講義情報
講義名: 教育制度論(モチベ)
教員: 小牧 叡司
単位: 2
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:秋学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:火曜 4時限
水曜 5時限
科目番号(科目ナンバリング)
XEOD211A
授業のテーマと目標

<テーマ>
本科目では、教育に関する論争的な話題を出発点として、教育制度論の観点から掘り下げる。これにより、教育制度・教育行政の基本的構造と課題について理解を深めることを目的とする。毎回の授業で課題を出す。具体的には、指定された文献を読み、その要点を150~300字程度にまとめてもらう。授業の前半では、本課題の成果を持ち寄り、グループで議論を行う。授業の後半では、各グループによる発表活動とフィードバックを行う。

<到達目標>
(1)教育制度を起点とし、教育と社会・文化との関わりについて、基礎的な知識や理論を習得する
(2)現代の教育制度にまつわる諸課題や改革の動向を多面的に理解する
上記(1)、(2)を通じて、下記(3)~(5)を最終目標とする。
(3)教育制度を正しく理解し運用する力を獲得する
(4)客観的・多面的な情報の解釈を通じて、教育制度を主体的・創造的に論じられるようになる
(5)指定した学士力を修得する

卒業・学位授与方針(ディプロマポリシー(DP))との関係
DP-M2:他者と関わる力を身につけること。
DP-M3:組織を動かす力を身につけること。
身につけるべき学士力
A-2:意見や立場の違いを理解し、受け入れることができる。
A-3:意見や立場の違いを理解し、受け入れることができる。
D-9:情報や知識を多角的・論理的に分析し、表現できる。   
L-46:客観的な視点で人間行動を理解し分析できる。       
N-52: 組織のなかで自分の立場を理解し、運営にかかわることができる。
授業の内容と計画
第1回:イントロダクション ―なぜ教育制度を学ぶのか―

第2回:義務教育の制度

第3回:教育内容の制度

第4回:就学前教育の制度

第5回:初等・中等教育の制度

第6回:教育の機会均等と諸制度

第7回:高等教育と高大接続制度

第8回:学校から労働市場への移行と諸制度

第9回:教職員の制度

第10回:教育行政の制度

第11回:グローバル化の中の教育制度

第12回:家庭・地域と学校教育制度

第13回:学校安全に関する制度

第14回:教育改革と教育制度

定期試験:実施しない

※授業の進行状況や社会情勢によって、変更する場合がある。
事前学習・事後学習
事前学習:指定された文献を読み、その要点を150~300字でまとめること。(2時間)
事後学習:講義を通じた学びの成果を各自まとめること。また、講義資料や紹介する関連文献を読み、授業で扱ったテーマについて考えを深めること。(2時間30分)
アクティブラーニングの実施
講義ごとに学習内容に関連するトピックや資料を提示し、内容についてグループディスカッションおよび双方向的なフィードバックを行う。
ICTの活用
コンピュータやプロジェクターなどを活用して、資料や受講者の意見を提示・共有することで、思考や理解を深める一助とする。
授業で使用した資料・データをCoLSに保管し、自由に取り出せるようにする。
成績評価方法と基準
<評価基準>
S:到達目標を完全に達成している。
A:到達目標をほぼ完全に達成している。
B:到達目標を十分に達成している。
C:到達目標を達成している。
E・ F :到達目標を達成していない。

<評価方法>
基準に達しているか否かは以下の方法で判断する。
授業への参加状況(10%)、毎授業の小レポート課題(30%)、期末レポート(60%)
試験・課題に対するフィードバック方法
毎授業後に課す小レポート課題について、次回授業の冒頭で必ずフィードバックと振り返りを行う。また、講義中に実施するディスカッションについても、その場でコメントを返す。
最終レポートについても、CoLS上で総評を行い、さらなる学習の深化を目指す。
学生へのメッセージ
教育を支える制度について理解を深めましょう。講義内では、教育制度に関する基礎的な知識を身につけた上で、その知識を踏まえて議論を行い、客観的・多面的な視野を養うことを重視します。よって、議論への積極的・主体的な参加を期待します。
授業回数3分の2以上の「出席」が成績評価の前提となります。

オフィスアワー
CoLSのフォーラムにて質問を受け付ける。また、授業時間の前後にも随時質問を受け付ける。
教科書・参考書
[教科書]
適宜資料を配布する。
[参考書] 
教育制度研究会編(2011)『要説 教育制度』, 第3版, 学術図書出版社。
藤井穂高編(2018)『教育の法と制度 (MINERVA はじめて学ぶ教職) 』,ミネルヴァ書房。