講義情報
講義名: 教育実習指導Ⅰ(事前・事後)(幼)
教員: 永井 伸人, 越川 葉子, 山下 美代子, 柴田 啓一
単位: 1
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:通年
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:曜 0時限
金曜 4時限
科目番号(科目ナンバリング)
XCKC236A
授業のテーマと目標
テーマ
幼稚園教育実習を有意義かつ充実したものとするため、教育実習にかかわる事前および事後の指導を行う。教育実習Ⅰ(幼)は、幼稚園教諭一種免許状取得のため、幼稚園で行う教育実習の第1期にあたる2週間の実習である。
目標
(1)教育実習の意義、教育実習の計画と準備、実習の心構えを理解した。
(2)実習日誌を書くことができるようになる。
(3)実習に必要な知識や技術を修得した。
(4)実習を振り返り、幼稚園教育について理解した。
(5)指定された学士力を修得した。
卒業・学位授与方針(ディプロマポリシー(DP))との関係
DP-CP1-専門的知識と技能を身につけること。
DP-CP3-資格に適う力を身につけること。
DP-C2-教育・保育・福祉等に関する職能を身につけること。
DP-C3-専門的知識・技能を利活用できる就業力を身につけること。
身につけるべき学士力
E-12:相手の意見を丁寧に聞くことができる。
E-14:他者と協調して行動できる。
F-17:自己の良心及び法規範・社会のルールに従って行動できる。
G-19:自らを律して行動できる。
J-31:子どもの行動に対して、すばやく応じることができる。
J-37:実践に基づいた正確な記録を作成し、記述できる。
K-40:子どもの行動を把握し、分析・考察できる。
K-43:組織内外の人たちと連携・協働できる。
授業の内容と計画
第1回 オリエンテーション・授業理解・教育実習の意義と課題
第2回 教育実習の内容・方法
第3回 幼稚園の生活
第4回 幼稚園教員の役割の理解
第5回 実習にむけての心得・実習生としての心構え
第6回 実習日誌の意義と書き方①記録の意味と記入方法
第7回 実習日誌の意義と書き方②観察の視点と幼児理解
第8回 実習日誌の意義と書き方③幼児理解と考察の在り方
第9回 指導案の意義と書き方①紙芝居と絵本
第10回 指導案の意義と書き方②朝の会、昼食、帰りの会
第11回 先輩の実習体験から学ぶ
第12回 実習に対しての自己課題形成
第13回 実習に必要な手続きの理解
第14回 教育実習を終えて 実習での学びの整理と幼稚園教員としての今後の課題の明確化

定期試験:実施しない

※授業の進行状況や社会情勢によっては、変更する場合がありうる。
事前学習・事後学習
事前学習(30分)
・次の回の具体的授業内容を確認し、授業準備・予習をする。
事後学習(50分)
・幼稚園理解や幼稚園教諭理解の課題、教材研究、実習日誌の作成、指導案の作成など課題に取り組む。
アクティブラーニングの実施
第7回 グループになり、子どもの見方・考え方を協議していくことで、観察の視点について考える。
第10回 グループになり模擬保育形式で絵本や紙芝居の読み聞かせを実践し、理解を深める。
第11~12回 グループになり協議することで、教育実習Ⅰ(幼)における課題を明確にする。
第14回 グループになり、幼稚園教育実習の体験を振り返り、共有することで、自己の課題を明らかにする。
ICTの活用
保育場面で活用される絵本や紙芝居などの教材について、実物の確認だけでなく、コンピュータやインターネットを活用して情報を収集したり選択したりして、教材の幅を広げる。また、学習者が幼稚園の生活や幼稚園教諭の役割について理解を深めるために、映像資料やパワーポイントなどのICTを用いて授業を行う。
実務経験を生かした授業の実施
【実務経験】幼稚園教諭、保育士
【実務経験を生かした授業】
第9回、第10回の授業において幼稚園教諭、保育士の経験から、手遊びや絵本の読み聞かせ、紙芝居などの実践方法を紹介します。
成績評価方法と基準

<評価基準>
S:到達目標を完全に達成している。
A:到達目標をほぼ完全に達成している。
B:到達目標を十分に達成している。
C:到達目標を達成している。
E・F:到達目標を達成していない。

<評価方法>
基準に達しているか否かは以下の方法で判断する。
授業への参加状況30%、提出物70%として総合的に判断する。


試験・課題に対するフィードバック方法
・授業内で課題の解説をする。
学生へのメッセージ
幼稚園における教育実習が充実したものとなるように、準備をしなければならないこと、身に付けておかなければならないことを1つずつ取り組んでいきましょう。何事にも努力は報われると信じています。授業内の課題を真摯に取り組んで欲しいと願っています。また、鉄道遅延等による遅刻は20分以内の場合のみ遅刻として認めます。20分を超える場合は欠席の扱いとします。遅刻や欠席の場合は、授業開始前までにEM室に必ず連絡を入れましょう。欠席した場合は、必ず補講を受けなくてはなりません。
オフィスアワー
初回授業で提示しますが、連絡する必要があるときには、速やかに担当者に連絡してください。
教科書・参考書
教科書
幼稚園教育要領解説(文部科学省)
その他必要な資料は、授業中に適宜配布する。
参考書
幼稚園教育要領(平成29年3月告示 文部科学省)
幼保連携型認定こども園・教育・保育要領(平成29年3月告示 内閣府・文部科学省・厚生省)
※上記は、文部科学省・厚生労働省・内閣府ホームページからのダウンロードも可能である。