講義情報
講義名: 英語Ⅱ①
教員: 西野 博道
単位: 2
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:春学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:火曜 4時限
科目番号(科目ナンバリング)
XAFC201A
授業のテーマと目標
テーマ
この授業はテキスト『The Future of English Spreading Around the World 』を使用し「英語で考え、英語で表現し、英語で発信する」ことをテーマとして授業を進めます。そのために英語の4技能(Reading, Listening, Writing, and Speaking)の総合的向上を目指しますが、特に、Speakingに重きを置いた授業展開を行います。

到達目標
英語に親しみ、日本語を介さずに自由に英語でものを考え、発信する能力を修得する。あるいは、そのための基礎となる知識や教養を英語を通して身につけられる。さらには、英語そのものの言語的特質、歴史的、文化的背景を理解し、英語による言語活動が活発にできるようになる。
卒業・学位授与方針(ディプロマポリシー(DP))との関係

DP-CP1-専門的知識と技能を身につけること。

DP-CP4-社会に貢献する力を身につけること。

DP-P1, C1-教養的知識・技能を身につけること。

DP-P4, C4-人間性や心の豊かさを培うスキルを身につけること。

身につけるべき学士力
A-1:文化・社会と自然に関する知識を理解できる。
A-2:意見や立場の違いを理解し、受け入れることができる。
B-3:卒業後も自律・自立して学習できる。
E-11:自分の意見をわかりやすく説得力をもって伝えることができる。
H-23:他人の行動や言葉の背後に隠された意味を理解できる。
授業の内容と計画
第1回
オリエンテーション(授業の進め方、授業の注意事項、成績評価、英語による自己紹介)
第2回
トピック:イギリス英語の歴史①
Unit 2 The Anglo-Saxons, Unit 5 Norman Conquest
第3回
トピック:イギリス英語の歴史②
Unit 10 Modern English
第4回
トピック:スコットランドの文化とスコットランド英語
Unit 19 Scottish English 
第5回
トピック:アイルランドの文化とアイルランド英語 
Unit 22 Irish English
第6回
トピック:アメリカ人とアメリカ英語
Unit 23 American English
第7回
トピック:アフリカン・アメリカンの英語と文化
Unit 24 Black English
第8回
トピック:カナダの多文化主義とカナダで話される英語
Unit 25 Canadian English
第9回
トピック:観光立国オーストラリアとオーストラリアの英語
Unit 26 Australian English
第10回
トピック:夢の国・ニュージーランドで話される英語
Unit 27 New Zealand English 
第11回
トピック:インドで話される英語とインドの未来
Unit 28 English spoken in India
第12回
トピック:アジアで最も活気のある国・シンガポールとそこで話される英語
Unit 29 English spoken in Singapore
 第13回
トピック:南アフリカの歴史とその大いなる未来像 
Unit 30 English spoken in South Africa 
第14回
まとめ(総評、質疑応答等)

※定期試験は実施しません。また、トピックは授業の進行によっては、変更する場合があります。毎回トピックに関連するテキスト部分を読んだ後、その内容に関して自分の意見を100語程度の英文原稿にまとめ、授業でプレゼンテーションしてもらいます。
 なお、社会情勢によって授業内容は変更する場合があります
事前学習・事後学習
事前学習:各自、あらかじめテキストを熟読し、トピックに関する基礎知識を身につけておく。それをもとにテーマ(トピック)に沿って100語程度の英語のscript(原稿)を作成し、授業で行うプレゼンテーションの練習しておく。できれば、原稿を読み上げるのではなく暗唱することが望ましい(毎回、必ず全員に英語で発表してもらいます)。

事後学習:授業中での発表後、教員から助言指導を受け、修正された英語表現や発音、原稿内容、プレゼンの構成その他、総合的アドヴァイスを参考にして、英語のプレゼンに取り組む姿勢を改善するよう努める。

各自、事前学習・事後学習に取り組むため、授業以外にそれぞれ120分、150分程度の学習が必要である。
アクティブラーニングの実施
毎回、全員が英語によるプレゼンテーションを行い、その内容に関して英語で質疑応答を行いますが、さらに、可能な限り、テキスト以外にもトピックと関連する内容に関して紹介、意見交換、あるいはディスカッションを行います。
ICTの活用
取り扱う教材に関連する音声、英語表現、文法事項、その他関連資料をプロジェクター等を使用して提示、共有します。
実務経験を生かした授業の実施
本講座担当教員は高等学校英語科専任教諭として10年間の英語教授経験を有し、その後、首都圏を中心として複数の国公私立大学にて英語講読、口語英語(英会話)、ビジネス英語、TOEIC、英語プレゼンテーションの指導にあたっている。そういった実務経験を活かし、英語を使い、いかに他者に自己のメッセージを伝えることができるか、バックグラウンドの異なる人同士が互いに理解しあえるか、意見の異なる相手を説得することができるか、信頼関係を構築できるか、そういった視点も視野に入れ、communicative skillsの指導をしていきたいと考えます。
成績評価方法と基準

成績評価基準

S:到達目標を完全に達成している。

A:到達目標をほぼ完全に達成している。

B:到達目標を十分に達成している。

C:到達目標を達成している。

E ・ F:目標を達成していない。


成績評価方法(授業の到達目標を達成しているとみなした場合に単位を認定する)
具体的には、次の3項目の総合点 (100点満点)で評価する。
1. 授業参加度 (30点)
2. Presentation (50点)
3. 提出課題(20点)
試験・課題に対するフィードバック方法
授業内で実施するプレゼンテーションについては、毎回実施後、講評等を示します。全体に関する総評、模範解答、要点等は、後日CoLSを通じて公開します。
学生へのメッセージ
英語を通して様々なことを学びます。そのためには多角的に物事を捉え、深く考え、積極的に英語で意見を発信することを期待します。ユニークな意見、オリジナリティあふれる意見を歓迎します。なお、欠席が5回に及んだ場合、成績評価の対象とはなりません。また、遅刻2回で欠席1回とみなします。注意して下さい
オフィスアワー
授業実施日の昼休み(12:00~12:40)に直接質問等対応できます。
※授業時以外の連絡事項等は、ColSの「お知らせ」で連絡します。
教科書・参考書
教科書:
The Future of English Spreading Around the World: A Brief History of English Language and Literature(テキスト名)
Hiromichi Nishino(著者)
Ryutsu Keizai University Press(出版社)
ISBN 978-4-947553-93-5
定 価:1600円+税