講義情報
講義名: 物理学
教員: 田中 元
単位: 2
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:春学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:木曜 5時限
科目番号(科目ナンバリング)
XAAA105A
授業のテーマと目標
テーマ
身近な事象を採り上げることで物理的な概念を育成することを目指す。力学の範疇では科学史上の経緯を重視し、重力を端緒としててこの原理(力のモーメント)、重心、大気圧を扱い、これらが机上の計算にとどまるものではなく、人体の作りにも影響することを示す。力に続く物理学上の抽象的かつ身近で重要な概念として、熱、光、色を扱い、これらもまた物理学にとどまらず人間の体や生活に強く作用していることを体験を通じて紹介する。
目標
・力、運動、熱などの概念を正しく把握して、身近な現象を科学的に捉えることができるようになること。・定量的なデータの取扱いと、論理的な思考の積み重ねを訓練すること。・力学的法則を理解し、日常の生活や身のまわりの現象と関連づけること。
卒業・学位授与方針(ディプロマポリシー(DP))との関係
DP-CP1-専門的知識と技能を身につけること。
DP-CP2-研究する力を身につけること。
DP-P1-教養敵知識・技能を身につけること。
DP-M2-他者と関わる力を身につけること。
身につけるべき学士力
C-5:問題を発見し、必要な情報を収集・分析・整理し、解決できる。
C-6:獲得した知識・技能を総合的に活用し、課題に適用し、解決できる。
D-7:情報を構造化し、分析・評価・統合し、倫理的に活用できる。
D-8:自然や社会的事象について、様々な表現方法を用いて分析し、他者に伝達できる。
E-9:情報や知識を多角的・論理的に分析し、表現できる。
授業の内容と計画
第1回
物理量
第2回
速度と加速度 実験編
第3回
速度と加速度 解説編
第4回
運動の法則
第5回
力と運動
第6回
運動エネルギー
第7回
重力による運動
第8回
重力による位置エネルギー
第9回
大気圧
第10回
クーロン力
第11回
磁力
第12回
電磁誘導
第13回
光と色
第14回


定期試験:実施しない

※授業の進行によっては、変更する場合がありうる。
事前学習・事後学習
毎回の講義で何らかの工作や実験または演習を行い、それらをもとに課題を課す。これが事前学習・事後学習に相当する。
アクティブラーニングの実施
毎回の講義で何らかの工作や実験または演習を行うが、これらはすべて履修者自身の手によるものである。
ICTの活用
工作または実験の記録、データの集積にタブレット・スマホを活用する。
成績評価方法と基準
毎回の講義で課題(レポートまたは工作物)を課す(あるいは小テストを行うこともあり得る)。これらの評点を6点×14回とする。また、学期末に講義ノートを提出し、そのノートに評点16点のウエイトを置く。小テストまたは課題の評価、講義ノートの評価ともに欠席した回は対象とならないことに留意すること。提出物に関しては図表・文章その他の完成度をチェックするが、その際のフォーマットをあらかじめ案内する。
以上の集計の結果、90点以上をS、80〜89点をA、70〜79点をB、60〜69点をC評価とする。
試験・課題に対するフィードバック方法
課題あるいは小テストの解説、講評は主に講義の中で行われ、場合によっては解説用の教材を公開する。
学生へのメッセージ
毎回の講義で何らかの工作や実験または演習を行い、それらをもとに課題を課す。課題は原則として次の回の講義時に提出することとする。記録用のA4版ノート(ルーズリーフは不可)、1mm角方眼用紙(いわゆるグラフ用紙)、定規、筆記用具、はさみ、スティックのりを毎回の講義に必携すること。準備を怠った場合、そして課題の提出に不備があった場合は著しく評価を下げる。これは欠席・遅刻の常習に対しても同じである。期末テストを行わない分、平常点を重視せざるを得ない。恒常的に取り組める学生に履修を望む。通常、講義時以外には東京未来大学にいない為、メールによる連絡を主とする。h-tanaka@mailg.shumei-u.ac.jp
オフィスアワー
「学生へのメッセージ」を参照。
教科書・参考書
教科書:なし。
参考書:物理のしくみ (入門ビジュアルサイエンス)小暮 陽三 (著)/講談社(絶版だが、アマゾン等で比較的たやすく入手できる。教科書、演習書の類ではないが、重要なトピックスを網羅し、非常に読みやすく分かりやすく作られている。お薦めできる良書。)やさしく学べる基礎物理/基礎物理教育研究会(編)/森北出版(初めて物理をやる人、苦手な人に、予習用、自習用として薦められる。