講義情報
講義名: 子ども体育(K2D)
教員: 永井 伸人
単位: 2
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:秋学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:月曜 4時限
科目番号(科目ナンバリング)

XCKD214A

授業のテーマと目標

テーマ
子どもの運動発達や子どもの運動に関する基礎的事項を把握するとともに、子どもの運動遊びがなぜ必要なのか?どのような役割が大人には求められるのか?といったことについて理解を深める。
グループに分かれて、子どもが面白く体を動かすことができる運動プログラムを作成し、相互に発表・評価し合うことで、運動遊び指導の実践力の向上を目指す。

目標
・子どもの発育発達と運動発達を理解する。
・子どもの運動遊びの意義や重要性を理解する。
・身につけるべき学士力を習得し、運動遊びプログラムの作成と実践力を身に付ける。

卒業・学位授与方針(ディプロマポリシー(DP))との関係
DP-CP2:研究する力を身につけること。
DP-CP3:資格に適う力を身につけること。
身につけるべき学士力
D-10:既存の知識を活用して、新しい価値(アイデア、生産物、方法等)を生みだせる。
E-11:自分の意見をわかりやすく伝えることができる。
E-15:他者に目標や方向性を示し、その実現のために行動できる。
J-31:子どもの行動に対して、すばやく応じることができる。
J-33:月案・週案・保育教育指導案等の計画を作成できる。
J-34:月案・週案・保育教育指導案等の計画に基づいた実践ができる。
授業の内容と計画
1回 オリエンテーション(授業の進め方、成績評価の説明) 
2回 からだを使った運動あそびの実際 
3回 用具(ボール・フープ・長縄・短縄ほか)を使った運動あそびの実際 
4回 身近な素材(レジ袋・新聞紙ほか)を使った運動あそびの実際 
5回 移動遊具(マット・跳び箱・平均台ほか)を使った運動あそびの実際 
6回 コーナーあそび・サーキットあそびの実際 
7回 運動会種目の実際 
8回 からだを使った運動あそびの指導 
9回 用具を使った運動あそびの指導 
10回 身近な素材を使った運動あそびの指導 
11回 移動遊具を使った運動あそびの指導 
12回 コーナーあそび・サーキットあそびの指導 
13回 運動会種目の指導 
14回 授業総括(安全対策と内容整理)


定期試験:実施しない

※授業の進行によっては、変更する場合がありうる。
事前学習・事後学習

事前学習:次回の授業テーマに関する課題(授業内で指示)を調べたり、作成したりする(60分)。
事後学習:授業で体験した活動の意義やポイントについて考察し、記録する(20分)。

アクティブラーニングの実施

各回の授業内で、ディスカッションの場面を設け、考えの整理と思考の共有を図る。
指導計画の作成においては、グループワーク形式で実施する。

ICTの活用

学習内容を可視化するために、PowerPointや映像資料を積極的に使用する。
講義資料や講義関連資料、レポート等は、WEBを通じて情報を提示する。

実務経験を生かした授業の実施

【実務経験】
・高等学校教諭(保健体育)、幼児・小学生の体操教室(運動指導)

【実務経験を生かした授業】
・子どもの運動指導の立場から、現代の子どもの現状について事例と対応策を紹介する。

成績評価方法と基準

S:到達目標を完全に達成している
A:到達目標をほぼ完全に達成している
B:到達目標を十分に達成している
C:到達目標を達成している
E・F:到達目標を達成していない

授業への参加度30% 、レポート40% 、運動遊びの指導30%
※評価基準の詳細については初回の授業で説明する。

試験・課題に対するフィードバック方法

提出されたコメントペーパーや―とレポートにコメントをつけて返却する。

学生へのメッセージ

遊びは内発的に動機づけられることから、指導者自らが楽しんでいることを伝え、子ども自身が心をはずませることによって、自然と動きたくなる運動あそびを創出していきましょう。
授業に適した服装での参加が必須となります。必要な用具等を忘れた場合は授業に参加できません。

オフィスアワー
初回の授業で伝えます。
教科書・参考書

テキスト
乳幼児・児童の運動あそびと表現あそび-からだとこころを育む指導法-』、大学図書出版

参考資料
『幼児体育 理論と実践』 日本幼児体育学会編、大学教育出版
『コンパス 幼児の体育ー動きを通して心を育むー』、建帛社