講義情報
講義名: 社会科学特講
教員: 郭 潔蓉, 三浦 卓己, 森下 一成
単位: 2
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:秋学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:木曜 4時限
科目番号(科目ナンバリング)
XEND210A
授業のテーマと目標
この講義では社会科学概論での学びをキャリアを切り拓く力につなげます。
キャリアを切り拓く力とは、民間企業において問われる一般常識だったり、公共キャリアの試験に向けた知識を学ぶことです。公共キャリアとは、公務員(教育公務員も含む)や独立行政法人などの団体職員、NPO・NGOなど新しく公共を担う主体を指します。

この講義では、特に経済学・政治学・法学の分野から、皆さんの役に立ち、皆さんのこれからのキャリア形成に役立つ社会科学の知識を演習形式で学んでもらいたいと思っています。

目標
①社会科学、なかでも経済学、法学、政治学の主要な用語・概念を修得することができる。/②修得した用語や概念を用いて、現代社会のさまざまな事象を理解し、分析できる。/③さまざまな事象の分析を通じて、問題解決に至る構想を組み立てることができる。
上記と併せて「身につけるべき学士力」の修得が必要となる。
卒業・学位授与方針(ディプロマポリシー(DP))との関係
DP-M2 他者と関わる力を身につけること
DP-M3 組織を動かす力を身につけること
身につけるべき学士力
K-53:国内外の社会情勢を理解する広い視野をもつことができる。
M-47:モチベーションやリーダーシップに関する専門的知識に基づいて行動できる。
N-52:組織のなかで自分の立場を理解し、運営にかかわることができる。
N-54:組織経営を円滑化する戦略的な思考ができる。
N-55:さまざまな実践経験をもとに地域の人びとと連携できる。
授業の内容と計画
01 ガイダンス(森下)
講義全体の概要を説明。
02 経済分野(三浦)
マクロ経済学 国民所得理論 国民経済計算(GDP統計)の諸概念
03 経済分野(三浦)
ミクロ経済学 消費者理論 最適消費
04 政治分野(郭)
政治制度 選挙制度
05 政治分野(郭)
政党 政党制 利益集団
06 政治分野(郭)
政治権力 権力論 エリート論とリーダーシップ
07 政治分野(郭)
政治行動 政治意識と政治的無関心 投票行動 マス・コミュニケーション
08 政治分野(郭)
政治思想 古代・近代思想 自由主義と民主主義 現代政治理論
09 政治分野(郭)
現代比較政治 日本の政治外交史
10 法分野(森下)
憲法 人権総論 平等権と幸福追求権
11 法分野(森下)
憲法 人権各論 さまざまな権利
12 法分野(森下)
憲法 統治 議院内閣制
13 法分野(森下)
憲法 統治 司法権と地方自治
14 法分野(森下)
憲法 まとめ
事前学習・事後学習
授業以外に以下の事前・事後学習が必要です。(目安の時間数)
事前学習:次回授業で扱う範囲について教科書をあらかじめ読み、必要に応じて関連事項について調べておく。(2 時間)
事後学習:授業内容を振り返り、ノートにまとめる。レポート課題を課す場合はレポートを作成する。(2 時間 30 分)
アクティブラーニングの実施
教員が設定した課題に対して自ら答えられるよう主体的に取り組んでもらいます。
ICTの活用
CoLSを用いて課題等の設定をすることもありますので、必ず見るようにしてください。
成績評価方法と基準
成績評価方法と基準 <成績評価基準>
S 到達目標を完全に達成している。
A 到達目標をほぼ完全に達成している。
B 到達目標を十分に達成している
C 到達目標を達成している
E 到達目標を達成していない
<成績評価方法>
レポート(50%),小テスト及びリアクション・ペーパー(講義時)(50%)で評価します。
試験・課題に対するフィードバック方法 CoLSなどのICTによってあるいは教場で、試験・課題に対して全体あるいは個別に講評をおこないます。
試験・課題に対するフィードバック方法
試験・課題に対するフィードバックは、CoLsを用いつつ、適宜、教場でも行います。
学生へのメッセージ
社会科学概論を履修済みであることを受講条件としていますのでご注意ください。
また、遅刻は20分まで、遅刻2回は欠席1回とみなします。
オフィスアワー
講義中に各教員が伝達します。
教科書・参考書
教科書・参考書は講義中に指示します。