエーションの本質である「楽しさ」の構造や活用方法を学び、現場で企画運営ができる能力を身につける。
3.  現在のレクリエーション環境の情況、組織体の実情などについて理解する。
4.  レクリエーション支援の具体的な方法について学習する。

5. レクリエーション支援を通じて、あるいはレクリエーション的な発想をもつことで余暇生活を豊かにしていく視点を養う。

授業の内容と計画
1.ガイダンス、アイスブレーキングの実践、今後の授業展開(授業概要・留意点など)
2.アイスブレーキングの効果とコミュニケーション
3.レクリエーションの必要性とライフスタイル
4.レクリエーションとグループワーク
5.レクリエーション援助の展開と具体的方法
6.コミュニケーションワークに必要な技術のノウハウ(実証的な学習)
7.レクリエーション事業論①「人を動かすということ」企画、動員に活かすために
8.レクリエーション事業論②「事業運営について」「事業の安全について」
9.福祉レクリエーションの展開のノウハウと援助(身近なものを利用して低コストで楽しさを創り出す)
10.コミュニケーションの促進とレクリエーションとの関連について
11.レクリエーション素材の目的に合わせた展開方法について(企画実習)
12.ホスピタリティトレーニングの実践とそこから学ぶこと
13.個別課題の検討 ①事業プランニング
14.個別課題の検討 ②プログラムプランニング
15.成果の確認と評価 まとめ
成績評価方法と基準
授業中の課題や提出物、受講態度、出席率の総合評価
学生へのメッセージ

レクリエーションの必要性や意義を理解するだけではなく、なるべく体験的、実証的にレクリエーション支援の構造を理解し、幼児や児童という対象に対して「楽しさ」を活用することの大切さや自分自身のライフスタイルにも活用できるノウハウや企画能力を身につけることをねらいとしています。人間が「楽しさ」を活用してさまざまな文化を構築してきた経緯を理解し、それらの知恵も利用しながらこれからの現場、組織に活かす方法について楽しく学習しましょう。

オフィスアワー
特に制限はありません。平日9時~18時に実習支援センターに来てください。
教科書・参考書
こちらから配付する資料