講義情報
講義名: 道徳教育の指導法(モチベ)
教員: 平井 大輝
単位: 2
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:秋学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:火曜 2時限
木曜 5時限
科目番号(科目ナンバリング)
XEOC204A
授業のテーマと目標

テーマ

日本における道徳教育の歴史や課題を知るとともに、道徳の授業を実践する上で必要とされる実践のやり方を検討することで、学校現場で授業を行う際に必要な基礎的な素養を身につけることを目標とします。

目標

(1) 道徳教育に関する基礎的な知識を身につける 
(2) 道徳教育の歴史を踏まえて、今日の道徳教育の課題を考察できるようになる
(3) これからの道徳教育のあり方に関して意見を述べられるようになる
(4) 指定した学士力を習得する

卒業・学位授与方針(ディプロマポリシー(DP))との関係
DP-M1-個人を見つめる力を身につけること
DP-M2-他者と関わる力を身につけること。
身につけるべき学士力

A2:意見や立場の違いを理解し、受け入れることができる。

E15:他者に目標や方向性を示し、その実現のために行動できる。

F17:自己の良心及び法規範・社会のルールに従って行動できる。
F18:よりよい社会を実現するために、自らの資質を活かして積極的に社会に関与できる。
L46:客観的な視点で人間行動を理解し分析できる。

授業の内容と計画

第1回:オリエンテーション:授業の進め方を説明する。道徳とは何かを考える

第2回:道徳教育の歴史と現在1:なぜ道徳が「特別の教科」になったのか

第3回:道徳教育の歴史と現在2:道徳教育の歴史的な変遷を学ぶ

第4回:道徳教育の歴史と現在3:学習指導要領を手がかりに道徳教育の目標・内容を理解する

第5回:道徳教育の課題と指導方法1:集団の一員になる/することの可能性と困難について考える

第6回:道徳教育の課題と指導方法2:道徳性の発達について考える

第7回:道徳教育の課題と指導方法3:「いじめ」問題を指導することの課題を考える1

第8回:道徳教育の課題と指導方法4:「いじめ」問題を指導することの課題を考える2

第9回:道徳教育の課題と指導方法5:道徳教育の多様な指導方法を学ぶ

第10回:道徳教育の課題と指導方法6:共生社会を実現していく上での課題を考える

第11回:道徳教育の課題と指導方法7:「考え、議論する」授業の課題を考える

第12回:授業を作る:授業案の作成(授業のねらい・授業設計・学習評価を考える)

第13回:模擬授業と授業検討1:模擬授業の実践と振り返り

第14回:模擬授業と授業検討2:模擬授業の実践と振り返り

定期試験:実施しない

※授業の進行状況や社会情勢によって、変更する場合がある。

事前学習・事後学習

事前・事後学習

事前学習(2時間)

配布資料に目を通し、必要に応じて質問事項をまとめておく。シラバスや授業時に提示される課題をもとに、関連する資料(ニュース報道や映画・ドラマなどのメディアを含む)に触れて、理解を深める。

事後学習(2時間30分)

授業内容を復習し、疑問点があれば授業時に質問できるように準備しておく。また、必要に応じて関連しそうな文献を調べる。

アクティブラーニングの実施

・授業時間内に本時のテーマに関わる問いを提示しディスカッションを行います。

・提示された問いについて、コメントペーパーの提出やディスカッションの実施を通して、授業者と受講者間で質疑応答を行います。

ICTの活用

・コルズを通して学生の質問を受付けたり、個別にアドバイスを与える。

・授業内で出席管理、資料配布などコルズを使用して実施する。

SDGsに係る科目
16「平和と公正をすべての人に」

16.7:あらゆるレベルにおいて、対応的、包括的、参加型及び代表的な意思決定を確保する。

内容:社会の中で多様な人々と共生していく道筋を考察することで、これからの道徳教育の可能性を考えていくことができるようになることを目標とする。

成績評価方法と基準

・授業目標である、道徳教育の歴史や課題を理解できているかを評価します。

・道徳教育の課題を踏まえ、実際に授業を行うことができているかを評価します。


評価基準
S:到達目標を完全に達成している
A:到達目標をほぼ完全に達成している
B:到達目標を十分に達成している
C:到達目標を達成している
E、F:到達目標を達成していない
評価割合

模擬授業(授業案作成+実践):30%

授業内課題及び最終レポート:40%

授業への参加態度(毎回のリアクションペーパー):30%

試験・課題に対するフィードバック方法

・リアクションペーパーの質問について、授業内で応答する。

・模擬授業に関するフィードバックを授業内に実施する。

学生へのメッセージ

大学での学びの特徴の一つは、講義内容を手がかりに学生自らが文献や資料を探し、自分の興味や関心を深めていくことにあります。授業時に紹介する様々な文献に目を通してみてください。わからないこと、疑問に思ったことはどんどん質問してください。


※遅刻について

・3回遅刻で1回欠席とカウントします

・チャイムが鳴ってから20分以上の遅刻は原則として欠席扱いとなります

オフィスアワー

授業前後の1時間です。

授業に関する質問はCoLSのほか、メールでも受け付けます。

教科書・参考書

教科書:教科書は指定しません。授業で紹介した文献を実際に手にとって読むことを推奨します。