講義情報
講義名: 脳科学
教員: 浅野 路子
単位: 2
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:春学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:木曜 5時限
科目番号(科目ナンバリング)
XAAB106A
授業のテーマと目標
テーマ
近年、脳が心の基盤であることが明らかにされてきました。本講義では、まず脳科学がどの様に発展してきたかについて学びます。次に脳の構造と機能について概説し、さまざまな高次脳機能を支えるしくみについて学びます。さらに、このようにして得られた脳の知識が、医療など社会にどのような影響を及ぼしているかを考えます。
目標
授業の目的として、次の4項目を満たすことを目標とする。1.脳と心の関係の認識の歴史を知る 2.脳の基本的構造とその研究方法を知る 3.感覚・運動のしくみや知能などの高次の脳のはたらきを知る 4.脳科学の社会的影響について考える
身につけるべき学士力
A-2:意見や立場の違いを理解し、受け入れることができる。
C-9:情報や知識を多角的・論理的に分析し、表現できる。
F-12:相手の意見を丁寧に聞くことができる。
G-25:行動や感情の自己管理ができる。
M-26:他者の立場に立ち、共感的に理解し関わることができる。
授業の内容と計画
第1回
脳と心の関係の歴史
第2回
脳のはたらきを調べる方法
第3回
脳の基本的構造を知る
第4回
神経細胞(ニューロン)の活動を知る
第5回
感覚(視覚・聴覚)
第6回
感覚(味覚・嗅覚・体性感覚)
第7回
運動コントロールのしくみ
第8回
情動と感情
第9回
脳の進化と発達、脳死、脳死判定
第10回
学習・記憶による脳の変化
第11回
さまざまな高次脳機能(動機づけ)
第12回
脳の働きと発達障害
第13回
脳と心の病気
第14回
総まとめと試験

定期試験:実施する

※授業の進行によっては、変更する場合がありうる。
事前学習・事後学習
事前学習として、講義資料は事前にCoLSにアップロードしますので、予め予習をしてください。
事後学習は、覚えるべきこと、考える必要があること、発見したことなどをノートにまとめ、
独自のワークブックを作るようにしてください。


アクティブラーニングの実施
授業での課題において、自分で考え、隣の人と意見交換を行い、最終的に全体で意見交換を行う。
ICTの活用
①映像を用いた情報の提示をした授業を行う。②必要に応じて、各学生が情報を収集し、図や表にまとめてもらう。
実務経験を生かした授業の実施
実務経験:研究所研究員
実務経験を生かした授業の実施「実務経験」研究所研究員 第2回において、研究所研究員の実務経験から、実際の脳機能 計測方法の実例を示す。
成績評価方法と基準
授業内に行う課題 50 % 授業への参加状況や態度 20 % 定期試験 30 %
試験・課題に対するフィードバック方法
課題は、解答を配布しますので各自復習を行ってください。質問等は、講義内で説明し全体で共有します。
学生へのメッセージ
1. チャイムが鳴ってから20分以上の遅刻は原則として欠席扱いとなります。 2. シラバスをよく読んで、授業前の予習および授業後の復習を行ってください。 3. 授業内に行う課題は、原則として次回の授業で返却し解説を行います。
オフィスアワー
毎週木曜日16:40-18: 40(授業を行う教室、非常勤講師控室)
教科書・参考書
教科書:なし。
講義資料は、事前にCoLSにアップロードしますので、印刷もしくはPCへダウンロードし、講義に持参してください。
参考書:カラー版 ベアー コノーズ パラディーソ 神経科学 脳の探求 改訂版 
 マーク・F・ベアー (著), バリー・W・コノーズ (著), & 2 その他