講義情報
講義名: 社会福祉(心理)
教員: 白石 雅紀
単位: 2
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:秋学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:火曜 2時限
科目番号(科目ナンバリング)
XCKB121A
授業のテーマと目標
テーマ
本科目では社会福祉を取り巻く諸状況や関連機関・制度,課題を様々な側面から理解することを目的としている.近年子どもを取り巻く社会環境は大きく変化している。授業を通して、人権、貧困、少子高齢化、保育士不足、社会保障など様々な社会問題を多様な側面から理解することで、物事を多角的にとらえられる様視野を広げ、認識を深めることと、さらにそれぞれの課題について学生自身で考え、考察できるようになることも目的としている。 授業は基本的にパワーポイントを使用する講義形式で進めるが、学生の反応や様子を見ながら取り上げる題材や事例をその都度選択する予定である。同様に学生の反応や授業の進度によって順番や内容を一部変更する場合がある。
目標
本科目では社会福祉を取り巻く諸状況や関連機関・制度、緒課題を様々な側面から理解することを目的としている。具体的な目標は次のとおりである。
1.現代社会における社会福祉の意義と歴史的変遷及び社会福祉における子ども家庭支援の視点について理解した。
2.社会福祉の制度や実施体系等について理解した。
3.社会福祉における相談援助について理解した。
4.社会福祉における利用者の保護に関わる仕組みについて理解した。
5.社会福祉の動向と課題について理解した。

卒業・学位授与方針(ディプロマポリシー(DP))との関係

DP-CP3 資格に適う力を身につけること
DP-CP4 社会に貢献する力を身につけること
DP-P1 教養的知識・技能を身につけること
DP-P4 人間性や心の豊かさを培うスキルを身につけること


身につけるべき学士力
K-39:多様な情報を収集し、分析できる。
K-40子どもの行動を把握し、分析・考察できる。
K-41子どもの成長・発達に対して適正な評価が行える。
K-42場面での環境を把握し、場面に求められる環境を作り出せる。
K-43:組織内外の人たちと連携・協業できる。

授業の内容と計画
第1回
社会福祉を考える視点:多様性について
第2回
社会福祉の理念と概念:より良い社会を目指して・個人の生き方について
第3回
少子化の現状:個人の権利と多様な生き方と結婚の現状
第4回
子ども家庭支援と社会福祉:少子化対策
第5回
社会福祉における利用者保護:子どもの事例から
第6回
社会福祉の制度と法体系:生活保護の事例から
第7回
少子高齢化社会における子育て支援の現状と課題:選挙制度の課題
第8回
障害者、外国人との共生:国民国家の課題
第9回
社会福祉の歴史的変遷:現状に至る経緯と課題-諸外国の動向との比較-
第10回
社会福祉における相談援助:現代社会におけるニーズと課題より
第11回
社会保障及び関連制度の概要
第12回
社会福祉施設と専門職:福祉行財政・実施機関の事例と終活について
第13回
在宅福祉と地域福祉の推進:人口減少と地域の担い手
第14回
今後の社会福祉の展望と課題:未来に向けて


定期試験:実施しない


定期試験:実施しない
*授業の進行状況や社会情勢等によって順番や内容を変更する場合があります。

事前学習・事後学習
事前学習:補助資料や文献を随時掲示するので、必要に応じて調べておく。(2時間)
事後学習:授業中に感じた疑問点を授業後にQ&Aとしてまとめ、コルズにて掲示するので、各自読み込み記載されている内容について調べておき、ノート等で各自まとめておく(2時間30分)

アクティブラーニングの実施
反転授業:知識習得要素を授業外に済ませ、教室での学び、疑問に活かすこと。また、期末レポートに反映させること。
ICTの活用
授業はパワーポイントを使用して行う。また、補助資料やQ&Aをコルズにて掲示するので各自事前事後学習に活用すること。
成績評価方法と基準
評価基準
期末レポート


<評価基準>
S:到達目標を完全に達成している。
A:到達目標をほぼ完全に達成している。
B:到達目標を十分に達成している
C:到達目標を達成している
E・F:到達目標を達成していない。
<評価方法>
基準に達しているか否かは以下の方法で判断する。
期末レポート100%として判断する。

試験・課題に対するフィードバック方法
提出されたコメントペーパーに記述された質問や意見等は全体に対してフィードバックを行う。
学生へのメッセージ
授業では歴史や諸制度の他に、今日本が抱えている数多くの福祉の課題について事例を交えて言及します。必要に応じて参考文献を提示しますので授業で学んだことをベースに各自授業毎に復習し、福祉に対して自分自身の意見を持てるようにしてください。提示している参考書は授業内容の補填に活用します。やむを得ない場合を除き、20分以上の遅刻は欠席扱いとします。遅刻2回で欠席1回分とします。授業中の私語・携帯・スマホ・無断外出は認めません。同様に、机の上にスマホ等、授業に関係ないものを出すことや、授業時間内に、動画視聴等授業とは関係の無い行為を行うことも禁止します。これらの行為を行った場合、もしくは行為を行った疑いがあった場合、授業から退席を求め、単位を不可とする場合があります。また、授業時間内に動画を視聴する行為や視聴していた疑い、イヤホンを装着していた、もしくは装着していた疑いのある行動をとった場合も当該単位は不可とします。
オフィスアワー
金曜日8:50-10:20 初回授業時に説明します。
教科書・参考書
教科書:特に指定しない。
参考書:公益財団法人児童育成協会=監修/松原康雄、圷 洋一、金子 充=編集「新・基本保育シリーズ 4社会福祉」 中央法規