講義情報
講義名: こども保育・教育演習Ⅱ(越川)
教員: 越川 葉子
単位: 2
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:秋学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:水曜 2時限
水曜 6時限
科目番号(科目ナンバリング)
XCLF335A
授業のテーマと目標
テーマ
卒業論文の執筆を進めるうえで必要な研究方法の検討を行います。具体的には、参与観察法やインタビュー法、ドキュメント分析など質的調査方法を中心に紹介・選定していきます。テーマと調査方法の妥当性を検討しながら、卒業論文の全体構成を練り上げていきます。
目標
(1)調査方法に関する文献を輪読し、ポイントを理解することができる。
(2)自分の問題関心に即した具体的な調査方法を決定することができる。
(3)テーマに関連するデータ収集の具体的なイメージが描けるようになる。
(4)テーマを決定し、先行研究の収集に着手することができる。
(5)指定した学士力を修得する。
卒業・学位授与方針(ディプロマポリシー(DP))との関係
DP-CP1-専門的知識と技能を身につけること
DP-CP2-研究する力を身につけること
DP-C3-専門的知識・技能を利活用できる就業力を身につけること
DP-C4-人間性や心の豊かさを培うスキルを身につけること
身につけるべき学士力
A-2:意見や立場の違いを理解し、受け入れることができる。
B-4:目標を設定し、自ら進んで取り組むことができる。
C-5:問題を発見し、必要な情報を収集・分析・整理し、解決できる。
E-11:自分の意見をわかりやすく伝えることができる。
E-12:相手の意見を丁寧に聞くことができる。
E-15:他者に目標や方向性を示し、その実現のために行動できる。
K-43:組織内外の人たちと連携・協業できる。
授業の内容と計画
第1回
論文執筆計画及び授業計画の確認
第2回
調査方法選定のための文献輪読:質的調査への招待
第3回
調査方法選定のための文献輪読:質的調査の歴史
第4回
調査方法選定のための文献輪読:質的調査と量的調査
第5回
調査方法選定のための文献輪読:フィールドノートの作り方
第6回
調査方法選定のための文献輪読:参与観察法
第7回
参与観察の実施と報告
第8回
調査方法選定のための文献輪読:インタビュー法
第9回
調査方法選定のための文献輪読:ライフストーリー法
第10回
調査方法選定のための文献輪読:ドキュメント分析
第11回
調査方法選定のための文献輪読:映像分析
第12回
調査方法選定のための文献輪読:史資料の収集と分析
第13回
今後の研究計画の確認
第14回
次年度に向けた課題の確認

※授業の進行や社会情勢によっては、変更する場合がありうる。
事前学習・事後学習
事前学習(2時間30分)
・授業内に指定した文献を事前に読み、質問事項をまとめておく。
・自分の関心のあるテーマに関連する文献をインターネットや図書館などを利用して収集し、内容をゼミ内で紹介できるようにメモ等を作成する。
事後学習(2時間)
・ゼミ内で共有した内容をもとに、新たな文献を探し、文献一覧を作成する。
・関連した文献を読む。
アクティブラーニングの実施
・文献を読んで疑問に思ったことをゼミ生同士で自由に意見交換をします。
・各自のテーマや研究方法について相互に質疑応答をしながら深めていきます。
ICTの活用
・コンピュータやインターネットなどを活用して、文献情報を収集したり選択します。
・受講生が発表用レジュメを作成する際には、ワープロソフトを使用します。
成績評価方法と基準
<評価基準>
S:到達目標を完全に達成している。
A:到達目標をほぼ完全に達成している。
B:到達目標を十分に達成している。
C:到達目標を達成している。
E・F:到達目標を達成していない。
<評価方法>
・ゼミでの報告内容や議論への参加態度を評価します。
・問題関心が明確であるか、適切な情報にアクセスしているか、関連する文献や論文を積極的に探しているかなどを評価対象とします。
試験・課題に対するフィードバック方法
・課題で作成したレジュメに対して授業内でコメントする。
・事前課題の内容を授業内に解説する。
学生へのメッセージ
・卒業研究の作成には、ゼミ生がお互いのテーマに関心をもち、議論を重ねる作業が必要不可欠です。ゼミの仲間や教員の力を借りながら、テーマを深めていってください。
・資料収集にあたっては、学生が自らの足で図書館や資料館に赴くこと、当事者に話を聞きにいくことを薦めます。
オフィスアワー
月曜日:14時〜15時30分
※具体的な時間と場所は、初回授業で説明します。
教科書・参考書
教科書:教科書は指定しません。
参考書:参考文献は、ゼミの中で適宜、紹介します。