講義情報
講義名: 初等算数科教育法①
教員: 紙本 裕一
単位: 2
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:秋学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:火曜 3時限
科目番号(科目ナンバリング)
XCKD314A
授業のテーマと目標
【テーマ】
算数指導を進める上で必要となる指導法を基盤として,教材研究で求められる知識・技能の獲得をテーマとします。
【目標】
具体的には以下の項目について達成できていることを目標にします。
(1)算数科における各学年の教育内容と指導法について説明することができる。
(2)合理的配慮を考慮して算数授業の支援教材・教具を設計することができる。
(3)(2)を用いた指導ができるようになる。
卒業・学位授与方針(ディプロマポリシー(DP))との関係
DP-CP3 資格に適う力を身につけること
DP-CP2 研究する力を身につけること
DP-C2 教育・保育・福祉等に関する職能を身につけること
DP-C4 人間性や心の豊かさを培うスキルを身につけること
身につけるべき学士力
A-2:意見や立場の違いを理解し、受け入れることができる。
B-3:卒業後も自律・自立して学習できる。
C-5:問題を発見し、必要な情報を収集・分析・整理し、解決できる。
D-9:情報や知識を多角的・論理的に分析し、表現できる。
I-1:文化・社会と自然に関する知識を理解できる。
I-29:状況に応じた社会的スキルを身につけている。
K-39:多様な情報を収集し、分析できる。
授業の内容と計画
第1回 授業のドラマ理論について
第2回 A(数と計算)領域の理論と実践
第3回 A(数と計算)領域の模擬授業(1)-中学年ー
第4回 A(数と計算)領域の模擬授業(2)-高学年ー
第5回 B(図形)領域の理論と実践
第6回 B(図形)領域の模擬授業(1)-中学年ー
第7回 B(図形)領域の模擬授業(2)-高学年ー
第8回 C(測定・変化と関係)領域の理論と実践
第9回 C(測定・変化と関係)領域の模擬授業(1)-中学年ー
第10回 C(測定・変化と関係)領域の模擬授業(2)-高学年ー
第11回 D(データの活用)領域の理論と実践(1)
第12回 D(データの活用)領域の模擬授業(1)-中学年ー
第13回 D(データの活用)領域の模擬授業(2)-高学年ー
第14回 評価理論とその実践

定期試験:実施しません。
※授業の進行や社会情勢によっては、変更する場合があります。
事前学習・事後学習
授業以外に以下の事前・事後学習が必要です。
事前学習:授業で扱う指定された箇所の指導案と教具・教材を作成する(2時間)
事後学習:授業後に課される課題に取り掛かる(2時間30分) 

※時間に余裕があるから大丈夫とタカを括ると後からしんどい思いをします。
※他の教科指導法と比べても格段にPC(Windowsを強く推奨)を活用します。
※スマホだとかなりしんどい作業ですので,日ごろからPCを使うようにしましょう。
アクティブラーニングの実施
①この講義では模擬授業に加えて,制作活動があります(指導案作りもありますが,教具・教材づくりを行います)。
②教具・教材づくりのための材料や道具を準備する必要があります。
ICTの活用
本講義ではGoogle Classroomを使用します。これは,10代の児童・生徒のうち,約7割近くがZoomとGoogle Classroomをコミュニケーション型アプリケーションとして使用しているのに対して,30代以上の教員でGoogle Classroomを操作できるのが2割を切っている現状に起因します。ICTを活用できる教員になるためには,Google Classroomを操作できるようになることは必須です。その意味で,学習者側の視点からぜひ使えるようになってほしいです。
実務経験を生かした授業の実施
実務経験:中学校・高等学校非常勤講師・教諭,小学校での指導助言
SDGsに係る科目
目標:4「質の高い教育をみんなに」
ターゲット:4.6:2030年までに、すべての若者及び大多数(男女ともに)の成人が、読み書き能力及び基本的計算能力を身に付けられるようにする。
内容:この講義では「基本的計算能力を身に付けるための概念マップの作成も」を到達目標に含まれています。
基本的計算能力を身に付けるために必要な指導力の育成を目標として授業を展開します。
成績評価方法と基準
<評価基準>
S:到達目標を完全に達成している。
A:到達目標をほぼ完全に達成している。
B:到達目標を十分に達成している
C:到達目標を達成している
E・F:到達目標を達成していない。
<評価方法>
基準に達しているか否かは以下の方法で判断します。
毎時間の小課題70%、模擬授業の評定30%(作成した教材も含まれる)として総合的に判断します。
試験・課題に対するフィードバック方法
事前課題の内容を授業内に解説します。
学生へのメッセージ
主体的である以上,自分からアクセスしないとできないことはたくさんあります。
言葉だけでなく行動が伴う,主体的な学びを是非感じ取ってください。
オフィスアワー
詳しくは授業開始後にお知らせします。
教科書・参考書
教科書:
①文部科学省「小学校学習指導要領解説(平成29年告示)算数編」,日本文教出版
②授業力&学級経営力編集部「小学校算数 指導スキル大全」,明治図書
その他
①困っていることがあればいつでもご相談ください。
②Google Classroomを活用しますので,学籍番号のアドレスにメールが必ず届くように設定をしてください。