講義情報
講義名: 子どもの健康と安全(K2C)
教員: 吉本 光希, 西村 実穂, 壹岐 聡恵
単位: 1
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:秋学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:火曜 2時限
金曜 3時限
科目番号(科目ナンバリング)
XCKD232A
授業のテーマと目標
テーマ 
子どもの健康の保持及び増進のための保健活動について「子どもの保健」で学んだ知識を実践できるようにする。保育のための養護や体調不良時の対応、ケガや事故、災害への備えなどの演習を行い理解を深める。
目標
1.子どもの健康状態の評価ができる。
2.病気や事故発生時など、緊急時の対応ができる。
3.集団保育における環境と保健衛生・安全対策を理解している。
卒業・学位授与方針(ディプロマポリシー(DP))との関係
C1:教養的知識・技術を身につける。
C2:教育・保育・福祉等に関する職能を身につけること
身につけるべき学士力
B-3:卒業後も自立して学習する。
E-14:他者と協調して行動できる。
G-20:状況や変化に沈着な対応を行い、適正な行動ができる。
J-31:子どもの行動に対して、すばやく応じることができる。
K-41:子どもの成長・発達に対して適正な評価が行える。
授業の内容と計画
第1回  オリエンテーション(班・グループ分け)授業進行の仕方 ①②合同 手洗い 西村・吉本 
第2回 環境整備(健康的な生活環境の整備)/ 課題の説明 西村・吉本 
第3回 バイタルサイン(体温・脈拍・呼吸など健康状態の観察と評価) 西村・吉本
第4回 救急処置:乳幼児の心肺蘇生とAED 西村・吉本
第5回 救急処置:窒息対処  事故予防を考える  西村・吉本
第6回 移動の仕方(おんぶ・ベビーカー・チャイルドシート・車いす) 全体:西村
第7回 身体計測(身長・体重・頭囲・胸囲の実際と評価)健診、母子手帳 全体:西村
第8回 防災Ⅰ (災害) 西村・壹岐
第9回 与薬・エピペン 西村・壹岐
第10回 防災Ⅱ (不審者)西村・壹岐
第11回 外科 (包帯・三角巾)救急箱 西村・壹岐
第12回 課題 発表 (健康啓発作品) 西村・壹岐
第13回 実技試験(①②合同)・救急時シミュレーション準備 西村・壹岐
第14回 授業のまとめ・救急時シミュレーション 西村・壹岐

定期試験:実施しない

※授業の進行によっては、変更する場合がありうる。(対面授業から遠隔授業)順不同

 

事前学習・事後学習
事前学習(2時間):事前に授業内容に該当するテキストページを読み、次回の授業内容について不明点・関連事項を調べておく。
事後学習(2時間30分):各回の実施後に実施した技術についての復習を各自で行う。

アクティブラーニングの実施

演習を中心とした授業であるため、各回グループで協力して演習やグループディスカッションを行う。


ICTの活用
コンピューターやプロジェクターなどを活用して、資料などの提示や共有を行う。
実務経験を生かした授業の実施
看護師:
看護師の臨床実務経験から、2~14回の講義内で小児ケアの仕方や救急対応など健康・安全につながる小児看護の説明・実践を行う。
成績評価方法と基準

<評価基準>
 S:到達目標を完全に達成している。
 A:到達目標をほぼ完全に達成している。
B:到達目標を十分に達成している
C:到達目標を達成している
E・F:到達目標を達成していない。

<評価方法>基準に達しているか否かは以下の方法で相互的に判断する。
1、実技試験(20点)
2、演習ノート(30点)
3、課題作製(20点) 健康に対する啓発作品(歯みがき・うがい・手洗いなど)
4、身だしなみチェック(10点):エプロン、上履き、髪、爪、手洗いなど
5、授業に対する積極性(10点):実習態度、授業内実技
6、グループ貢献度(10点):片付け、掃除、遅刻、欠席、早退など
上記した評価基準に沿って、各項目を総合して100点満点で評価する。

試験・課題に対するフィードバック方法
課題や試験は授業内にて適時説明する。
学生へのメッセージ
子どもの保健で学んだことを基礎とし、グループに分かれて演習を行います。演習時は、動きやすい服装、上履き、エプロンを着用し、爪・髪などの身だしなみを整える事を基本として身に付けます。
なお、授業に対する意欲を評価します。演習物品の後片付けや掃除も授業の一貫として行います。
遅刻・欠席の扱い:授業開始20分以内の入室は遅刻、それ以降は欠席とします。遅刻3回で欠席1回とします。
体調を整え、授業に臨みましょう。
オフィスアワー
初回の授業にお伝えします。
教科書・参考書
教科書:『子どもの健康と安全オリジナルノート』
『子どもの健康と安全』(公益財団法人児童育成協会=監修/松田博雄、金森三枝=編集)中央法規出版