講義情報
講義名: 健康・医療心理学(モチベ)
教員: 堀川 柚
単位: 2
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:秋学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:火曜 4時限
科目番号(科目ナンバリング)
XEMF307A
授業のテーマと目標
テーマ:本講義は、健康・医療心理学分野における基礎的な知識を学びます。加えて、ディスカッション等を通して学生が自らの考えを深め、公認心理師等の心理専門職に求められる基本的な技能について考えていきます。講義では、ディスカッションやグループワーク等を取り入れながら展開します。

目標:
(1)出席を含めて、授業に積極的に参加する態度を身につける。
(2)健康・医療心理学の基礎理論を理解する。
(3)健康・医療心理学について、意見を述べることができるようになる。
(4)(2)を展開させて、実際の支援における観点を説明できるようになる。
(5)指定した学士力を修得する。

卒業・学位授与方針(ディプロマポリシー(DP))との関係
DP-M1-個人をみつめる力を身につけること。
DP-M2-他者と関わる力を身につけること。
身につけるべき学士力
C-6:獲得した知識・技能を総合的に活用し、課題に適用し、解決できる。
E-16:自分と周囲の人々や物事の関係性を理解できる。
F-18:よりよい社会を実現するために、自らの資質を活かして積極的に社会に関与できる。
L-44:自分自身を受け入れることができる。
M-48:他者を肯定的に理解することができる。
N-52:組織のなかで自分の立場を理解し、運営にかかわることができる。
授業の内容と計画
第1回
授業の進行に係る説明、ストレスの心理学と生理学
第2回
ストレスによる心身の疾患と行動医学
第3回
健康心理学とポジティブ心理学
第4回
精神科における公認心理師の活動
第5回
心身医学(心療内科など)における公認心理師の活動
第6回
小児医療・母子保健領域における公認心理師の活動
第7回
脳神経内科・リハビリテーション領域における公認心理師の活動
第8回
総合病院のチーム医療における公認心理師の活動
第9回
高齢者医療における公認心理師の活動
第10回
医療観察法指定医療機関における公認心理師の活動
第11回
保健活動の現場と公認心理師
第12回
健康支援活動(とくにニコチン依存症治療における心理学的支援)、自殺対策
第13回
福祉と医療
第14回
災害被災者の心理と支援、講義の総括

定期試験を実施する

*授業の進行状況や社会情勢によって、変更する場合がある。
事前学習・事後学習
授業以外に以下の事前・事後学習が必要である(目安の時間数)
事前学習:次回授業で扱う範囲について参考書等を用いてあらかじめ予習をし、必要に応じて関連事項について調べておく(2時間)。
事後学習:授業内容を振り返り、ノート等にまとめる(2時間30分)。
アクティブラーニングの実施
授業のテーマに沿った議題を設定し、グループワークやディスカッ ション等を行う。
ICTの活用
コンピュータやプロジェクター等を活用して、資料等の提示・共有を行う。
実務経験を生かした授業の実施
実務経験:法人や企業における療育施設勤務、放課後等デイサービス勤務、学生相談室勤務等
講義全体を通して、現場での支援の実際について紹介する。例えば、第13回の「福祉と医療」の単元であれば、障害者や高齢者に対する支援等の事例を提示し、グループワークを行いながら、実際の支援のイメージが持てるよう、展開する。
成績評価方法と基準

【成績評価方法】
健康・医療心理学分野における基礎的な知識および心理専門職に求められる基本的な技能について習得できているか、以下を方法で評価する。各授業への参加状況30
、定期試験70

【成績評価基準】
S:到達目標を完全に達成している。 
A:到達目標をほぼ完全に達成している。
B:到達目標を十分に達成している。 
C:到達目標を達成している。
EF:到達目標を達成していない。

試験・課題に対するフィードバック方法
CoLSを通して模範解答や要点を公開する。
学生へのメッセージ
本学の規定により、20分以上の遅刻は原則として欠席となります。公共交通機関の遅延など、やむを得ない事情がある場合は、各種証明書を提示してください。
オフィスアワー
授業前後の時間を活用する。
教科書・参考書
教科書:教科書は使用しない
参考書:丹野義彦(編)(
2021).公認心理師の基礎と実践⑯ [第16巻]健康・医療心理学 遠見書房
*学生には、適宜資料を配布する。