講義情報
講義名: 国際法
教員: 田澤 佳昭
単位: 2
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:春学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:金曜 1時限
科目番号(科目ナンバリング)
XENC206A
授業のテーマと目標
〈授業のテーマ〉
国際社会を規律する国際法の成立と発展を学び、人権、国家主権、領土、海洋に関する国際法の意義を整理する。また、国際機構が、国際法上どのように位置づけられ、国際法の発展にどのように貢献してきたかも考える。そのうえで核兵器と軍縮問題、平和の維持と安全保障の問題、さらには人種・民族問題、開発問題、地球環境問題などグローバル化が進む現代社会において地球規模で生じる新たな問題に、国際法がどう係わるのか考える。

〈目標〉
・ 授業で学んだ内容を他人に説明する際に、活用できるようなノート作りを身につける
・ 国際社会における法の態様と機能を理解する
・ 国際法の主体としての「国家」について理解する
・ 国際機構の役割と、地球規模の問題に国際法がどのような役割を果たしているか理解する
・「身につけるべき学士力」を修得する。
卒業・学位授与方針(ディプロマポリシー(DP))との関係
DP-M2-他者と関わる力を身につけること。
DP-M3-社会に貢献する力を身につけること。
身につけるべき学士力
〈汎用的スキル〉
A-2 意見や立場の違いを理解し、受け入れることができる。
F-17 自己の良心及び法規範・社会のルールに従って行動できる。

〈専門的スキル〉
M-48 他者を肯定的に理解することができる。
N-53 国内外の社会情勢を理解する広い視野をもつことができる。
授業の内容と計画
第 1回: 国際法とは何か
第 2回: 国際法の定立
第 3回: 国際法の適用・執行
第 4回: 国家に関する国際法
第 5回: 国家の領域
第 6回: 海洋法
第 7回: 日本の領土問題
第 8回: 国際機構
第 9回: 平和の維持と安全保障
第10回: 軍縮
第11回: 人権問題
第12回: 開発問題
第13回: 地球環境問題
第14回: 全授業の要点解説&最終試験
※ 授業の進行状況や社会情勢によって、順番や内容を一部変更する場合があります。
事前学習・事後学習
授業時間以外に毎回4時間半の事前・事後の学習時間が必要とされています。(目安の時間数)
この授業では復習(事後の学習)を重視しています。
まず授業で学んだ内容の要点を毎回、他人に説明するつもりで、声に出して言ってみましょう。
自分が理解できていない内容を、他人に説明することはできません。
理解できていない部分を見つけたら、ノートを見直したり、自分で調べたり、次の授業の冒頭の復習時間に質問したりして、すぐにノートを改善するようにしましょう。
アクティブラーニングの実施
他人に教えることで、自分の【記憶を定着】させるLiTe(Learning in Teaching)を活用する。
学んだ要点を、他人に説明するつもりで、声に出して言ってみよう!
国際法の定立についてディスカッションし、どのような手順がとられるのか自分で考えてみよう!
ICTの活用
・学習対象への思考や理解を深めるために、適宜 ICT を用いて授業を行う。
・コンピュータやプロジェクターなどを活用して、資料などの提示や共有を行う。
・授業内容を理解できているかCoLSで「確認テスト」を行う。
・CoLS上のフォーラム(質問専用掲示板)やメールを利用して学生の質問を受付けたり、個別にアドバイスを与えたりする。
SDGsに係る科目
目標:13「気候変動に具体的な対策を」
ターゲット:13.3「気候変動の緩和、適応、影響軽減及び早期警戒に関する教育、啓発、人的能力及び制度機能を改善する。」
内容:この講義では、第13回の地球環境問題で、国際環境法の成り立ちとその課題について学習し、地球規模の問題に国際法がどのような役割を果たしているか理解する。
成績評価方法と基準
〈評価方法〉
基準に達しているか否かは最終テストを100点満点で採点して判断する。
最終試験の減点分を、授業への参加状況(含む「確認テスト」)を30点満点で採点した点数で補填する。(100点を超える点数は切捨て)

〈評価基準〉
S:到達目標を完全に達成している。
A:到達目標をほぼ完全に達成している。
B:到達目標を十分に達成している
C:到達目標を達成している
E・F:到達目標を達成していない。
試験・課題に対するフィードバック方法
テスト・課題について授業内で解説する。
学生へのメッセージ
◆遅刻について
チャイムが鳴ってから20分以降の遅刻入室は欠席扱いとなります。
但し、電車の遅延等により20分以上遅刻する場合は、駅で「遅延証明書」をもらい、余白に乗車区間、学籍番号、氏名を記載して提出してください。必要に応じて補講等の措置を講じます。
オフィスアワー
金曜日15:00-16:30(本館321研究室)
事前にメールでアポをとってください
必要に応じてMeetやZoomでの質問にも対応します。
全体に関わる質問は、CoLSのフォーラムも活用してください。
教科書・参考書
授業プリントを配布する。
教科書は、特に指定しない。
辞典・参考書・学習指導要領など、講義中に適宜指示する。
その他
中学校社会科、高等学校公民科の教員免許の取得を希望する学生は、本科目を履修しておくことが望ましい。
国際法を履修する前年度までに、国際政治を履修しておくことが望ましい。