講義情報
講義名: 経営管理(旧:企業と管理)
教員: 郭 潔蓉
単位: 2
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:秋学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:月曜 2時限
科目番号(科目ナンバリング)
XEND211A
授業のテーマと目標
テーマ
企業にとっての「管理」とは、目標を達成するためにはどんな努力をしたらよいのかを考え、どう実施するのかを検討することである。例えば、めまぐるしく変化する環境に柔軟に対応するにはどうしたら良いのか、または、企業としての新しい価値を生み出すにはどんな活動をしたら良いのかなど、経営が上手くいくためにすべきことを実施するのが、企業が行う「管理」である。本科目では、この企業が行う「管理」について理解を深める。
目標
本講座では、①経営管理がどのように発展してきたのかを理解する;②経営組織戦略との関連性を理解し、環境に適応した管理とは何かを考察する;③現代日本における経営管理とグローバル化に伴う戦略と展望を考えるの三点を目標に、企業が目標を達成し、健全な成長をしていくためにはどのような「経営管理」が必要なのかを学んでいきたい。
卒業・学位授与方針(ディプロマポリシー(DP))との関係
DP-M1-個人をみつめる力を身につけること。
DP-M2-他者と関わる力を身につけること。
DP-M3-組織を動かす力を身につけること。
身につけるべき学士力
B-3:卒業後も自律・自立して学習できる。
C-7:情報を構造化し、分析・評価・統合し、倫理的に活用できる。
D-9:情報や知識を多角的・論理的に分析し、表現できる。
M-50:自分の関わる企業・組織や市場の情報を収集することができる。
N-52:組織のなかで自分の立場を理解し、運営にかかわることができる。
N-54:組織経営を円滑化する戦略的な思考ができる。
授業の内容と計画
第1回
経営管理とはどのような学問なのか
第2回
経営管理はどのようにして生まれたのか
第3回
管理の時代と経営者支配
第4回
企業の成長と経営管理の発展
第5回
経営管理からみた組織デザイン
第6回
経営戦略の中の経営管理
第7回
ケーススタディ(1):経営戦略の失敗とは
第8回
経営戦略分析(1):事業ドメインの発見・SWOT分析
第9回
ケーススタディ(2)-①:経営管理の失敗とは
第10回
ケーススタディ(2)-②:企業再生と経営戦略
第11回
経営戦略分析(2):ドライビングフォースの発見・PPM分析・競争戦略
第12回
組織間関係の管理:系列化・グループ化・戦略的提携
第13回
経営管理における企業文化戦略と日本型経営
第14回
総括及び理解度の確認テスト

定期試験:実施しない

※授業の進行状況や社会情勢によっては、変更する場合がありうる。
事前学習・事後学習
各回において、授業の進捗に応じて以下の事前学習と事後学習に取り組んでください。
事前学習:次回授業で扱う範囲について教科書をあらかじめ読み、必要に応じて関連事項について調べておく。( 2 時間)
事後学習:授業内容を振り返り、ノートにまとめる。レポート課題を課す場合はレポートを作成する。(2 時間 30 分)
アクティブラーニングの実施
本科目は、授業内にてディスカッションテーマを複数設定しています。各テーマに沿ってグループディスカッションを行い、各グループの自発的な発表を重視します。また、各発表によって、集合知を高めることを目指します。
ICTの活用
大学システム「CoLS」を通して課題等の連絡を行います。各自、必ず「CoLS」からの発信を確認してください。また、各回の授業では、コンピュータやプロジェクターなどを活用して、資料などの提示や共有を行います。
成績評価方法と基準
<成績評価基準>
S:到達目標を完全に達成している。
A:到達目標をほぼ完全に達成している。
B:到達目標を十分に達成している。
C:到達目標を達成している。
E・F:到達目標を達成していない。

<評価方法>
評価基準に沿って、各項目を総合して100点満点で評価します。
授業参加態度(30%)、課題への取り組み(30%)、授業内にて実施する理解度テスト(40%)
※遅刻は20分までと致します。遅刻3回は欠席1回とみなします。
試験・課題に対するフィードバック方法
毎回のプリント課題に対して、次回の授業にフィードバックします。
学生へのメッセージ
企業の経営を理解するだけでなく、より良い経営のためにはどんなことが必要なのかを学ぶ講座です。企業の一員になったつもりで、積極的に学習に参加をしましょう。
オフィスアワー
初回の授業にてお知らせいたします。オフィス・アワー以外の時間帯を希望する場合は、事前連絡にて予約をお願い致します。
教科書・参考書
教科書:経営管理/塩次喜代明・高橋伸夫・小林敏男 著/有斐閣
参考書:経営管理/野中郁次郎 著/日本経済新聞社