講義情報
講義名: 初等体育科教育法①
教員: 真家 英俊
単位: 2
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:春学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:月曜 5時限
科目番号(科目ナンバリング)
XCKE320A
授業のテーマと目標
<テーマ>
小学校体育科の目標およびねらい、各運動領域の内容について学ぶとともに、児童の発達段階と教材・教具との関連、学習評価などについて理解を深める。また、授業場面を想定した学習指導案を作成し、模擬授業を通じて実践力を養うとともに、検討会において授業を客観的に捉える資質を身につけることを目標とする。
<到達目標>
1.小学校体育科の目標およびねらい、各運動領域の学習内容や特性を理解できる。
2.児童の発達段階と教材・教具との関連を理解し、活用することができる。
3.単元目標や評価基準を理解し、学習指導案を作成することができる。
4.学習指導案をもとに模擬授業を展開し、授業を検討することができる。
卒業・学位授与方針(ディプロマポリシー(DP))との関係
DP-CP1:専門的知識と技能を身につけること。
DP-CP3:資格に適う力を身につけること。
DP-C2:教育・保育・福祉等に関する職能を身につけること。
DP-C3:専門的知識・技能を利活用できる就業力を身につけること。
身につけるべき学士力
D-10:既存の知識を活用して、新しい価値(アイデア、生産物、方法等)を生みだせる。
E-11:自分の意見をわかりやすく伝えることができる。
E-15:他者に目標や方向性を示し、その実現のために行動できる。
J-33:月案・週案・保育教育指導案等の計画を作成できる。
J-34:月案・週案・保育教育指導案等の計画に基づいた実践ができる。
J-38:自身を含めた保育・教育者の実践に対して適正な評価を行える。
授業の内容と計画
第1回 初等体育科教育法の概要と目的、授業の進行に係る説明、体育の意義
第2回 小学校学習指導要領解説体育編の理解
第3回 領域別の内容①(体つくり運動系)
第4回 領域別の内容②(器械運動系)
第5回 領域別の内容③(陸上運動系、水泳系)
第6回 領域別の内容④(ボール運動系)
第7回 領域別の内容⑤(表現運動系)
第8回 単元構想と教材づくり
第9回 単元の学習評価
第10回 学習指導案の理解と作成
第11回 模擬授業と相互評価及び検討会(体つくり運動系または器械運動系)
第12回 模擬授業と相互評価及び検討会(陸上運動系)
第13回 模擬授業と相互評価及び検討会(ボール運動系または表現運動系)
第14回 模擬授業の振り返りとまとめ

定期試験:実施しない

※模擬授業と相互評価及び検討会については、六町体育館において集中講義として実施する。
※授業の進行状況や社会情勢によって変更する場合がある。
事前学習・事後学習
事前学習:文部科学省「小学校体育(運動領域)デジタル教材」(動画)を視聴し、学年ごとの各運動領域における授業展開やその留意点等について理解する。また、次回授業で扱う範囲について教科書(小学校学習指導要領解説体育編)を読み、必要に応じて関連事項を調べる。(2時間)
事後学習:授業内容を振り返り、要点をノートにまとめる。また、レポート課題がある場合にはレポートを作成する。(2時間30分)
アクティブラーニングの実施
・事前学習において知識の習得に取り組み、講義内において知識の確認等をおこなう反転授業を実施する。
・模擬授業の評価や検討会など、学習内容に応じた課題についてグループワークやディスカッションをおこなう。
ICTの活用
・PCやプロジェクターなどを活用して、授業資料などを提示する。
・授業で使用した資料やデータをCoLSに保存し、自由に取り出せるようにしている。
・CoLSを通じて学生の質問を受け付けたり、個別にアドバイスを与えたりしている。
実務経験を生かした授業の実施
実務経験:特になし
成績評価方法と基準
<評価基準>
S:到達目標を完全に達成している。
A:到達目標をほぼ完全に達成している。
B:到達目標を十分に達成している。
C:到達目標を達成している。
E・F:到達目標を達成していない。
<評価方法>
基準に達しているか否かは、以下の方法で判断する。
授業への参加状況 30%、レポート課題 30%、学習指導案および模擬授業 40%として、総合的に判断する。
試験・課題に対するフィードバック方法
・提出されたコメントペーパーの質問等について授業内で解説する。
・事前課題の内容を授業内で解説する。
学生へのメッセージ
小学校体育を通じて児童のこころとからだの健やかな育みに寄与できるような授業を実践できる力を身につけていきましょう。
オフィスアワー
初回授業において説明する。
教科書・参考書
教科書:「小学校学習指導要領解説体育編(東洋館出版社)」文部科学省 ※PDF版でも可
参考書:「初等体育授業づくり入門(大修館書店)」岩田靖 ほか 編