講義情報
講義名: 文学②
教員: 太田 真理
単位: 2
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:秋学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:火曜 3時限
科目番号(科目ナンバリング)
XABB113A
授業のテーマと目標
〈テーマ〉
日本は、世界の中でも四季の移り変りが顕著な国である。日々の生活において豊かな自然美
を愛で、季節ごとの祭りを営み行事を楽しむ様子は、文学にも表れている。この授業では、日本の古典作品を通して、日本人の自然観の成立過程や季節の行事の起源を知るとともに、
現代の行事のあり方について考える。


〈到達目標〉
1.日本人の自然観が成立した、奈良時代を中心とする文学について理解する。
2.日本人の自然観の内実について理解し、季節に関連した文学を味わう。
3.日常生活において季節の推移や行事に関心を持ち、行事の起源や意味について説明できる。
4.指定した学士力を修得する。


卒業・学位授与方針(ディプロマポリシー(DP))との関係
DP-CP2 研究する力を身につけること。
DP-P1、DP-C1 教養的知識・技能を身につけること。
DP-C4 人間性や心の豊かさを培うスキルを身につけること。

身につけるべき学士力
A―1 文化・社会と自然に関する知識を理解できる。
B―3 卒業後も自律・自立して学習できる。
D―8 自然や社会的事象について、様々な表現方法を用いて分析し、他者に伝達できる。
H―23 人の行動や言葉の深い意味を理解できる。
K―39 多様な情報を収集し、分析できる。
N―53 国内外の社会情勢を理解する広い視野を持つことができる。
授業の内容と計画
第1回 ガイダンス ―シラバスの確認、授業の予定と進め方について
第2回 日本の自然観の成立過程
第3回 桜/花見
第4回 端午の節句/薬猟
第5回 夏の花と鳥/夏越の祓
第6回 七夕
第7回 仲秋の名月/月見
第8回 秋の七種の花
第9回 紅葉/秋の自然の取り合わせ
第10回 新穀祭
第11回 冬至
第12回 新年(梅花の宴/令和に関して)/節分
第13回 桃の節句
第14回 まとめ〈古代文学と日本の季節・行事〉
・定期試験:実施する。
・シラバスは、授業の進行状況や社会情勢によって、変更する場合がある。


事前学習・事後学習
授業以外に以下の事前・事後学習が必要である。(目安の時間数)
事前学習:次回授業で取り扱う行事の内容について予備知識をまとめる。(2時間)
事後学習:授業の内容を整理・確認する。授業の内容を理解したうえで今後の生活に生かせるようにする。(2時間30分)


アクティブラーニングの実施
各回授業の内容に関する予備学習をグループ毎に分担、その結果を授業内でプレゼンテーションすることを予定する。
ICTの活用
・コンピュータやプロジェクターなどを活用して、資料などの提示や共有を行う。
・授業で使用した資料・データをポータルシステムに保管し、自由に取り出せるようする。

実務経験を生かした授業の実施

成績評価方法と基準
S: 到達目標を完全に達成している。
A:到達目標をほぼ完全に達成している。
B:到達目標を十分に達成している
C:到達目標を達成している
E・ F:到達目標を達成していない。
〈評価方法〉
基準に達しているか否かは以下の方法で判断する。
授業への参加状況(平常点、小テスト、リアクションペーパー含む)40%、定期試験60%として総合的に判断する。


試験・課題に対するフィードバック方法
・提出されたリアクションペーパーに授業内でコメントする。
・個別の質問等にはポータルシステムの質問箱、メールを通して回答する。

学生へのメッセージ
*古典は難しいと思い込んでいる人が多いかもしれません。しかし、古典には現代の私たちに繋がる感性があらわれています。文学を通して季節の捉え方や行事のあり方に託した心のありようを味わってみましょう。
*単位の修得上、出席が2/3に満たない場合は評価の対象外となります。チャイムが鳴ってから 20 分以上の遅刻は原則として欠席扱いとなります(遅刻の限度時間の起算は、チャイムが鳴った時間であり、教員が入室した時間ではありません)。
*大学生の学びの場として、私語、居眠り、スマートフォン、飲食物、机上の荷物、脱帽等のマナーについては常識に従い、お互いに学びの場にふさわしい環境を作るよう心がけてください。マター違反が甚だしい場合は、「授業への参加状況」の減点の対象となります。

オフィスアワー
質問等は、授業前後の時間で受付けますので声をかけてください。また、ポータルシステムの質問箱、メールでも随時対応します。
教科書・参考書
教科書:とくに定めない。毎時間、資料を配布する。
参考書:授業内で適宜紹介する。