講義情報
講義名: 国際政治
教員: 田澤 佳昭
単位: 2
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:秋学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:金曜 4時限
科目番号(科目ナンバリング)
XENB103A
授業のテーマと目標

〈授業のテーマ〉
時事問題を題材として国際政治論の基礎知識の習得を目指す。現在の国際社会が抱える諸問題を理解するために、ウエストファリア講和に始まり、冷戦後の現代にいたるまでの歴史を追って、国際間に見られるさまざまな出来事を整理していく。これにより、歴史の年表に並んでいる個々の出来事を暗記するのではなく、一見バラバラにみえる出来事がどのような意味をもってつながっているのか連想できる力を身につけることをねらいとする。

〈目標〉
・ 授業で学んだ内容を他人に説明できるようなノート作りを身につける
・ 基本となる「リアリズム(現実主義)の国際政治論」の考え方を身につける
・ 理論と歴史から現在の国際社会の問題を考えることに慣れる
・「身につけるべき学士力」を修得する。

卒業・学位授与方針(ディプロマポリシー(DP))との関係
DP-M2-他者と関わる力を身につけること。
DP-M3-社会に貢献する力を身につけること。
身につけるべき学士力
〈汎用的スキル〉
A-2 意見や立場の違いを理解し、受け入れることができる。
F-18 よりよい社会を実現するために、自らの資質を活かして積極的に社会に関与できる。

〈専門的スキル〉
M-48 他者を肯定的に理解することができる。
N-53 国内外の社会情勢を理解する広い視野をもつことができる。
授業の内容と計画
第 1回: 国際政治論の考え方(1) ―国際政治とは何か
第 2回: 国際政治論の考え方(2) ―概念と分析レベル
第 3回: 国際政治論の考え方(3) ―パラダイムと理論
第 4回: 2つの世界大戦(1) ―ウエストファリア体制
第 5回: 2つの世界大戦(2) ―第一次世界大戦
第 6回: 2つの世界大戦(3) ―第二次世界大戦
第 7回: 冷戦(1) ―冷戦の起源
第 8回: 冷戦(2) ―朝鮮戦争終結~冷戦終結
第 9回: 冷戦(3) ―なぜ熱戦とならなかったか
第10回: 冷戦後の世界を考える(1) ―地域・エスニック紛争
第11回: 冷戦後の世界を考える(2) ―相互依存
第12回: 冷戦後の世界を考える(3) ―パワーの拡散
第13回: 冷戦後の世界を考える(4) ―未来への課題
第14回: 全授業の要点解説&最終試験
※ 授業の進行状況や社会情勢によって、順番や内容を一部変更する場合があります。
事前学習・事後学習
授業時間以外に毎回4時間半の事前・事後の学習時間が必要とされています。(目安の時間数)
この授業では復習(事後の学習)を重視しています。
まず授業で学んだ内容の要点を毎回、他人に説明するつもりで、声に出して言ってみましょう。
自分が理解できていない内容を、他人に説明することはできません。
理解できていない部分を見つけたら、ノートを見直したり、自分で調べたり、次の授業の冒頭の復習時間に質問したりして、すぐにノートを改善するようにしましょう。
アクティブラーニングの実施
他人に教えることで、自分の【記憶を定着】させるLiTe(Learning in Teaching)を活用する。
学んだ要点を、他人に説明するつもりで、声に出して言ってみよう!
国際政治学の基礎概念についてディスカッションし、身近な具体例を考えよう!
ICTの活用
・学習対象への思考や理解を深めるために、適宜ICTを用いて授業を行う。
・コンピュータやプロジェクターなどを活用して、資料などの提示や共有を行う。
・授業内で資料配布などコルズを使用して実施する。
・授業で使用した資料・データをコルズに保管し、自由に取り出せるようする。
・授業内容を理解できているかCoLSで「確認テスト」を行う。
・CoLS上のフォーラム(質問専用掲示板)やメールを利用して学生の質問を受付けたり、個別にアドバイスを与えたりする。
成績評価方法と基準
〈評価方法〉
基準に達しているか否かを判断するため100点満点の最終テストを授業内に実施する。
最終試験の減点分を、授業への参加状況(含む「確認テスト」)を5点満点で採点した点数で補填する。(100点を超える点数は切捨て)

〈評価基準〉
S:到達目標を完全に達成している。
A:到達目標をほぼ完全に達成している。
B:到達目標を十分に達成している
C:到達目標を達成している
E・F:到達目標を達成していない。
試験・課題に対するフィードバック方法
テストについて授業内で解説する。
学生へのメッセージ
◆遅刻について
チャイムが鳴ってから20分以降の遅刻入室は欠席扱いとなります。
但し、電車の遅延等により20分以上遅刻する場合は、駅で「遅延証明書」をもらい、余白に乗車区間、学籍番号、氏名を記載して提出してください。必要に応じて補講等の措置を講じます。
オフィスアワー
金曜日15:00-16:30(本館321研究室)
事前にメールでアポをとってください
必要に応じてMeetやZoomでの質問にも対応します。
全体に関わる質問は、CoLSのフォーラムも活用してください。
mail: tazawa.yoshiaki@tokyomirai.jp
教科書・参考書
授業プリントを配布する。
教科書は、特に指定しない。
辞典・参考書・学習指導要領など、講義中に適宜指示する。
その他
中学校社会科、高等学校公民科の教員免許の取得を希望する学生は、本科目を履修しておくことが望ましい。(「政治学」で学ぶ《国際政治》とは内容が異なるため。)
国際法を履修する前年度までに、国際政治を履修しておくことが望ましい。