講義情報
講義名: 学習・言語心理学
教員: 新原 将義
単位: 2
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:秋学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:金曜 2時限
金曜 4時限
科目番号(科目ナンバリング)
XEMD210A
授業のテーマと目標
<テーマ>
本授業前半では,学習研究の歴史をたどりながら学習と文化,社会との関係について考えることに取り組む。
また本授業後半では,人間の最も重要な心理的道具のひとつである言語に焦点をあて,「実践としての言語」としての観点から言語と我々の心理との関係について理解する。
<目標>
学習という現象の社会的構成を独自の具体例に基づいて説明できる。
実践としての言語像とは何かについて独自の具体例に基づいて説明できる。
卒業・学位授与方針(ディプロマポリシー(DP))との関係
DP-M1-個人をみつめる力を身につけること。
DP-M2-他者と関わる力を身につけること。
身につけるべき学士力
H-23:人の行動や言葉の深い意味を理解できる。
H-24:心理学的な枠組みで人間の心の働きを理解できる。
L-45:人間の成長発達を理解できる。
L-46:客観的な視点で人間行動を理解し分析できる。
M-48:他者を肯定的に理解することができる。
授業の内容と計画
第1回 認知と人工物による媒介
第2回 認知と他者との関わり
第3回 行動主義による学習研究
第4回 認知主義による学習研究
第5回 状況的学習論
第6回 越境としての学習
第7回 心と言語
第8回 言語の仕組み
第9回 言語と社会
第10回 認知と言語
第11回 言語と語り
第12回 言語の発達
第13回 語彙の獲得
第14回 青年期以降の言語発達

定期試験:実施しない
※授業の進行状況や社会情勢によって、変更する場合がある。
事前学習・事後学習
事前学習2時間 教科書の該当箇所を熟読すること
事後学習2時間30分 授業内で提示したテーマについて考え,回答すること。
アクティブラーニングの実施
授業内で適宜,グループワークを行う。
授業内でGoogle Formを使用したミニワークを実施し,その結果をその場で集計しフィードバックする。
ICTの活用
Google Formを用いた双方向型の授業を行う。
SDGsに係る科目
目標:4.すべての人々への,包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し,生涯学習の機会を促進する
ターゲット: 4.6「2030年までに,すべての若者及び大多数(男女ともに)の成人が,読み書き能力及び基本的計算能力を身に付けられるようにする。」
内容: この講義では,言語習得における読み書き能力の発達について解説し,その過程に関する知識を身につける。
読み書き能力を身につけられるようにするには,読み書き能力の発達について理解する必要がある。る。
成績評価方法と基準
<評価基準>
S:到達目標を完全に達成している。
A:到達目標をほぼ完全に達成している。
B:到達目標を十分に達成している。
C:到達目標を達成している。
E・ F :到達目標を達成していない。

<評価方法>
基準に達しているか否かは以下の方法で判断する。
全体の2/3以上の授業回に出席した上で,小レポート30%,定期試験(筆記試験)70%として総合的に評価する。
講義内で小レポートの課題を出し、平常点として評価する。
試験・課題に対するフィードバック方法
毎回,授業の冒頭において,前回授業の賞レポートの内容についてフィードバックを行う。
また期末レポートについて,希望者を対象にフィードバックを行う。
学生へのメッセージ
本授業では適宜,Google Formを用いたワークを行う。各自スマートフォンを持参すること。
オフィスアワー
授業に関する質問等は「CoLS」のフォーラムにて窓口を設け、個別に受付け対応する。
教科書・参考書
<教科書>
新原将義(2021)「脱・心理学」入門-10代からの文化心理学 北樹出版
<参考書>
茂呂雄二・伊藤崇・新原将義編(近刊)新しい言語心理学 ひつじ書房