講義情報
講義名: 発達障害学②
教員: 小谷 博子
単位: 2
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:秋学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:木曜 2時限
科目番号(科目ナンバリング)
XBHB101A
授業のテーマと目標
<テーマ>
   本講義では、発達段階である子どもの障がいについて取り上げる。様々な障がいのある子どもへ臨床心理学的援助を提供するに当たって必要な基本的知識ついて学ぶ。障がいについて理解するために、障がいの概念(状態像)や発達的視点からみた障がいのもつ意味について説明し、障がいのある子どもや家族への心理学的援助のあり方についても考察する。幼児、児童及び生徒の心身の発達及び学習の過程(障害のある幼児、児童及び生徒の心身の発達及び学習の過程を含む。)についても学習する。

<目標>
1.  さまざまな障がいについての定義を明確にする。
2.  それぞれの障がいに特有の発達上の課題、社会生活上で生じてくる様々な問題を理解する。
3.  障がい者を持つ人(子ども)やその家族が抱える問題を、解決するのための心理学的援助のあり方を理解する。
4.  指定した学士力を修得する。 
卒業・学位授与方針(ディプロマポリシー(DP))との関係
DP-CP3-資格に適う力を身につけること。
DP-CP4-社会に貢献する力を身につけること。
DP-C2-教育・保育・福祉等に関する職能を身につけること。
DP-C3-専門的知識・技能を利活用できる就業力を身につけること。
身につけるべき学士力
A-2:意見や立場の違いを理解し、受け入れることができる。
B-6:獲得した知識・技能を総合的に活用し、課題に適用し、解決できる。
H-24:心理学的な枠組みで人間の心の働きを理解できる。
I-26:他者の立場に立ち、共感的に理解し関わることができる。
I-29:状況に応じた社会的スキルを身につけている。
授業の内容と計画
第1回 発達障害学とは
第2回 障がい児(者)を巡る動向〜障害者差別解消法〜 
第3回 視覚障害
第4回 聴覚障害・平衡機能障害
第5回 肢体不自由  
第6回 乳幼児の発達と遅れ
第7回 知的障害
第8回 重症心身障害児
第9回 医療的ケア児
第10回 校外学習:国立障害者リハビリテーションセンター
第11回 神経系発達症
第12回 兄弟に障害児をもつ「きょうだい児」への支援
第13回 障害者・障害児の心理社会的課題及び必要な支援
第14回 現場からのレポート 〜ゲストスピーカーのお話〜

定期試験:実施しない

※授業の進行や社会情勢によっては、変更する場合がありうる。


事前学習・事後学習
授業以外に以下の事前・事後学習が必要である。(目安の時間数)
事前学習:次回授業で扱う範囲について教科書をあらかじめ読み、必要に応じて関連事項について調べておく。(2時間)
事後学習:授業内容を振り返り、ノートにまとめる。レポート課題を課す場合はレポートを作成する。(2時間 30分)

アクティブラーニングの実施
授業でグループワークを実施し、その成果をグループごとにプレゼンテーションする。
また、校外学習として国立障害者リハビリテーションセンター研究所の見学を予定している。
ICTの活用
コンピューターを活用して資料などの提示や共有を行う。
実務経験を生かした授業の実施
実務経験:特になし
成績評価方法と基準
<評価基準>
S:到達目標を完全に達成している。
A:到達目標をほぼ完全に達成している。
B:到達目標を十分に達成している
C:到達目標を達成している
E・ F :到達目標を達成していない。


<評価方法>
基準に達しているか否かは以下の方法で判断する。
授業時のレポートを40%、中間レポート30%、最終課題レポート30%として総合的に判断する。授業で設けた目標に到達し、身につけるべき学士力を修得したとみなした場合に単位を認定する。


試験・課題に対するフィードバック方法
・提出されたコメントペーパーやレポートにコメントをつけて返却する。
・事前課題の内容を授業内に解説する。
学生へのメッセージ
  本科目を通じて、障がい児 への理解を深めて欲しいと願っています。勉強してわからないことがあれば、積極的に質問にいらしてください。なお、授業に遅れないことが原則ですが、授業開始後20分までは遅刻として取り扱います。電車などの遅延証明書がある場合は、証明書の裏面に学籍番号・氏名を記入して、授業後に提出してください。
オフィスアワー

場所:本館3F 323室 小谷研究室
時間: 木 15:30〜17:00
質問がございましたら、Colsのフォーラムでお願いいたします。

教科書・参考書
教科書:教科書は使用せず、必要に応じてプリントを配布します。
参考書:特になし。