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講義名:
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言語と文化【春】
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教員:
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蘇 佩怡
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単位:
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2
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学部:
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カテゴリ:
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キャンパス: | |
開講時期: | 春学期 |
開講学年: | |
昼夜区分: | |
曜日・時限: | 木曜 4時限 |
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授業のテーマと目標 |
授業概要
私たちの多くは、あたりまえのように日本語を使用し、日本文化にもとづいたふるまいをよしとしているが、こうした共通の言語や文化のあり方に目を向けていく。かつて近代国民国家は、共通の言語や文化をつくりだすことによって、国家としての基盤を築いてきたが、今日、多くの国々では、その言語と文化の共通性が揺らいでいる。国語や公用語以外の言語を母語とする人々や、普遍的とみなされてきた文化とは異なる文化を身につけた人々と、ともに暮らす機会が増えてきたからである。欧米諸国はもとより日本でも、多様な言語や文化とどのような折り合いをつけていくのかが、問われている。そこで、この講義では、人をつなぐものであるとともに人を分かつものでもある、言語や文化の役割について考察していきたい。
授業の具体的目標
この授業は、テキストの講読と副教材による学習という二つの目標に沿って進めていく。第一の目標であるテキストの講読では、青木保『異文化理解』(岩波新書)の講読を通して、私たちにとっての言語と文化の意味について理論的な考察を深めていく。この作業においては、各自に毎週、レジュメの提出を課す。第二の目標である副教材による学習では、授業時に配布するプリント教材や授業時に視聴するビデオ教材を通して、日本における多様な言語と文化のありようについて学んでいく。この二つの目標がどの程度、達成できたか、学期末の最終レポートで評価する。
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授業の内容と計画 |
【テキストの講読】
第1回 :イントロダクション
第2回 :『異文化理解』Ⅰ異文化へ向かう 1 文化は重い
第3回 :『異文化理解』Ⅰ異文化へ向かう 2 異文化を憧れる
第4回 :『異文化理解』Ⅱ異文化を体験する 1 バンコクの僧修行
第5回 :『異文化理解』Ⅱ異文化を体験する 2 境界の時間
第6回 :『異文化理解』Ⅱ異文化を体験する 3 儀礼の意味
第7回 :『異文化理解』Ⅲ異文化の警告 1 異文化に対する偏見と先入観
第8回 :『異文化理解』Ⅲ異文化の警告 2 ステレオタイプの危険性
第9回 :『異文化理解』Ⅲ異文化の警告 3 文化の衝突
第10回:『異文化理解』Ⅳ異文化との対話 1 文化の翻訳
第11回:『異文化理解』Ⅳ異文化との対話 2 「混成文化」とは
第12回:『異文化理解』Ⅳ異文化との対話 3 文化の境界に生きる
第13回:『異文化理解』Ⅳ異文化との対話 4 自文化と異文化
第14回:まとめ
第15回:まとめ
【副教材】
第1回:イントロダクション
第2回~第8回:アイヌについて
第9回~第15回:在日について |
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成績評価方法と基準 |
授業への参加度(課題の提出、出席、授業態度など)(50点)と学期末レポート(50点)で評価する。
アサインメント:最初の時間にレジュメの作り方を示す。
レポート:学期末に提示する。
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学生へのメッセージ |
この講義を通して、文献講読の基本的な技法を身につけると同時に、異なる言語や文化を背景とする人々への理解を深めていってもらいたい。 |
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教科書・参考書 |
国際教育学の展開と多文化共生/日本国際教育学会/学文社/教科書
異文化理解 / 青木保 / 岩波書店 / 参考書
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