芸術と人間
◆授業概要
アート(造形美術)は目に見えるモノだが、人にとって、目に見えないモノゴトの方が見えるモノゴトよりもはるかに重要であることが多い(人の心のように)。ところが、その重要なモノゴトに関する探究は目に見えるモノゴトを通してのみ可能である。この授業は、見えるモノゴト(アート)を通して見えないモノゴトの探究について扱う。題材は、身近な暮らしの中のアートを中心に取り上げる。人は、誕生の赤ちゃんから人生のさまざまな諸側面において、実に多種多様な目に見えるアートと出会い関わりながら「人の中で人になる」プロセスを辿る存在である。この授業は、「人は人の中で人になる」プロセスで出会うアートとの関わりについて論究する。
◆授業の具体的目標
アートの探究が、実は人間の本質探究でもあることと、暮らしの中の何気ないアートがもたらす意味や影響について自分なりに探究するきっかけを見つけてもらいたい。
規定の出席日数・平常授業の内容に関する質議・及び最終回の提出レポート