講義情報
講義名: こども保育・教育演習Ⅱ(太田)
教員: 太田 英樹
単位: 2
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:秋学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:水曜 2時限
水曜 6時限
科目番号(科目ナンバリング)
XCLF335A
授業のテーマと目標
〇テーマ
演習Ⅰに引き続き、主として特別支援教育、障害児保育の分野において関心のある話題を見つけ、自ら調べたり分析する力を学んでいきます。さらに個人またはグループにおいてプレゼンテーションの方法など、卒業論文に向けた基礎的な力を養っていきます。卒業論文作成に向けて、具体的な研究計画も立案します。
〇到達目標
本演習の単位修得には、以下の目標と身につけるべき学士力の修得が必要です。
①特別支援教育、障害児保育の分野における基礎的な知識を修得する。
②ディスカッションやプレゼンテーションに関する基本的な力を養う。
③演習で学んだ知識や支援方法を実習等において実践し、今後に活かすことができる。
卒業・学位授与方針(ディプロマポリシー(DP))との関係
DP-CP1 専門的知識と技能を身につけること。
DP-CP4 社会に貢献する力を身につけること。
DP-C3   専門的知識・技能を利活用できる就業力を身につけること。
DP-C4   人間性や心の豊かなを培うスキルを身につけること。
身につけるべき学士力
〇汎用的スキル
E-13:多様なメディアを主体的に利用し、他者と連携できる。
E-14:他者と協調して行動できる。
F-18:よりよい社会を実現するために、自らの資質を活かして積極的に社会に関与できる。
〇専門的スキル
J-38:自身も含めた保育・教育者の実践に対して適正な評価を行える。
K-42:場面での環境を把握し、場面で求められる環境を作り出せる。
K-43:組織外の人たちと連携・協業できる。
授業の内容と計画
第1回 映画プレゼンテーション大会、秋学期の演習予定
第2回 4年生卒論中間報告会
第3回 研究計画
第4回 卒業論文の基礎①「表の作成」
第5回 卒業論文の基礎②「図の作成」
第6回 卒業論文の基礎③「先行研究の探し方」
第7回 卒業論文の基礎④「質的研究とは」
第8回 卒業論文の基礎⑤「インタビューの基礎(1)」
第9回 卒業論文の基礎⑥「インタビューの基礎(2)」
第10回 卒業論文の基礎⑦「分析処理」
第11回 卒業論文の基礎⑧「現地調査の基礎」
第12回 視覚障害体験会
第13回 学校・施設等見学会(予定)
第14回 1年間のまとめ
〇授業の進捗状況によっては変更となる場合もあります。
〇ゼミ内で分担し、テーマに沿ったプレゼンテーションを行います。他者と協力することが重要です。
〇コロナ禍の状況を考慮しつつ、福祉機関・学校等の見学を実施する場合があります。
〇ゲスト講師による演習を行う場合があります。
〇他のゼミと合同で、ゼミ行事を行う場合があります。
事前学習・事後学習
本演習では、必ず予習が必要です。演習の数日前にコルズに資料を提示しますので、必ず予習しておくようにしてください。特に、文献や先行研究の参照については努力することが大切です。また、個人またはグループでの発表を行うため、適切に他者と協働し、考えを深めながら取り組むことが重要となります。また、課題の提出を求めることもあります。学んだ内容はしっかり定着できるよう復習することが重要です。
事前学習:週2時間30分
事後学習:週2時間30分
アクティブラーニングの実施
障害児保育、特別支援教育の分野において、同じ関心をもつ者同士が協働し、議論を深めながら発表まで取り組んでいきます。学生によるプレゼンテーションも毎回行います。
ICTの活用
基礎知識の習得については、論文サイトを参照するほか、映画や映像等を視聴し、理解を深めていきます。発表においては、プレゼンテーションのソフトを使用し、より効果的に発表するための方法を学んでいきます。
実務経験を生かした授業の実施
〇実務経験:特別支援学校教員、特別支援教育コーディネーター
特別支援学校の特別支援教育コーディネーターの実務経験から、障害のある子どもに対する支援、保護者支援、担任支援、異職種による連携などの具体的な取り組み例を適宜話題提供し、議論を深めていきます。
SDGsに係る科目
〇目標:4「質の高い教育をみんなに」
ターゲット:4.5「2030年までに、教育におけるジェンダー格差を無くし、障害者、先住民及び脆弱な立場にある子どもなど、脆弱層があらゆるレベルの教育や職業訓練に平等にアクセスできるようにする。」
 内容:本演習では、障害など困難を抱える子どもがどのような社会的不利な状況におかれているかについて、より具体的に学ぶことを到達目標とします。
〇目標:4「質の高い教育をみんなに」
ターゲット:4.a「子ども、障害及びジェンダーに配慮した教育施設を構築・改良し、すべての人々に安全で非暴力的、包摂的、効果的な学習環境を提供できるようにする。」
 内容:本演習では、障害児の学習支援方法や環境整備について、より具体的に理解することを到達目標とします。
〇目標:10「人や国の不平等をなくそう」
ターゲット:10.2「2030年までに、年齢、性別、障害、人種、民族、出自、宗教、あるいは経済的地位その他の状況に関わりなく、すべての人々の能力強化及び社会的、経済的及び政治的な包含を促進する。」
 内容:本演習では、障害児者問題を中心に、社会の中で起こる不平等の問題をより具体的に理解し、実習等の場で活かせる力を養うことを到達目標とします。
成績評価方法と基準
〇評価基準
S:到達目標を完全に達成している。
A:到達目標をほぼ完全に達成している。
B:到達目標を十分に達成している。
C:到達目標を達成している。
E・F:到達目標を達成していない。
〇評価方法
演習での主体的な取り組み(40%)、課題や発表に対する取り組みと成果(50%)、予習状況(10%)の合計により総合的に評価します。
試験・課題に対するフィードバック方法
提出し発表されたプレゼンテーション資料に対して、修正点等を指摘し改善を促します。事前に課題等はコルズに掲示し、演習内で解説します。
学生へのメッセージ
〇演習Ⅰから引き続きの受講となります。
〇連絡がない遅刻、欠席は認めません。
〇授業開始後20分以降の遅刻は欠席扱いとします。

〇報告・連絡・相談を大切に取り組むことが重要です。
〇状況によりオンラインで行うこともあります。
オフィスアワー
随時対応可能です。
教科書・参考書
適宜資料を配布します。