講義情報
講義名: 子ども心理学実践実習
教員: 坪井 寿子, 渡辺 千歳
単位: 2
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:春学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:火曜 3時限
科目番号(科目ナンバリング)
XBJC206A
授業のテーマと目標
<テーマ>
心理専攻では子どもに関わる様々な領域の心理学や周辺領域の科目を学習する。その上で、書物や教室で身につけた知識やスキルを、実際に子どもたちに接したり、子どもたちのために考えたりするボランティア活動などの経験を積むことを推奨している。この授業では子どもと接する活動を行う際に必要なことを学習し、活動をして、現場での体験をシェアリングしながら社会の一員として行動する実践力を身につける。
<到達目標>
(1)子どもと関わるボランティア活動を行って大学での心理学分野の学びを実践に生かせるようになる。
(2)実習に準じた形でのボランティア活動を行い、こども心理アドバイザーの実務経験に加えられるようにする。
(3)指定された学士力を修得する。
卒業・学位授与方針(ディプロマポリシー(DP))との関係
CP1:専門的知識と技能を身につけること。
CP2:研究する力を身につけること。
P2:心理学に関する専門的知識と技能を身につけること。
P3:心理職としての専門的知識と技能を身につけること。

身につけるべき学士力
H-23:人の行動や言葉の深い意味を理解できる。
I-25:行動や感情の自己管理ができる。
I-26:他者の立場に立ち、共感的に理解し関わることができる。
I-29:状況に応じた社会的スキルを身につけている。
F-18:よりよい社会を実現するために、自らの資質を活かして積極的に社会に関与できる。
D-9:情報や知識を多角的・論理的に分析し、表現できる。
授業の内容と計画
第1回坪井・渡辺
授業の進め方の説明、ボランティア活動の理念の解説
第2回渡辺・坪井
ボランティア実践に関する注意
第3回坪井・渡辺
活動計画の作成に向けての説明
第4回渡辺・坪井
活動報告書の作成についての説明
第5回坪井・渡辺
東京未来大学こどもみらい園の説明会① 概要
第6回渡辺・坪井
東京未来大学こどもみらい園の説明会② 具体的なプログラム
第7回坪井・渡辺
障害児・者のキャンプなど野外活動のボランティア① 概要
第8回渡辺・坪井
障害児・者のキャンプなど野外活動のボランティア② 具体的なプログラム
第9回坪井・渡辺
社会福祉協議会(ボランティアセンター)について① 概要
第10回渡辺・坪井
社会福祉協議会(ボランティアセンター)について② 地域による特色
第11回坪井・渡辺
放課後等デイサービスでのボランティア① 概要
第12回渡辺・坪井
放課後等デイサービスでのボランティア② 具体的な取組み 
第13回坪井・渡辺
学校支援ボランティア① 概要
第14回渡辺・坪井
学校支援ボランティア② 具体的な取組み 
 第15回坪井・渡辺
学習支援ボランティア① 概要
第16回渡辺・坪井
学習支援ボランティア② 具体的な取組み 
第17回坪井・渡辺
自然災害とボランティア活動① 概要
第18回渡辺・坪井
自然災害とボランティア活動② 具体的な取組み
第19回坪井・渡辺
放課後等児童クラブ・学童保育について① 概要
第20回渡辺・坪井
放課後等児童クラブ・学童保育について② 具体的な取組み
第21回坪井・渡辺
保育園等保育実習が行われる施設における注意事項の説明① 施設の概要
第22回渡辺・坪井
保育園等保育実習が行われる施設における注意事項の説明② 園生活の実際
第23回坪井・渡辺
ボランティア活動報告会のために各グループ討議
第24回渡辺・坪井
ボランティア活動報告会のために各グループでのパワーポイント資料の作成
第25回坪井・渡辺
ボランティア活動報告会、個別発表(前半)
第26回渡辺・坪井
ボランティア活動報告会、個別発表(後半)
第27回坪井・渡辺
実践を振り返り
第28回渡辺・坪井
まとめの記述式テスト

※授業の 進行状況や社会情勢 によって、変更する場合がある 
事前学習・事後学習
授業、実践の他に以下の事前・事後学習が必要である。
事前学習:次回授業で扱う資料がコルズで提供されるので、あらかじめ読み、関連事項を調べておく。(2時間)
事後学習:授業内容を振り返り、関連する事項を調べノートにまとめる。プレゼンテーションのための資料作りをする。(2時間30分)

アクティブラーニングの実施
・授業で紹介された施設(こどもみらい園)でボランティア活動を行う。
・ボランティア活動のシェアリングはグループあるいは全体で行う。
・各自の経験をプレゼンテーション・ソフトにまとめ活動報告会で発表し合う。
・授業内で各自あるいはグループで調べ、発表する機会がある。
ICTの活用
・コンピュータやプロジェクターなどを活用して、資料などの提示や共有を行う。
・活動報告会においてはコンピュータやプレゼンテーション・ソフトを活用する。
・授業内で資料配布、こどもみらい園での活動の日程調整をコルズで行う。
・授業内での調べ学習は各自のパソコンで行う。
実務経験を生かした授業の実施
実務経験:臨床発達心理士、学校心理士として保育および教育現場における支援者
教員は両名ともに臨床発達心理学的支援を保育や教育の現場で行ってきた。その経験を生かして、子どもに関わる活動へのアドバイスを行う。
成績評価方法と基準
<評価基準>
S:到達目標を完全に達成している。
A:到達目標をほぼ完全に達成している。
B:到達目標を十分に達成している。
C:到達目標を達成している。
E・F:到達目標を達成していない。
<評価方法>
「こどもみらい園」での活動は必須とし、これを含めて原則として全5回の実践が必要である。
その上で、活動報告会での発表(60%)、第14回に実施されるまとめのレポート(20%)、授業及びボランティアの取組(20%)で総合的に評価する。
試験・課題に対するフィードバック方法
事前課題の内容を授業において解説する。
学生へのメッセージ
・授業で紹介するボランティアは主に土曜日・日曜日・祝日に行われます。週末や休日にボランティア活動できない学生は履修を見合わせてください。
・大学での授業においては20分以内の遅刻は欠席1回に数えられます。こどもみらい園などボランティア先では遅刻は認められません。実習のマナーを厳守してください。
オフィスアワー
初回授業時およびコルズにおいてお知らせします。
教科書・参考書
教科書:教科書は使用しない
参考書:授業内で紹介する
その他
実習科目なので、大学から発信されるボランティアや地域のボランティアの情報等に気を配り、無理のない計画を立てること、ボランティア活動をする前には十分に準備をすること、参加当日は活動報告書への押印を依頼することを忘れないこと、さらに毎回の活動後には各自振り返り今後の課題を見つけて向上すること、そして活動報告書を完成させ期日までに提出することが求められる。