講義情報
講義名: 社会・集団・家族心理学A(社会)
教員: 埴田 健司
単位: 2
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:秋学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:月曜 3時限
科目番号(科目ナンバリング)
XEMB103A
授業のテーマと目標
テーマ
対人関係並びに集団における人の意識及び行動についての心の過程や、人の態度及び行動について、社会心理学の基本的な研究知見や理論、現象を取り上げながら解説する。具体的には、対人関係、自己、態度形成・変容、社会的推論、対人認知をテーマとする。

目標
1.対人関係並びに集団における人の意識及び行動についての心の過程や、人の態度及び行動に関する基本的な概念や理論を理解する。
2.日常で経験する出来事を社会心理学の視点から客観的に考察できる。
3.指定した学士力を修得する。
卒業・学位授与方針(ディプロマポリシー(DP))との関係
DP-M1-個人をみつめる力を身につけること。
DP-M2-他者と関わる力を身につけること。
身につけるべき学士力
C-6:獲得した知識・技能を総合的に活用し、課題に適用し、解決できる。
E-16:自分と周囲の人々や物事の関係性を理解できる。
L-44:自分自身を受け入れることができる。
L-46:客観的な視点で人間行動を理解し分析できる。
M-49:対人コミュニケーション理論にもとづいたコミュニケーションができる。
授業の内容と計画
第1回 イントロダクション~社会心理学の研究視点~
第2回 対人魅力〜どのような人に魅力を感じるか?〜
第3回 対人関係の親密化過程〜関係はどのように深まるのか?
第4回 対人関係の維持・崩壊〜関係を保つには?〜
第5回 自己認知~自分にまつわる評価と動機づけ~
第6回 自己認知と他者〜他者と比べる自分〜
第7回 自己呈示〜他者に見せる自分〜
第8回 自己制御〜自分のコントロール〜
第9回 態度の構造、模擬実験~実験の説明と実施~
第10回 態度の形成~態度と認知的一貫性~、模擬実験~結果と考察~
第11回 説得による態度変化~説得的コミュニケーション~
第12回 依頼による行動の変化〜他者から“YES”を引き出すテクニック〜
第13回 帰属と社会的推論~行動の原因に関する推論~
第14回 対人認知~印象形成とその歪み~、総括
定期試験を実施する。

※授業の進行状況や社会情勢によって、変更する場合がある。
事前学習・事後学習
授業以外に以下の事前・事後学習が必要である。カッコ内の時間は目安。
事前学習(90分):前回までの授業内容を復習する。授業内容に関するアンケートに回答する。資料をダウンロードし、目を通しておく。
事後学習(180分):授業内容を振り返り、ノートなどにまとめる。授業で取り上げた心理現象などについて、身の回りで関連する出来事はないか考える。授業後課題(小テスト、コメント記入)に取り組み、提出する(授業後課題はCoLS等を利用して実施する)。
アクティブラーニングの実施
ほぼ毎回、アンケート形式で授業内容に関連する質問に回答してもらいます。その結果を示しながら人の判断・行動の背後にある心理について考察します。提出されたコメントも取り上げ、授業内で考察します。
ICTの活用
コンピュータやプロジェクターなどを活用して、資料の提示や共有を行う。受講生の意見・考え方を収集したり、比較検討できるように、毎回の授業でCoLSのアンケート機能やWebフォームなどのICTを活用して授業を進める。
成績評価方法と基準
<評価基準>
S:到達目標を完全に達成している。
A:到達目標をほぼ完全に達成している。
B:到達目標を十分に達成している。
C:到達目標を達成している。
E・F:到達目標を達成していない。

<成績評価方法>
基準に達しているか否かは、以下の方法で判断する。
小テスト20%、平常点(授業への参加状況、授業後コメントの内容等)30%、定期試験50%として、総合的に判断する。
試験・課題に対するフィードバック方法
授業内で前回授業の小テストの解答を示す。受講生からの質問やコメントをいくつか取り上げ、解説する。
学生へのメッセージ
初回授業で、この授業の進め方や受講上の注意点を説明しますので、それらを理解したうえで受講してください。遅刻・早退は2回で欠席1回とみなします。スマートフォン等を用いて授業内容に関連する質問に回答してもらったり、模擬実験を行ったりしますので、積極的に参加するようにしてください。
オフィスアワー
初回授業で説明します。
教科書・参考書
教科書:教科書は用いず、スライドや配布資料に基づいて授業を進めます。
参考書:授業内で適宜紹介します。