講義情報
講義名: 健康指導法(K3A)
教員: 西村 実穂
単位: 2
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:春学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:月曜 2時限
科目番号(科目ナンバリング)
XCKE305A
授業のテーマと目標

【講義概要】
子どもの基本的な生活習慣の形成、様々な遊びを通して多様な動きを経験することで体の動きの調整をしていることなどを踏まえて、ねらいと内容及び内容の取り扱いについて理解を深める。
子どもの情緒の安定を図り、子どもの年齢に応じた環境設定、安全管理、運動遊び、指導計画、実践方法等の知識と技術を身に付ける。
その上で、グループワークにて運動遊びの模擬保育を行い実践力を高める。

【授業の具体的目標】
1.保育・幼児教育における保育「健康」領域の全体構造を理解する。
2.子どもの年齢に応じた運動遊びの選択、指導、環境設定、安全管理について理解する。
3.健康に関する指導についての指導計画を立て実践できる。

卒業・学位授与方針(ディプロマポリシー(DP))との関係
CP1 専門的知識と技能を身につけること
CP3 資格に適う力を身につけること
C2 教育・保育・福祉等に関する職能を身につけること
身につけるべき学士力

C-5 問題を発見し、必要な情報を収集・分析・整理し、解決できる。

D-10 既存の知識を活用して、新しい価値(アイディア、生産物、方法等)を生み出せる。

F-17 自己の良心及び法規範・社会のルールに従って行動できる。

K-41 子どもの成長・発達に対して適正な評価が行える。

授業の内容と計画

1.領域「健康」について概要

2.基本的生活習慣の形成と支える環境構成と援助

3.健康管理と安全能力を育む援助

4.運動遊びや生活の中の多様な動きの経験を促す援助

5.安全な園生活と保育者の役割-安全教育・安全管理とは-

6.交通安全や避難訓練の指導と援助

7.子どもの健康と食育の推進

8.心と体を育む運動遊び-指導計画とは-

9.心と体を育む運動遊び-指導計画作成と評価-

10.具体的な保育場面を想定した運動遊びの模擬保育-チームで行うテーマを決め、役割分担、プログラム、指導案作成-

11.具体的な保育場面を想定した運動遊びの模擬保育-発表に向けての準備-

12.具体的な保育場面を想定した運動遊びの模擬保育-発表・評価-

13.具体的な保育場面を想定した運動遊びの模擬保育-発表・評価・振り返り-

14.「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」と小学校教科とのつながり

定期試験:実施しない
授業の進度によって順番や内容を一部変更する場合がある

事前学習・事後学習

授業以外に事前の予習や事後の復習、課題やレポート作成などの授業以外の学修時間が必要となります。



アクティブラーニングの実施

授業でディスカッションやグループ討議を行い、模擬保育の発表を行います。

ICTの活用

コンピューターやプロジェクターなどを活用して、資料などの提示や共有を行う。

実務経験を生かした授業の実施
保育所保育士、小児科看護師としての経験から、各授業において子どもの健康に関する事例や実践例を紹介する。

成績評価方法と基準
〈評価基準〉
S:到達目標を完全に達成している。
A:到達目標をほぼ完全に達成している。
B:到達目標を十分に達成している。
C:到達目標を達成している。
E・F:到達目標を達成していない。
〈評価方法〉
以下の項目より総合的に判断する
・授業への参加状況   15%
・グループ課題及び発表 30%
・レポートおよび課題  55%

試験・課題に対するフィードバック方法

試験・課題に対するフィードバック方法:課題の内容およびコメントカードへの質問を授業内で解説する。

学生へのメッセージ

・事前の予習や事後の復習、課題やレポート作成などの授業以外の学修時間が必要です。
・子どもの健康に関する情報を日頃から関心を持ち情報収集を行うようにしてください。
・提出したレポートの内容のフィードバックを講義で行います。
・配布資料はファイルにまとめ、テキストと一緒に毎回授業に持参してください。
・遅刻は3回で欠席1回となります。また、遅刻20分以上は原則として欠席扱いとなります。
・学外授業を2回予定しています(初回の授業で詳しい説明を行います)。

オフィスアワー
水曜日5限
教科書・参考書

【教科書】「新・保育内容 健康」 教育情報出版