講義情報
講義名: 子ども文化
教員: 佐々木 由美子
単位: 2
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:春学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:木曜 5時限
科目番号(科目ナンバリング)
XBJC203A
授業のテーマと目標
テーマ
子どもたちにとって「子ども文化」とは、どのような役割を果たしているのだろうか。ひいては、人間にとって「文化」とは何なのだろうか。本講義では、自身の子ども時代を振り返りつつ、子どもの生活や遊びについて考えるとともに、子どもの歌、絵本、児童文学、紙芝居、アニメなど、さまざまな児童文化財について学びながら、子どもを取り巻く文化環境を理解し、子どもの育ちにおける文化の役割について考察していく。
目標
1.さまざまな児童文化財を通して、子ども文化や子どもの育ちについての理解を深める。
2.子どもをとりまく環境と現状について知り、子どもにとっての遊びの意義や遊びの現状を知る。
3.子ども文化の充実を図る能力と態度を育てる。
卒業・学位授与方針(ディプロマポリシー(DP))との関係
DP - CP1  専門的知識と技能を身につけること
DP- CP4 社会に貢献する力を身につけること
DP- P1 教養的知識・技能を身につけること
DP- P4 人間性や心の豊かさを培うスキルを身につけていること
身につけるべき学士力
A-1:文化・社会と自然に関する知識を理解できる。
D-8:自然や社会的事象について、様々な表現方法を用いて分析し、他者に伝達できる。
H-22:子どもの多様な発達プロセスを科学的にとらえることができる。
I-26:他者の立場に立ち、共感的に理解し関わることができる。
K-40:子どもの行動を把握し、分析・考察できる。
授業の内容と計画
第1回
子ども文化と児童文化
第2回
子ども観の変遷と子どもの権利
第3回
昔話と昔話絵本
第4回
子どもと昔話
第5回
絵本とは何か
第6回
絵本を読み解く
第7回
子どもの遊びと遊びの意義
第8回
子どもと伝承遊び
第9回
子どもとおもちゃ
第10回
子ども文化とジェンダーバイアス
第11回
子どもとテレビアニメ
第12回
子どもと歌
第13回
子どもと紙芝居
第14回
子ども文化の今後の課題とまとめ

定期試験:実施しない

※授業の進行によっては、変更する場合がありうる。
事前学習・事後学習
1回の授業につき270分程度の授業外学習が必要になります。
指定したテーマについて調査する。
事後では学んだことについて振り返りをする。
授業内で取り上げた絵本や紙芝居を読み、理解を深める。
ICTの活用
コンピューターやプロジェクターなどを活用して、資料などの提示や共有をおこなう。
成績評価方法と基準
【評価基準】
S:到達目標を完全に達成している。
A:到達目標をほぼ完全に達成している。
B:到達目標を十分に達成している
C:到達目標を達成している
E・F:到達目標を達成していない。

【評価方法】
基準に達しているか否かは以下の方法によって判断する。
授業内の確認問題・課題等60% 、最終のまとめのテスト40%

試験・課題に対するフィードバック方法
・提出されたコメントペーパーやレポートにはコメントをつけて返却します。
・事前課題については授業内で解説します。
・復習のための確認問題については、次の授業内で解説をします。
学生へのメッセージ
誰しも子ども時代に夢中になってみた絵本やアニメ、大好きだった歌や遊びがあるはずです。こうした子どもの文化が人の育ちの中で、どのような役割を果たしてきたのかを一緒に考察していきましょう。また、実際に子どもとかかわるときに役立つよう、講義だけでなく実践も取り入れた授業になります。手遊びやわらべうた、絵本の読み方などの実技的なことも行います。そのため、本科目は50名までの人数制限を設けています。理論だけでなく、実践力も身につけ、子どもと関わるボランティア活動に活かして欲しいと思います。

20分以内の遅刻3回で1回の欠席となります。
オフィスアワー
火曜 11:30〜13:00(研究室)
教科書・参考書
教科書:教科書は使用しません。授業ではプリントを配布します。
参考書:適宜、参考図書を提示します。