講義情報
講義名: 在宅保育研究①
教員: 西村 実穂
単位: 2
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:春学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:火曜 2時限
火曜 3時限
科目番号(科目ナンバリング)
XCKG326A
授業のテーマと目標
テーマ
近年ニーズが高まっている在宅保育の現状や課題、これまで学んできた集団での保育との違いについて理解する。
演習を通じて乳児、病児、小学生、障害児など幅広い年齢、特徴の子どもを対象とした在宅での保育をニーズに対応するための技術を習得する。

目標
・在宅保育の実際の仕事の流れを知り、在宅保育に必要な知識や技術を身につける。
・在宅保育では乳児から小中学生、障害児、病児などさまざまな対象を夜間、休日などさまざまな時間帯で保育を行う。集団との保育とは異なる保育ニーズに対応できるようにする知識や技術を身につける。
・「身につけるべき学士力」に示した学士力を修得する。
卒業・学位授与方針(ディプロマポリシー(DP))との関係
DP-CP1 専門的知識と技能を身につけること。 
DP-CP3 資格に適う力を身につけること。
DP-C2 教育・保育・福祉等に関する技能を身につけること。
DP-C3 専門的知識・技能を利活用できる就業力を身につけること。
身につけるべき学士力
C-5:問題を発見し、必要な情報を収集・分析・整理し、解決できる。
D-9:情報や知識を多角的・論理的に分析し、表現できる。
K-42:場面での環境を把握し、場面に求められる環境を作り出せる。
K-40:子どもの行動を把握し、分析・考察できる。
J-38:自身を含めた保育・教育者の実践に対して適正な評価を行える。
授業の内容と計画
第1回 授業ガイダンス・認定ベビーシッターになるには/第1章  居宅訪問型保育の概要 
第2回 第7章 居宅訪問型保育の保育内容
第3回 第8章 居宅訪問型保育における環境整備
第4回 第9章 居宅訪問型保育の運営
第5回 第10章 安全の確保とリスクマネジメント
第6回 第11章 居宅訪問型保育者の職業倫理と配慮事項
第7回 第12章 居宅訪問型保育における保護者対応
第8回 第14章 特別に配慮を要する子どもへの対応
第9回 第16章 実践演習Ⅰ 保育技術(遊び編)
第10回 第18章 さまざまな家庭訪問保育①産後ケア
第11回 第18章 さまざまな家庭訪問保育②病児・病後児保育
第12回 第18章 さまざまな家庭訪問保育③障害児保育 その他
第13回 第17章 一般型家庭訪問保育の業務の流れ
第14回 授業のまとめ・期末試験

定期試験:実施しない

※授業の進行状況や社会情勢によって、変更する場合がある。
事前学習・事後学習
事前に指示するテキストページを読み、次回の授業内容について不明点を挙げること。(2時間)
授業時に課される課題に計画的に取り組むこと。(2時間30分)
アクティブラーニングの実施
演習中心の科目であるため、少人数のグループに分かれて全員が演習に参加しやすい環境を整える。また、必要時にグループディスカッションやグループワークを取り入れる。
ICTの活用
・コンピュータやプロジェクターなどを活用して、資料などの提示や共有を行う。
・レポートの一部についてはPCを使っての作成ができるように提出ファイルをコルズにアップする。
実務経験を生かした授業の実施
実務経験:看護師、保育士、保育所・幼稚園の巡回相談員
実務経験を生かした授業の実施授業全体を通じて実務経験から、現在の保育における課題、保護者からの苦情などの実例、医療的ケアの必要な子どものケア、障害児保育の実際を具体的に紹介する。
成績評価方法と基準
<評価基準>
S:到達目標を完全に達成している。
A:到達目標をほぼ完全に達成している。
B:到達目標を十分に達成している
C:到達目標を達成している
E・F:到達目標を達成していない。
<評価方法> 基準に達しているか否かは以下の方法で判断する。
成績評価の基準:講義への参加状況30% 課題 20% 期末試験50%として総合的に判断する。
試験・課題に対するフィードバック方法
課題に対するフィードバック方法:提出されたコメントペーパーやレポートについて、授業内で解説する。 
学生へのメッセージ
メッセージ:この授業では、在宅保育のための技術や方法を身につけることを目標とします。
また資格付与に関する科目であるため、教科書に基づき予習をしたうえで講義に臨み、在宅保育についての理解を深めようとする姿勢を持って履修することを求めます。
遅刻・欠席の扱い:授業開始20分以内の入室は遅刻、それ以降は欠席とします。遅刻3回で欠席1回とします。
オフィスアワー
水曜5限
教科書・参考書
教科書:教科書:公益社団法人全国保育サービス協会監修 『家庭訪問保育の理論と実際 第3版』 (中央法規)
参考書:授業時に必要な資料を紹介します