講義情報
講義名: 子どもの食と栄養(K2B)
教員: 小林 久美
単位: 2
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:春学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:月曜 5時限
科目番号(科目ナンバリング)
XCKC123A
授業のテーマと目標
テーマ
基本的生活習慣の一つである「食事」は、子どもだけにとどまらず、ひとの心身の健康にかかせないものである。本講義では、教育者や保育者に必要な栄養の基礎や食事の大切さ、現在の食生活の問題点、安全性およびマナーを学ぶとともに、調乳、離乳食、アレルギー対応の間食の調理実習を通して、それらに対する知識や調理操作の技術なども身に付けることを目標としている。
目標
1) 栄養に関する基礎的な知識を身につけ、自分の食生活を見直せる。2) 乳汁栄養や離乳栄養を理解し、調乳や離乳食調理を実践できる。3) 幼児期、児童期、青年期の食生活の特徴が分かる。4) アレルギーに対する基礎的な知識を身につけ、保育士として対応することができる。
以上に加えて、「身につけるべき学士力」の修得が単位修得のための基本である。
卒業・学位授与方針(ディプロマポリシー(DP))との関係

DPCP1 専門的知識と技術を身につけること。

DPCP3 資格に適う力を身につけること。

DPC2 教育・保育・福祉等に関する職能を身につけること。

DPC3 専門的知識・技術を利活用できる就業力を身につけること。
身につけるべき学士力
E-14:他者と協調して行動できる。
J-32:場面に必要な表現ができる。
J-37:実践に基づいた正確な記録を作成し、記述できる。
K-42:場面での環境を把握し、場面に求められる環境を作り出せる。
授業の内容と計画
第1回
講義の進め方の説明・近年の食生活の実態、小児栄養の意義および栄養特性
第2回
私たちの食事(食事バランスガイド)
第3回
栄養素について、日本人の食事摂取基準と栄養価計算
第4回
乳児期・離乳期の栄養と食生活
第5回
乳児期の栄養に関する実習(調乳)
第6回
離乳開始から完了期の栄養に関する実習(市販のベビーフード)
第7回
離乳開始から完了期の栄養に関する実習(米粥実習)
第8回
離乳開始から完了期の栄養に関する実習(野菜の離乳食)
第9回
幼児期の栄養に関する実習(間食)
第10回
幼児期の栄養と食生活・市販のおやつと食品添加物、アレルギー
第11回
学童期・思春期の栄養と食生活、基礎代謝量算出
第12回
外食のエネルギーと栄養素・学童期の栄養を考えた献立づくり
第13回
乳幼児期の食生活に関する問題と対応
第14回
授業のまとめ、確認テスト

定期試験:実施しない

※授業の進行によっては、変更する場合がありうる。
事前学習・事後学習
事前学習:次回授業で扱う範囲について教科書をあらかじめ読み、必要に応じて関連事項について調べておく(2時間)。
事後学修:各回の授業で触れた点の復習として、ノートの整理を行うこととし、事後課題レポートの作成を行う(2時間30分)。
アクティブラーニングの実施
本講義は、調理実習やグループワークなどを実施します。
ICTの活用
インターネット情報の収集や栄養価計算サイトなどを利用する授業があります。
成績評価方法と基準
評価規準は、目標の通りです。調理実習時の課題レポート5回(50%)、確認試験(50%)で総合的に評価します。調理実習に欠席した場合は、課題レポートは出せません。確認試験を休んだ場合も再試験は行いませんので、欠席には、十分気をつけてください。

到達目標を完全に達成している。
到達目標をほぼ完全に達成している。

到達目標を十分に達成している

到達目標を達成している

E F
到達目標を達成していない 
試験・課題に対するフィードバック方法
課題返却時に、補足説明および解説を行います。
学生へのメッセージ
この授業で学習した知識を自分の食生活にも活用してください。また、遅刻、早退、中途退席については、3回につき1回欠席とします。履修の注意点は以下の通りです。*実習室の関係で履修者を42名までとします。*授業進度の関係や食材の都合上、講義の内容や順番の変更がある場合もあります。
オフィスアワー
火曜日:3限
教科書・参考書
教科書:松本峰雄監修『子どもの食と栄養演習ブック』ミネルヴァ書房
参考書:適宜資料配布します。