講義情報
講義名: 心理療法上級B
教員: テスト 教員, 石倉 篤, 藤本 昌樹
単位: 2
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:春学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:火曜 4時限
科目番号(科目ナンバリング)
XBJE304A
授業のテーマと目標
テーマ
本講義では、心理療法基礎をふまえて、集団精神療法や身体に働きかける様々な心理療法を取り上げる。 具体的には、心理的アプローチに基づくこころの理解と心理療法の実践や各種技法の特徴、実際、および解釈について講義・演習形式の授業を行う。

目標
(1)心理療法基礎で学んだ内容を基礎として、身体に働きかける心理療法と認知行動療法を中心として、クライエントをはじめとする人間の心の理解についての知識を修得する。
(2)クライエントとの関わり方や援助技法を理解する。
(3)指定した学士力を修得する。
卒業・学位授与方針(ディプロマポリシー(DP))との関係
DP-CP1-専門的知識と技能を身につけること。
DP-CP3-資格に適う力を身につけること。
DP-P3-心理職としての専門的知識と技能を身につけること。
DP-P4-人間性や心の豊かさを培うスキルを身につけること。
身につけるべき学士力
H-22:子どもの多様な発達プロセスを科学的にとらえることができる。
H-23:人の行動や言葉の深い意味を理解できる。
H-24:心理学的な枠組みで人間の心の働きを理解できる。
H-26:他者の立場に立ち、共感的に理解し関わることができる。
H-27:全体を俯瞰しながら、他者の置かれた状況を的確に判断し、適切な援助ができる。
授業の内容と計画
第1回(石倉)
オリエンテーション:集団精神療法を学ぶこととは
第2回(石倉)
コンセンサス実習、小レポート
第3回(石倉)
情報交換の実習、小レポート
第4回(石倉)
コンセンサス実習、小レポート
第5回(石倉)
構成的グループエンカウンター、小レポート
第6回(石倉)
傾聴トレーニング、PCAGIP、小レポート
第7回(石倉)
PCAGIP、小レポート
第8回(藤本)
様々な心理療法と理論Ⅰ
第9回(藤本)
様々な心理療法と理論Ⅱ
第10回(藤本)
自律訓練法の実際
第11回(藤本)
TFT(思考場療法)について
第12回(藤本)
トラウマとEMDR(眼球運動による脱感作と再処理療法)について
第13回(藤本)
BCT(ボディ・コネクトセラピー)と関連する理論について
第14回(藤本)
全体のまとめ

定期試験:実施しない

※授業の進行状況や社会情勢によって、変更する場合がある。
事前学習・事後学習
授業以外に以下の事前・事後学習が必要である。(目安の時間数)
事前学習:次回授業で扱う範囲について関連事項について調べる。(2時間)
事後学習:授業内容を振り返り、ノートにまとめるなどして復習する。課題を課す場合は課題をこなす(2時間30分)
アクティブラーニングの実施
・グループワークを実施し、その成果のプレゼンテーションをもとにディスカッションを行う。
ICTの活用
・学習対象への思考や理解を深めるために、適宜 ICT を用いて授業を行う。
・コンピュータやプロジェクターなどを活用して、資料などの提示や共有を行う。
・コンピュータやインターネットなどを活用して、情報を収集したり選択したりする。
実務経験を生かした授業の実施
実務経験:スクールカウンセラーなど(石倉)。スクールカウンセラー、国立大学保健管理センター、小児科クリニック、精神科クリニック併設カウンセリングルーム、開業カウンセリングルーム(藤本)
実務経験を生かした授業の実施:心理療法におけるクライエントの心の理解や、援助技法について、第10〜13回の授業において事例の紹介を行います。
成績評価方法と基準
<評価基準>
S:到達目標を完全に達成している。
A:到達目標をほぼ完全に達成している。
B:到達目標を十分に達成している。
C:到達目標を達成している。
E・ F :到達目標を達成していない。
<評価方法>
基準に達しているか否かは以下の方法で判断する。
授業への参加状況50%、中間課題20%、最終課題20%、授業各回のレポート10%として総合的に判断する。
試験・課題に対するフィードバック方法
課題は、授業内でフィードバックします。
学生へのメッセージ
本科目の履修のためには、「心理療法基礎」の単位を修得している必要があります。授業の予習および復習として、配布資料を熟読して臨んでください。遅刻(授業開始20分まで)は2回で欠席1回として取り扱います。
オフィスアワー
初回授業で説明します。
教科書・参考書
教科書:教科書なし(授業内にて資料を配布します)
参考書:特になし