講義情報
講義名: 教育実習指導Ⅱ(事前・事後)(幼)(R5年度)
教員: 永井 伸人, 岩井 真澄, 金子 明日香, 山下 美代子, 柴田 啓一
単位: 1
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:春学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:火曜 5時限
科目番号(科目ナンバリング)
XCKE327A
授業のテーマと目標
テーマ
幼稚園教育実習を有意義かつ充実したものとするため、教育実習にかかわる事前および事後の指導を行う。教育実習Ⅱ(幼)は、幼稚園教諭一種免許状取得のため、幼稚園で行う教育実習の第2期にあたる2週間の実習である。
目標
(1)後期の幼稚園実習であることを踏まえた教育実習の意義、教育実習の計画と準備、実習の心構えを理解した。
(2)実習先の特色や実習生の目標に合わせて、実習日誌の書き方を工夫することができる。
(3)子どもの実態に合わせた指導案を立案することができる。
(4)実習に必要な知識や技術を習得し、応用することができる。
(5)実習を振り返り、自らの課題を明確にすることができる。
(6)指定された学士力を修得する。
卒業・学位授与方針(ディプロマポリシー(DP))との関係
DP-CP1:専門的知識と技能を身につけること。
DP-CP4:社会に貢献する力を身につけること。
DP-C2:教育・保育・福祉等に関する職能を身につけること。
DP-C3:専門的知識・技能を利活用できる就業力を身につけること。

身につけるべき学士力
B-4:目標を設定し、自ら進んで取り組むことができる。
C-6:獲得した知識・技能を総合的に活用し、課題に適用し、解決できる。
E-16:自分と周囲の人々や物事の関係性を理解できる。
G-19:自らを律して行動できる。
J-33:月案・週案・保育教育指導案等の計画を作成できる。
J-35:円滑に担当クラスの運営を行える。
K-40:子どもの行動を把握し、分析・考察できる。
K-43:組織内外の人たちと連携・協働できる。
授業の内容と計画
第1回 オリエンテーション、教育実習Ⅱの(幼)の意義と目的
第2回 教育実習Ⅰの(幼)の振り返りと教育実習Ⅱ(幼)の課題の明確化
第3回 幼稚園教諭に求められる専門性と職務理解
第4回 先輩の実習体験から学ぶ
第5回 実習日誌の意義と記録方法
第6回 子どもの発達の理解と遊びの展開
第7回 教材研究の意義と指導案
第8回 指導案作成と協議
第9回 指導案の発表と振り返り
第10回 実習に向けての自己課題の整理
第11回 実習に向けての自己課題形成
第12回 実習に必要な手続きの理解
第13回 実習に向けての心構え
第14回 教育実習を終えて(実習での学びの整理・幼稚園教諭としての今後の課題の明確化)

定期試験:実施しない

※授業の進行状況や社会情勢によっては、一部変更する場合がある。
事前学習・事後学習
事前学習(30分)
・次の回の具体的授業内容を確認し、授業準備・予習をする。
事後学習(50分)
・幼稚園理解や幼稚園教諭理解の課題、教材研究、実習日誌の作成、指導案の作成など課題に取り組む。
アクティブラーニングの実施
第2~6回 グループディスカッションを通して、教育実習Ⅰ(幼)の体験を振り返り・共有することで、幼稚園教育と幼稚園教諭の役割について理解を深める。
第7~9回 グループディスカッションを通して教材研究を深めていき、指導案を検討する。
第10~13回 グループディスカッションを通して、教育実習Ⅱ(幼)における課題を明確にする。指導案を協議することで、指導案の立案方法や教材研究について理解を深める。
第14回 グループディスカッションを通して、幼稚園教育実習の体験を振り返り、共有することで、自己の課題を明らかにする。

ICTの活用
・保育場面で活用される絵本や紙芝居などの教材について、実物を見て検討することに加えて、インターネット等を活用して情報を収集することで、教材選択の幅を広げる。
・幼稚園の生活や幼稚園教諭の役割について理解を深められるよう、映像資料やパワーポイントなどを用いて授業を行う。

実務経験を生かした授業の実施
【実務経験】幼稚園教諭
幼稚園教諭の経験から、幼稚園の生活における実例を紹介し、幼児理解、幼稚園教諭の職務の理解を深める授業を行う。
成績評価方法と基準

<評価基準>
S:到達目標を完全に達成している。
A:到達目標をほぼ完全に達成している。
B:到達目標を十分に達成している。
C:到達目標を達成している。
E・F:到達目標を達成していない。

<評価方法>
基準に達しているか否かは以下の方法で判断する。
授業への参加状況30%、提出物70%として総合的に判断する。

試験・課題に対するフィードバック方法
授業内で課題の解説をする。
学生へのメッセージ
幼稚園における教育実習が充実したものとなるように、準備をしなければならないこと、身に付けておかなければならないことを1つずつ取り組んでいきましょう。何事にも努力は報われると信じています。授業内の課題を真摯に取り組んで欲しいと願っています。また、鉄道遅延等による遅刻は20分以内の場合のみ遅刻として認めます。20分を超える場合は欠席の扱いとします。遅刻や欠席の場合は、授業開始前までにEM室に必ず連絡を入れましょう。欠席した場合は、必ず補講を受けなくてはなりません。
オフィスアワー
初回授業で提示しますが、連絡する必要があるときには、速やかに担当者に直接、または電話にて連絡してください。
教科書・参考書
教科書
文部科学省『幼稚園教育要領解説』(平成30年3月 フレーベル館)
その他必要な資料は、授業中に適宜配布する。

参考書
内閣府・文部科学省・厚生労働省『幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説』(平成30年3月 フレーベル館)
※上記は、内閣府ホームページからのダウンロードも可能である。