講義情報
講義名: 青年心理学
教員: 小橋 眞理子
単位: 2
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:秋学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:水曜 4時限
科目番号(科目ナンバリング)
XBID113A
授業のテーマと目標
テーマ
本授業では、現代社会における青年期について、さまざまな視点から捉え、理解を深めていく。すなわち、青年期の成り立ち、その身体的・心理的特徴、自我発達、さらには青年期における問題点などをテーマとして取り上げ、学びを進めていく。
目標
青年期の諸特徴を客観的に適切に理解できるようになることを目標とする。また授業を通し、実際に青年期にある自分自身について、自己を再発見し、自己認識を深め、社会や時間的展望の中で自身を位置づけていくヒントを得ることをも目標とする。
卒業・学位授与方針(ディプロマポリシー(DP))との関係

DP-CP1 専門的知識と技能を身につけること
DP-CP4 社会に貢献する力を身につけること

DP-P2 心理学に関する専門的知識と技能を身につけること

DP-P4 人間性や心の豊かさを培うスキルを身につけること

身につけるべき学士力
H-23:人の行動や言葉の深い意味を理解できる。
H-24:心理学的な枠組みで人間の心の働きを理解できる。
I-26:他者の立場に立ち、共感的に理解し関わることができる。
I-28:他者の立場を理解し、尊重しつつ、自分の意見も主張できる
I-30:自らの感情や心の状態を理解し、調整することができる。
授業の内容と計画
第1回
青年期とは
第2回
青年期という発達段階・青年期の歴史
第3回
青年期の特徴(身体的発達)
第4回
青年期の特徴(感情・認知・思考の発達)
第5回
自己について
第6回
アイデンティティ
第7回
集団と個人:友人関係の発達
第8回
家庭での人間関係
第9回
学校での人間関係
第10回
恋愛と結婚
第11回
対人関係と不適応
第12回
青年と現代社会
第13回
キャリア教育と職業の選択
第14回
社会の中で育まれる生きがい・価値意識
まとめテスト

※授業の進行によっては、変更する場合があります。
事前学習・事後学習
テキストを読んでいることを前提で授業を行います。授業に出席する前にテキストの該当箇所を必ず読み、予習しておくこと(60分程度)。また授業後には、復習として授業内容および配布資料の理解のために、テキストを確認してください(60分程度)。
アクティブラーニングの実施
青年心理学の講義では、自分自身について知見(自己理解)を深めるために、いくつかのアンケートや心理テストを実施予定、また他者理解のために感想・意見などを聞き、皆さんと共有できるようにしていく予定です。
ICTの活用
コンピューターを活用して、授業に必要な資料などの提示を行っていきます。
実務経験を生かした授業の実施
実務経験:特になし
成績評価方法と基準

<評価基準>
S:到達目標を完全に達成している。
A:到達目標をほぼ完全に達成している。
B:到達目標を十分に達成している。
C:到達目標を達成している。
E・ F :到達目標を達成していない。

<評価方法>
小テスト(実施日および詳細は授業内で提示する)20点+まとめテスト(第14回の授業時間内)80点で行い、合計得点をもとに総合的に判断します。

詳細については、授業のはじめに説明します。なお、小テストの解答解説はその後の授業内で、まとめテストの解答解説はテスト後に実施予定です。
なお、授業内容に応じて課題を出す場合があります。その際は課題提出と出席カード提出の両方をもって出席とします。
また、20分以上の遅刻2回で1回の欠席とみなします。5回以上欠席した場合は、単位は取得できません。

学生へのメッセージ
青年心理学の講義では、青年期という時期の位置づけや青年期の持つ意味を学んでほしいと思っています。さらに他学生の意見・感想に触れることにより多様な視点の存在を実感し、この学びを、いま、まさに青年期にいる自分自身を振り返り、さらに前進するために活用してほしいと願っています。
オフィスアワー
質問等は、CoLSまたはメールにて随時対応します。
なお、授業時間の30分前には非常勤講師室にて対応可能、
また、授業後は声かけしてくれれば対応可能です。
教科書・参考書
教科書:現代に活きる心理学ライブラリー 青年心理学 / 高橋一公 編 / サイエンス社
参考書:よくわかる青年心理学 第2版 / 白石利明(編著) / ミネルヴァ書房 
ノードとしての青年期 / 高坂康雄 / ナカニシヤ出版