講義情報
講義名: 音楽実技ⅡB(K2E)
教員: 結束 麻紀
単位: 1
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:秋学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:月曜 5時限
科目番号(科目ナンバリング)
XCKD217A
授業のテーマと目標
テーマ

幼稚園や保育園、小学校において行われる音楽活動に必要となる鍵盤楽器演奏、歌唱の技術をさらに向上させて、わらべ歌など、子ども向けの歌のレパートリーを増やす。様々な調性の主要三和音によるコード伴奏付けを行い、両手で演奏できるようにする。楽曲を深く理解し、和音の転回形など、ピアノ演奏や弾き歌いに必要な基礎的な理論を習得するとともに、曲想表現にも目を向けていく。

目標

音楽活動に必要となる鍵盤楽器演奏、歌唱の技術を高める。
わらべ歌などの子ども向けの歌のレパートリーを増やす。
③コード伴奏で演奏できるようにする。
④楽曲を深く理解し、曲想を表現しながら演奏できるようにする。
⑤「身につけるべき学士力」を習得する

卒業・学位授与方針(ディプロマポリシー(DP))との関係
CP1:専門的知識と技能を身につけること
CP3:資格に適う力を身につけること。
C1:教養的知識・技能を身につけること。
C3:専門的知識・技能を利活用できる就業力を身につけること。
身につけるべき学士力
A-1:文化・社会と自然に関する知識を理解できる。
B-4:目標を設定し、自ら進んで取り組むことができる。
C-6:獲得した知識・技能を総合的に活用し、課題に適用し、解決できる。
J-32:場面に必要な表現ができる。
J-36:保育・教育に必要な教材を創造・開発できる。
K-39:多様な情報を収集し、分析できる。
授業の内容と計画

第1回
ガイダンス、音楽実技ⅡAのまとめ
子ども向けの歌の弾き歌い(挨拶の歌、生活の歌の復習)
第2回
主要三和音とコードネームの復習・活用方法
子ども向けの歌の弾き歌い:楽しい歌(コード伴奏)
第3回
音楽の知識基礎①楽曲の形式
子ども向けの歌の弾き歌い:楽しい歌(形式を感じて)
第4回
音楽の知識基礎②曲想を表す記号
子ども向けの歌の弾き歌い:季節の歌(曲想を付けて)
第5回
子ども向けの歌の弾き歌い:季節の歌(歌詞を表現する)
第6回
子ども向けの歌の弾き歌い:季節の歌(曲想豊かに表現する)
第7回
わらべうた ~概論:わらべうたの音階とオスティナート伴奏~
第8回
わらべうた ~となえうたや遊びうた(アカペラで歌う)~
第9回
発表会形式の試験(わらべうた)と講評
第10回
歌唱と身体表現の関わり
子ども向けの歌の弾き歌い(身体表現を伴って)
第11回
歌唱と器楽表現の関わり
子ども向けの歌の弾き歌い(演奏表現を伴って)
第12回
コードネームに関する事項の総括
第13回
わらべうたに関する事項の総括
第14回
発表会形式の試験(総括的内容)と講評

※定期試験:実施しない

※発表会の回数と形態は変更される場合がある。
※発表会の課題曲は、履修者ひとりひとりのレベルや状況に合わせて決定していく。
※授業の進行状況や社会情勢によって、内容を変更する場合がある。

事前学習・事後学習

授業以外に以下の事前・事後学習が必要である。
事前学習:自己課題の曲を練習しておく。(2時間)
事後学習:授業で扱った楽曲は演奏できるようになるまで十分に練習する。(2時間)
練習はまとめてするのではなく、短時間でも毎日することが上達への近道である。
授業内容を振り返り、ノートにまとめる。(30分)

アクティブラーニングの実施
授業内で、個人レッスンを踏まえた演奏発表を実施します。それぞれがあらかじめ練習してきた曲を発表し、その結果やレベルアップに向けた助言・指導のフィードバックを行います。発表会では、楽曲の演奏についてプレゼンテーションをしてから演奏します。
ICTの活用
録音アプリやメトロノームアプリ、動画サイト等を用いて、効率的に練習を進める方法を随時解説・実践していきます。
実務経験を生かした授業の実施
実務経験:ピアノ、音楽理論の指導歴あり
実務経験を生かした授業の実施特になし
成績評価方法と基準
S:到達目標を完全に達成している。
A
:到達目標をほぼ完全に達成している。
B
:到達目標を十分に達成している。
C
:到達目標を達成している。
E
F:到達目標を達成していない。
〈評価方法〉
レパートリー・リストに記載の合格曲数と難易度50%、発表会での演奏30%、毎回記入するレッスン記録の記載内容10%、その他、授業への参加の度合10%として、総合的に判断する。
試験・課題に対するフィードバック方法

・発表会形式で実施する実技試験について教員が講評をする。
・提出された授業記録シートなどに、コメントを付けて返却する。

学生へのメッセージ
・現場に出て必要な技能の習得や多く扱われているレパートリー曲(30曲)の学習を進めましょう。終了した人は、さらにレパートリーを増やして、現場での活動や実習に備えましょう。また、秋学期の「音楽表現指導法」ではピアノ実技が必要となりますので、是非、選択して同時に進めていきましょう。
・ピアノや歌唱は現場での音楽活動の基礎となります。日々の練習の積み重ねによって必ず上達するので、子どもたちとの楽しい音楽活動をイメージしながら、毎日、練習に励みましょう。

・遅刻・早退は、1回を0.5回の欠席としてカウントします。遅刻については、チャイムが鳴ってから 20 分以上の遅刻は原則として欠席扱いとなります。(遅刻の限度時間の起算は、チャイムが鳴った時間であり、先生が入室した時間ではありません)欠席3回を超えると単位習得は難しくなりますので、ご注意ください。
・自宅でいつでもピアノ練習ができるように、安価なものでも構わないのでキーボード(50鍵盤くらい)を用意することを推奨します。
オフィスアワー
初回授業でお知らせします。
教科書・参考書
有村さやか・今泉明美・望月たけ美編著「保育のためのやさしい子どもの歌」ミネルヴァ書房
その他、参考資料を随時配布します。