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講義名:
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心理学実験②
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教員:
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佐藤 亮太朗, 石塚 雅貴, 大橋 恵, 坪井 寿子, 日向野 智子
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単位:
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2
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学部:
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カテゴリ:
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キャンパス: | |
開講時期: | 春学期 |
開講学年: | |
昼夜区分: | |
曜日・時限: | 木曜 3時限 木曜 4時限 |
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科目番号(科目ナンバリング) |
XBJC205A |
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授業のテーマと目標 |
テーマ
本授業は、学生が心理学実験に実験者、実験協力者として参加することによって、実験研究に必要な基礎知識を体系的に修得することを目指している。具体的には、認知、感覚・知覚、学習、社会・集団などの各領域から代表的な実験を行う。そして、実験データを各自で分析し、レポートを作成する。これらを通して、実験の計画立案及び統計に関する基礎的な知識も含め心理学実験とは何かを体験をもって理解してほしい。数理・データサイエンスに関する科目である。
目標
・学生が心理学実験に実験者、実験協力者として参加することによって、実験研究に必要な基礎知識を体系的に修得することを目標とする。
・心理学の代表的な5つの実験の実習をすることで、実験計画および心理学レポートの作成の基礎を修得する。
・上記の目標を達成しながら、本科目で掲げる「学士力」を習得する。 |
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卒業・学位授与方針(ディプロマポリシー(DP))との関係 |
DP-CP1-専門的知識と技能を身につけること。
DP-CP2-研究する力を身につけること。
DP-P1-教養的知識・技能を身につけること。
DP-P2-心理学に関する専門的知識と技能を身につけること。 |
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身につけるべき学士力 |
C-6: 獲得した知識・技能を総合的に活用し、課題に適用し、解決できる。
C-7: 情報を構造化し、分析・評価・統合し、倫理的に活用できる。
H-21: 統計的なデータを読み取り、科学的根拠を用いて説明できる。
H-24: 心理学的な枠組みで人間の心の働きを理解できる。 |
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授業の内容と計画 |
第1回 |
記憶1(授業ガイダンス,実験法に関する講義,実験実施) |
日向野智子・大橋恵・坪井寿子 |
第2回 |
記憶2(データ入力,解説) |
日向野智子・大橋恵・坪井寿子 |
第3回 |
記憶3(図表作成,レポートの書き方に関する講義) |
日向野智子・坪井寿子 |
第4回 |
記憶4(レポート執筆) |
日向野智子・坪井寿子 |
第5回 |
記憶5(レポート執筆と提出) |
日向野智子・大橋恵
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第6回
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社会1(解説,実験実施,データ入力)
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大橋恵・日向野智子
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第7回 |
社会2(解説と分析) |
大橋恵・坪井寿子 |
第8回 |
社会3(解説と図表作成) |
大橋恵・坪井寿子 |
第9回 |
社会4(レポートの書き方に関する講義) |
大橋恵・日向野智子 |
第10回
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社会5(記憶実験レポート返却,レポート執筆)
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大橋恵・日向野智子
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※指定された期限までに社会実験レポートを提出 |
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第11回 |
認知1(解説) |
坪井寿子・日向野智子 |
第12回 |
認知2(実験実施,データ入力 ) |
坪井寿子・日向野智子 |
第13回 |
認知3(分析と図表作成,レポートの書き方に関する講義) |
坪井寿子・日向野智子 |
第14回 |
認知4(レポートの問題・方法の執筆) |
坪井寿子・日向野智子 |
第15回 |
認知5(レポートの結果・考察の執筆) |
坪井寿子・大橋恵 |
第16回
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認知6(社会実験レポート返却,レポート執筆)
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坪井寿子・大橋恵
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※指定された期限までに認知実験レポートを提出 |
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第17回 |
知覚1(解説) |
石塚雅貴・日向野智子 |
第18回 |
知覚2(実験実施,データ入力) |
石塚雅貴・日向野智子 |
第19回 |
知覚3(分析と図表作成,レポートの書き方に関する講義) |
石塚雅貴・日向野智子 |
第20回 |
知覚4(レポートの問題・方法の執筆) |
石塚雅貴・日向野智子 |
第21回 |
知覚5(レポートの結果・考察の執筆) |
石塚雅貴・坪井寿子 |
第22回
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知覚6(認知実験レポート返却,レポート執筆)
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石塚雅貴・坪井寿子
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※指定された期限までに感情実験レポートを提出 |
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第23回 |
学習1(解説) |
佐藤亮太朗・大橋恵 |
第24回 |
学習2(実験実施,データ入力) |
佐藤亮太朗・大橋恵 |
第25回 |
学習3(分析と図表作成,レポートの書き方に関する講義) |
佐藤亮太朗・大橋恵 |
第26回 |
学習4(レポートの問題・目的の執筆) |
佐藤亮太朗・大橋恵 |
第27回 |
学習5(レポートの結果・考察の執筆) |
佐藤亮太朗・石塚雅貴 |
第28回 |
学習6(感情実験レポート返却,レポート執筆) |
佐藤亮太朗・石塚雅貴 |
※指定された期日までに知覚実験レポートを提出
※授業の進行や社会情勢によっては、授業内容と計画を変更する場合がある。
※定期試験:実施しない |
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事前学習・事後学習 |
授業時間以外に事後の復習やレポート作成などの授業以外の学修時間が必要となる。こうした授業に必要な予習や準備、課題への取り組みは、授業以外の学修時間として単位に含まれているため、各自しっかりと取り組むこと。
事前学習:心理学レポートの書き方や統計法に関する予習、当該実験に関する仮説的構成概念などを調べる(2時間程度)。
事後学習:授業中に学んだ内容を復習する。実験内容をふりかえり、必要に応じて先行研究や関連事項を調べる。レポートを作成する(2時間半程度)。 |
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アクティブラーニングの実施 |
授業では心理学の実験を行う。具体的には、実験者として実験手続きに則してデータの収集を行ったり、実験参加者として実験を体験したりする。加えて、データの解析や、レポート作成のノウハウを、実習やレポート作成および添削を通じて学ぶ。 |
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ICTの活用 |
学習対象への理解を深めるために、適宜、ICTを用いて授業を行う。また、授業や実習に必要な資料配布は適宜ICTを用いて行うとともに、データ収集等もICTを用いて行う場合がある。また、各実験のデータ分析及びレポート執筆においてもICTを活用する。 |
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実務経験を生かした授業の実施 |
実務経験:特になし |
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SDGsに係る科目 |
目標:4 質の高い教育をみんなに
ターゲット:4.4 2030年までに、技術的・職業的スキルなど、雇用、働きがいのある人間らしい仕事及び起業に必要な技能を備えた若者と成人の割合を大幅に増加させる。
内容:この授業では、心理学実験を通してデータ収集と分析、結果の報告など、科学的なレポート執筆を修得することにより、論理的・客観的な報告書等を作成できる若者を養成する。 |
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成績評価方法と基準 |
【成績評価の基準】
S:到達目標を完全に達成している
A:到達目標をほぼ完全に達成している
B:到達目標を十分に達成している
C:到達目標を達成している
E or F:到達目標を達成していない
【成績評価の方法】
実験終了後、期限内に提出されたレポートを実験ごとにそれぞれの観点やルーブリックなどを用いて評価する。レポートは5本、各20点の100点満点であり、60点以上を単位修得とする。
*この授業は実習形式の授業であるので、単位修得には以下の3点を条件とする。
①全回出席を基本とする。
②実験は、全5つすべての実験を体験することを必須とする。
※実験実施日に欠席した者は原則として単位取得不可とする。
③レポートは、5本すべての提出を必須とする。
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試験・課題に対するフィードバック方法 |
・提出されたレポートを添削して返却する。
・レポートについての講評を配布する。よりよいレポートになるよう、書き方のコツなどについてフィードバックを行う。 |
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学生へのメッセージ |
この授業は、実習形式の授業であるため、単位修得においては、真摯かつ積極的な授業への参加を期待する。また本科目を通じて修得する知識は心理学を学ぶ上で必要不可欠なものであるため、遅刻や欠席をしないよう、努力していただきたい。
初回授業の前には、以下の3つの準備をすることと、「持参するもの」を忘れないこと。
前日までの準備
(1)ノートPCのアップデートの有無や動作を確認すること
(2)ノートPCは自宅でフル充電状態にしておくこと
(3)CoLsのログインIDやパスワードの確認すること
持参するもの
(1)学内無線LAN利用アカウント通知書(2024年度、新学年オリエンで配布)
(2)ノートPC(フル充電・アップデート済)
(3)ノートPCのACアダプタ
(4)USBメモリ
履修条件:
「心理学統計法Ⅰ」「心理学研究法」の単位を修得していること。 |
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オフィスアワー |
各担当教員から講義中に別途指示する。 |
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教科書・参考書 |
教科書:
「心理学基礎実験を学ぶ第二版」 大和田智文・鈴木公啓 北樹出版
参考書:
・「心理学研究法入門」 南風原朝和・市川伸一・下山晴彦著 東京大学出版会
・「心理学研究法 -心を見つめる科学のまなざし-」 高野陽太郎・岡隆編 有斐閣アルマ
・「コミュニケーション研究法」 末田清子・抱井尚子・田崎勝也・猿橋順子編著 ナカニシヤ出版
・「Progress & Application 心理学研究法」 村井潤一郎編著 サイエンス社 |
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その他 |
レポートの書き方に関しては、学術論文である『心理学研究』の最新の執筆要綱に準じる。 |
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