講義情報
講義名: 初等家庭科教育法②
教員: 小林 久美
単位: 2
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:春学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:火曜 4時限
科目番号(科目ナンバリング)
XCKC319A
授業のテーマと目標
テーマ
小学校学習指導要領解説(家庭編)の目標や内容を踏まえて、小学校家庭科の教科書を使用し教材を作成しつつ、学習の重点や指導ポイントおよび評価の観点などを理解する。最終的に、各自が授業構成や効果的な教材を理解するために、学習指導案の作成や模擬授業も実践する。
目標
1) 小学校学習指導要領解説(家庭編)の目標や内容ならびに評価の観点を理解できる。2) 授業構成や効果的な教材を考えながら、家庭科学習指導案の作成ができる。3) 作成した学習指導案をもとに授業実践ができる。
以上に加えて、「身につけるべき学士力」の修得が単位修得のための基本である。

卒業・学位授与方針(ディプロマポリシー(DP))との関係
DPCP1 専門的知識と技術を身につけること。
DPCP3 資格に適う力を身につけること。
DPC2 教育・保育・福祉等に関する職能を身につけること。
DPC3 専門的知識・技術を利活用できる就業力を身につけること。
身につけるべき学士力
J-32:場面に必要な表現ができる。
J-33:月案・週案・保育教育指導案等の計画を作成できる。
J-34:月案・週案・保育教育指導案等の計画に基づいた実践ができる。
J-36:保育・教育に必要な教材を創造・開発できる。
J-38:自身を含めた保育・教育者の実践に対して適正な評価を行える。
授業の内容と計画
第1回
講義の進め方の説明。評価の観点、授業づくりなどの説明
第2回
家族、家庭生活の教材作成および指導方法の説明・学習指導案の書き方
第3回
衣生活および住生活の基礎知識と指導内容の解説・手縫い(玉留め、玉結び、基礎縫い、ボタンつけ)
第4回
被服製作の作品評価(技能の評価の演習)
第5回
食生活および栄養の重点や指導ポイント
第6回
調理実習(ごはん・みそ汁)
第7回
調理実習(ゆでる・いためる)
第8回
家庭科学習指導案作成のポイント
第9回
情報機器を活用した導入の模擬授業・模擬授業の教材づくり
第10回
衣生活の模擬授業と討議
第11回
食生活の模擬授業と討
第12回
住生活の模擬授業と討議
第13回
消費生活の模擬授業と討議
第14回
環境の模擬授業、総括

定期試験:実施しない

※授業の進行によっては、変更する場合がありうる。
事前学習・事後学習
事前学習:次回授業で扱う範囲について教科書をあらかじめ読み、必要に応じて関連事項について調べておく(2時間)。
事後学修:各回の授業で触れた点の復習として、ノートの整理を行うこととし、製作や模擬授業の準備、学習指導案の作成を行う(2時間30分)。
アクティブラーニングの実施
この授業は、実習・実験・演習などを多く含んでいます。また、教材研究では、ロールプレイングやジグソーなどのデモンストレーションを実施し、各模擬授業実施の参考にしてもらいます。
ICTの活用
模擬授業づくりの際に動画や画像を活用します。
SDGsに係る科目
※家庭科は消費生活・環境を教える内容の一つにしています。 SDGsの目標すべてについて、国の制度の整備ではなく、個人の行動から考えていきます。
成績評価方法と基準
評価規準は、目標の通りです。最終評価は、各回でミニ課題を提出5×14回=60、提出物15、模擬授業15、最終課題10で総合的に行います。なお、本授業はルーブリックを用いて評価します。

到達目標を完全に達成している。
到達目標をほぼ完全に達成している。

到達目標を十分に達成している

到達目標を達成している

E F
到達目標を達成していない 

試験・課題に対するフィードバック方法
授業の導入で、前授業のワークシートを返却し補足説明および解説を行います。
学生へのメッセージ
この授業は、演習や実習を多く含むため、授業進度の関係上、講義の内容や順番の変更がある場合もあります。また、1回で完結しない内容もあるため、欠席した場合は、次の授業の前に、遅れた分の進度をそろえる努力をしてください。また、遅刻・中途退出・早退は、3回につき欠席1回とします。
オフィスアワー
火曜日:5限
教科書・参考書
教科書:中西雪夫・小林久美・貴志倫子編著『小中学校家庭科の授業をつくる』 
学術図書出版

参考書:適宜資料配布します。