講義情報
講義名: 造形表現指導法(K2B)
教員: 木内 菜保子
単位: 2
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:春学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:木曜 4時限
科目番号(科目ナンバリング)
XCKC308A
授業のテーマと目標
【テーマ】
将来の保育者・教育者として必要とされる資質・能力の習得を目指す。また、協同制作やロールプレイなどを通して、題材の選び方、活動の展開や助言、子どもの反応を予測する力を養うとともに、保育者・教育者としての役割の自覚を持つことをテーマとする。
【目標】
子どもが楽しさと充足感を得られる造形表現活動の展開力および子どもの反応を予測する力を身につけ、将来の保育者・教育者としての役割の自覚を持つことである。また、「身につけるべき学士力」の習得を目標とする。
卒業・学位授与方針(ディプロマポリシー(DP))との関係
DP-CP1:専門的知識と技能を身につけること。
DP-CP3:資格に適う力を身につけること。
DP-C2:教育・保育・福祉等に関する職能を身につけること。
DP-C3:専門的知識・技能を利活用できる就業力を身につけること。 
身につけるべき学士力
B-4:目標を設定し、自ら進んで取り組むことができる。
C-5:問題を発見し、必要な情報を収集・分析・整理し、解決できる。
E-11:自分の意見をわかりやすく伝えることができる。
G-20:状況や変化に沈着な対応を行い、適正な行動ができる。
J-34:月案・週案・保育教育指導案等の計画に基づいた実践ができる。
J-35:円滑に担当クラスの運営を行える。
K-40:子どもの行動を把握し、分析・考察できる。
K-41:子どもの成長・発達に対して適正な評価が行える。
授業の内容と計画
第1回:オリエンテーション 授業目標の理解・領域 についての理解
第2回:子どもの発達段階理解と表現活動
第3回:教材研究:動きのある造形
第4回:教材研究: 素材からの創造
第5回:教材研究:領域「表現」と活動展開 
第6回:非言語的要素の研究
第7回:指導の多様性
第8回:活動の展開①活動の組み立てと教材研究
第9回:活動の展開②子どもの活動予測と教材研究
第10回:ロールプレイ①子どもの反応を予測する・評価のあり方を知る
第11回:指導案の考察①教材を見直す
第12回:ロールプレイ②指導のあり方を考える
第13回:指導案の考察②指導方法を見直す
第14回:まとめ 保育者・教育者の役割について考える

定期試験:実施しない。 
※授業の進行状況や社会情勢 によって、順番や内容を一部変更する場合がある。
事前学習・事後学習
第1回授業では学期を通しての授業計画を提示し、さらに毎回の授業で、次の回の具体的授業内容を提示・確認する。円滑な進行と、十分な理解のためには授業準備、予習(事前学習の目安時間は2時間半)が必要である。
また、授業内容の理解を深めるためには、各回の授業内容を各自が復習し整理することが重要である。各自の主体的復習だけでなく、課題を通して復習の機会とする場合もある。(事後学習の目安時間は2時間)
アクティブラーニングの実施
第7回では、各自が製作した教材を用いて模擬保育を行う。
第10~14回では、グループで製作活動についての指導案を立案し、模擬保育実践を行う。
ICTの活用
具体的作品例、資料などの提示や共有は、コンピュータやプロジェクターなどを活用する。
また、学生はインターネットなどを活用して情報を収集したり、選択したりする。 さらにグループで意見や考えをまとめたり、協働したりする場面では、ICTを活用する。
成績評価方法と基準
【成績評価基準】
S:到達目標を完全に達成している。 
A:到達目標をほぼ完全に達成している。
B:到達目標を十分に達成している。
C:到達目標を達成している。
E・F:到達目標を達成していない。
【成績評価方法】
毎時の活動振り返りまとめ45点、作品やレポートなどの提出物55点とする。作品及びレポートは、ルーブリックを用いた評価を行う。 評価の観点は事前に明示する。 
試験・課題に対するフィードバック方法
毎時提出される活動の振り返りまとめには、適宜コメントをつけて返却する。また、全体に関連することは、次回授業時に全体に対してフィードバックを行う。
学生へのメッセージ
主体的に取り組み、疑問を感じたことは、早急に解決していくような授業全体の流れを作りたいと考えています。限られた時間でより多くの学びが得られるよう積極的に参加することを望みます。20分をこえる遅刻は欠席として扱います。授業の内容や場面によっては受講することを認めますが、グループ活動など途中からの参加が困難なものも多くあります。授業開始時間を意識し、ゆとりをもって受講準備を整えましょう。
オフィスアワー
初回授業時に提示する。
教科書・参考書
【教科書】
特に定めない。
必要な資料を、適宜配布する。
【参考書】
幼稚園教育要領(平成29年3月告示 文部科学省)
幼保連携型認定こども園・教育・保育要領(平成29年3月告示 内閣府・文部科学省・厚生省)
小学校学習指導要領解説 図画工作編(平成29年3月告示 文部科学省)
保育所保育指針(平成29年告示 厚生労働省)
※上記は、文部科学省・厚生労働省・内閣府ホームページからのダウンロードも可能である。