講義情報
講義名: 生命科学(集中講義)
教員: 塩瀬 治
単位: 2
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:秋学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:曜 0時限
金曜 5時限
科目番号(科目ナンバリング)
XAAA101A
授業のテーマと目標
テーマ
ミクロの観点とマクロな観点から生命を科学的に探究するためのテーマについて扱う。ミクロでは「DNAとは何か」「遺伝子組み換えとゲノム編集」マクロでは「自然とは何か」「ビオトープとニッチ」「持続可能なな自然と共存する社会のために」ついて扱う。個別であることと普遍的であることの両面から自分の生命観を豊かにしていく。また最新の科学観をハンス・ロスリング氏のファクトフルネスや福岡伸一氏の動的平衡、ゴリラ研究者の山極寿一氏の「生物的なヒト」などを教材に紹介する。
目標
教材として最新の医学、科学番組で紹介された番組、ドイツの生物科学教材などを用いて、生命科学の多面的で複雑なテーマについて要点を理解する。その事によって最新の科学が人類にもたらす夢と危うさ、これからの未来に求められるべきし新しい視点を開いていく。
卒業・学位授与方針(ディプロマポリシー(DP))との関係
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身につけるべき学士力
A-1:文化・社会と自然に関する知識を理解できる。
A-2:意見や立場の違いを理解し、受け入れることができる。
B-2:意見や立場の違いを理解し、受け入れることができる。
C-6:獲得した知識・技能を総合的に活用し、課題に適用し、解決できる。
D-8:自然や社会的事象について、様々な表現方法を用いて分析し、他者に伝達できる。
D-9:情報や知識を多角的・論理的に分析し、表現できる。
D-10:既存の知識を活用して、新しい価値(アイデア、生産物、方法等)を生みだせる。
授業の内容と計画
第1回
人間とは何か 授業全体の概要説明
第2回
自然とは何か 生態ピラミッドの教材を作成
第3回
自然とは何か  ドイツの環境教育
第4回
バイオミミクリーとは何か
第5回
人間と自然 子どもの成長と学校空間との関係
第6回
第2の地球を作るバイオスフィア2の実験からの教訓
第7回
遺伝子組み換えとゲノム編集について
第8回
IPS細胞とAIの先の世界像

第9回
人間と自然 子どもの成長と学校空間との関係
第10回
ファクトフルネスについて学ぶ 分断本能、ネガティヴ本能 直接本能
第11回
ファクトフルネスについて学ぶ 恐怖本能 過大視本能 パターン化本能
第12回
ファクトフルネスについて学ぶ 宿命本能 単純化本能 焦り本能
第13回
「動的平衡」とは何か
第14回
生物としての「ヒトの未来」
持続的可能な社会を想像していくために(総まとめ)


定期試験:実施しない

※授業の進行によっては、変更する場合がありうる。
事前学習・事後学習
テキスト「ビオトープと地球市民」を使用。毎回の授業内容はパワーポイントの資料を配布し、次の授業のための課題を与えることもある。レポート作成のために授業後の感想や学んだことの学習ノートをしっかり作成することが重要である。
ICTの活用
コンピューターやプロジェクターなどを活用して資料の提示や共有を行う。みんなの意見。考え方・作品を共有したり、比較検討したりできるようにICTを用いた授業を行う。
実務経験を生かした授業の実施
実務経験:高等学校 や専門学校で実施した授業を生かした授業を実施
実務経験を生かした授業の実施ドイツの環境教育、自然観や生命倫理の授業を展開し、最新の生命科学で活躍する研究者の実践、研究内容を紹介する。学んだ内容を基に、これからの社会的な教養として必要な、自分の観点を習得すること
成績評価方法と基準
(成績評価の基準) 授業の目標であるこれからの生命科学を考える上で必要な自分の観点を習得していることを基準にして単位として認定する。(評価方法)授業への参加状況60%、授業中の課題、参加20%、最終レポート20%
試験・課題に対するフィードバック方法
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学生へのメッセージ
毎時間の授業では学生一人ひとりの主体的な参加と発言や課題の作成が求められます。遅刻についてはチャイムが鳴ってから20分以上の遅刻は原則として欠席扱いとなり、遅刻3回で欠席1回になります。
オフィスアワー
授業前後の時間
教科書・参考書
教科書:題名「ビオトープから地球市民へ」著作者 塩瀬 治 出版社 ポラン
参考書: 題名「教育とは何か」著作者 大田 堯 出版社 岩波新書